夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ピーター・スワンソン著「そしてミランダを殺す」 (創元推理文庫)

2021-01-19 19:46:46 | 本と雑誌

 

 

 

妻の浮気を知り その嘘つきぶりにも怒りがおさまらないテッドは 空港で赤毛の美女と知り合う

偶然にも同じ便の乗客となり 彼女は彼の妻を殺したい気持ちを後押しする

 

赤毛の女性とテッドは殺人計画を

 

けれど先手を打ったのは浮気している妻のミランダ

 

テッドは殺された

 

ミランダを別の名前で知っていた赤毛のリリー

 

彼女は過去にミランダに苦い思いを味合されていた

 

テッド ミランダ リリー それぞれの視点で綴られる物語

 

殺人事件が起きてからは刑事の視点でもつづられる

 

そしてー

天網恢恢疎にして漏らさず・・・

 

殺人の証拠が出てきてしまうことを示して 物語は終わる

 

解説は三橋暁(みつはし あきら)さん

 

訳者は務台夏子さん

 

 

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望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ・15 ~劇中劇の悲劇~」 (双葉文庫)

2021-01-18 20:21:55 | 本と雑誌

 

 

無事に二人揃って日本へ帰ってきた家頭清貴と真城葵

画家として生きると決めたはずの円生は新しい作品を描けずにいる

 

清貴達と親しい小説家は 清貴をモデルにしたミステリを書き上げ 読んでほしいと「蔵」に持