ZANMAI BLOG(新アドレス)

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ヤマメ孵化率調査

2022年01月12日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
昨秋11月に相模川支流中津川ダム下で実施した、ヤマメ発眼卵放流の孵化率調査をやってきました。

無事に孵化していれば積算時間から12月中旬頃に浮上を済ませていると想定され、新年早々ですがこの時期に調べないといけません。



発眼卵専用のWVB(バイバートボックス)を引き上げ、死卵をカウントしています。



こちらでは虫かごを調べています。孵化率を調べるのにはWVBや虫かごが適しています。



塩ビ管で直まき放流した箇所も石積みを崩し、出来るだけ調べました。

結果ですがほぼ期待通り、全体として高孵化率と呼べる95%以上の孵化を確認。死卵ゼロだった箇所もあれば一定数出た箇所もあるなど、多少のバラツキはありましたが、これには複数の要因が考えらるので今後の課題とします。





支流は昨年に続き100%近くの孵化率でした。上の画像には浮上しきっていないヤマメ稚魚の姿が複数匹写っています。わかりますか?



貴子さんが温かいスープを準備して、調査を終えた皆さんをお出迎え。

秋にもっと親魚が残っている環境を作るのが目標。高孵化率を得られたこと自体は喜ばしいのですが、スタートラインに過ぎません。川に力が残っていなければ河川環境を根底から変えなけばなりません。改善では追いつかないと言うことですね。そういう意味でまずはひと安心かもしれませんが、釣り人など関係者でやるべきことは山積みです。

参加の皆さんお疲れ様でした。またあらためまして、ハンドクラフトエキシビションでのチャリティーなど、ご寄付をいただく皆さまに感謝いたします。

主催:キャッチ&クリーンおよび森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活PJ
協力:中津川漁協ほか
レポート:小平


ヤマメ発眼卵放流、中津川にて

2021年11月16日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
後日キャッチ&クリーンブログにも掲載されますが、こちらを見てくださる方も多いのでご報告です。

先の週末14日に相模川水系中津川にて、漁協組合員やキャッチ&クリーンスタッフ含め25名ほどでヤマメ発眼卵3万粒の放流を実施しました。

放流方法は礫を集めて小さな人工産卵床を作り、そこに塩ビ管からの直まき放流と虫かご放流。ほか、今回初めて発眼卵専用のバイバートボックスを使用しました。



まずは検卵。3万粒の発眼卵を一粒ずつ、出来る限りチェックして死卵を除きます。死卵が一粒でも交じっているとそこからカビが発生しその箇所すべての発眼卵に蔓延し、全滅の可能性があるため、とても大切な作業です。



朝のミーティング。バイバートボックスを使用した発眼卵放流に長い歴史を持つJFFさんからレクチャーをいただきました。皆さん真剣です。















チームワークも年を重ねるごとによくなってきました。昨年も孵化率が高く種川として期待している支流も含め、計50カ所ほどでの作業も無事に終了。

今年は要請がありキャッチ&クリーンの河川清掃は中止しましたが、発眼卵放流は人数を制限することで実施に漕ぎ着けました。それゆえ事前告知も大勢の方へのお声がけも出来ませんでした。ご了承ください。

地元河川のために手際よく作業してくれた参加者さんに感謝。たくさん孵化して、一匹でも多くのヤマメが大きく育ってくれますように。
そうそう、本流でも支流でもよいサイズのヤマメが目視できました。これは間違いなく吉兆です。

主催:キャッチ&クリーンおよび森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活PJ
協力:中津川漁協など

Report by 小平



キックオフイベント

2021年04月14日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
先日は相模川水系・中津川の河川敷で開催された、EXPLORERSさんのキックオフイベントへと出向きました。

横浜の釣り具やであるEXPLORERSさんにはかねてから、我々のライフワークである「森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活PJ」へ賛同をいただいてきました。当日はEXPLORERSさんが主催する「Kanagawa Trout Derby2021」を兼ねたキックオフイベントでした。





参加者全員が感染には充分に気をつけ、無事に終了。

閉会を見届けて対岸の漁協へと、幸い漁協組合長がいらしたので色々話をさせてもらってきました。
中津川のキャッチ&リリース区間設定は来年度スタートに向けて順調らしく、ここはひと安心。

ただどこからともなく、C&Rは期間限定になるとの噂を耳にしています。C&Rは通年で設定し、レギュレーションと周知徹底、アユ師などの皆さんから理解を得て初めて効果が出せるものだと思うので、もしその噂が本当なら声を大にして「漁期内いっぱいでお願いしまーす!!」

ヤマメも大事、アユも大事。両立させましょう。

キックオフイベントでは発起人として挨拶のあと、ゆるーく試投会をやらせてもらいました。
お気に入りモデルを見つけてくれた方もいたみたいですよ。新作やプロトも登場、プロトってなんだか隠しがちですが、もう長くテストしているものは試行錯誤を見てもらうのもアリでしょう。

EXPLORERSさんのKanagawa Trout Derby2021、県内なら川や湖を問わないそうです。お問い合わせやエントリーはお店までどうぞ。

photo by EXPLORERSさん
report by 小平

ヤマメの孵化を確認してきました

2020年12月12日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
先週末はライフワークとしている、「キャッチ&クリーン」および「森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活プロジェクト」でヤマメの放流を実施しました。

様子をブログに掲載しました、よかったら下記リンクよりご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/moritokawatoumiwotunagu

ヤマメ放流後は11月15日に実施した発眼卵埋設放流の事後調査もやってきましたよ。





無事に孵化してくれた、たくさんのヤマメ稚魚たち。嬉しかったなあ。


ここにきて世の中は再び嫌な雲行きですが、ルアー制作にライフワークと元気にやってます。

発眼卵埋設放流

2020年11月17日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
11月15日、快晴。キャッチ&クリーン・森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活プロジェクトでは、相模川支流中津川および枝沢にてヤマメ発眼卵12.000粒の埋設放流を実施しました。









水温は中津川で12℃、枝沢で11℃。いつもヤマメ幼魚や発眼卵をお願いしている養魚場の、湧水を使った飼育水が現在11℃なのでほぼジャストです。
昨年は発眼卵放流後の大型台風直撃で壊滅的打撃を被りましたが、今年は安定しているので期待をしています。







今回は事前告知とお声がけは極力控え、昨年の発眼卵放流参加者を中心に18名で実施しました。ご理解ください。
皆さんかなり手慣れてきて、来年はもっと多くの発眼卵を準備したいと思うほどでした。

いつもご支援・ご声援をいただく皆さま、誠に有り難うございます。参加の皆さんお疲れ様でした。

キャッチ&クリーンおよび森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活プロジェクトより
Photo&Report by 小平

たくさんの人に会った一日。

2020年02月25日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
一昨日はライフワークの活動仲間が主催し、勉強会を兼ねたチャリティーイベントがありました。

内水面試験場の遠藤さんも顔を出してくれましたし、私も少し長く話をさせてもらいました。ベースは共有しなくてはなりませんからね。

残念ながら中座させてもらい、都内でフライのハンドクラフト展帰りの方々との会合へ。朱鞠内湖漁協の中野さんがセットしてくれたこの集まり、アウトドアのフリーペーパー主宰者、写真家、北国のイトウ研究者、神奈川の若き魚類研究者、観光協会の方などこれまた楽しくてついついハシゴ酒。

どちらの集まりも川のこと、魚のこと、熱く語るメンバーばかりだったなあ。とても刺激になりました。

たくさんの人に会えてよい一日でしたけど、飲み過ぎて翌日は二日酔。





イベントスタッフの皆さん、取りまとめ役の木岡さん、コロナ騒ぎの中本当にお疲れ様でした。よいイベントでした。


第19回さがみ自然フォーラム

2020年02月03日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
今週2月6日(木)~2月11日(火・祝)、厚木で第19回「さがみ自然フォーラム ~豊かな自然の保全・再生~」が開催されます。

仲間とともにライフワークとしている「Catch&Cleanおよび森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活PJ」でも当フォーラムへ初めて参加することになりました。

詳細は「森と川~活動報告ブログ」に先ほど掲載しました、下にリンクを貼りますのでそちらをご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/moritokawatoumiwotunagu

昨日ようやく展示用データを作り終えたところ、告知が遅くなってしまいました。

私も週末が中心ですが会場にいます。遊びに来てください。

二度目の放流会

2019年12月02日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
「森と川と海を繋ぐ相模川サクラマス復活PJ」による二度目の放流会が開催され、晴天のもと無事に終了いたしました。

「森と川と~」活動報告ブログに簡単ではありますが、当日の様子を掲載しました。

https://blog.goo.ne.jp/moritokawatoumiwotunagu



漁協さんへのレポート、先のキャッチ&クリーン補助金申請書類作成などまだまだ仕事は残っていますが、まずはこれにて今年のフィールド作りに関わる行事はすべて終了です。いやあひと安心。

ひとえに参加、協力いただく皆さまのお陰です。いつも有り難うございます、あらためて御礼申し上げます。

小平

発眼卵放流

2019年10月06日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
いつもお世話になっている養魚場さんと電話で打ち合わせをしていたら、サクラマス発眼卵を寄贈いただけることになりました。

そこで急ぎ漁協に連絡を取り放流の承諾をもらい、放流場所リサーチののち、有志にて産卵床整備および発眼卵放流を実施してきました。

写真を中心に「森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト」ブログに掲載しました。

https://blog.goo.ne.jp/moritokawatoumiwotunagu



リサーチの様子。





発眼卵埋設放流の様子。

助力、アドバイスいただいた皆さん有り難うございました。皆さんお疲れ様でした。

Report by 小平


相模川ダービースタートイベント。

2019年03月11日 | 森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト
3/9にエクスプローラーズさんの`相模川サクラマスダービー`スタートイベントが相模川河川敷で開催されました。



他県から足を運んでくださった皆さんも少なからずいて、地元の皆さんと少しずつ交流を深めていたようです。素晴らしいこと。

釣果が出てくれることを願うばかりです。




3/9の読売新聞朝刊、神奈川版。

「森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト」お知らせブログです。
https://blog.goo.ne.jp/moritokawatoumiwotunagu

Photo&Report by 小平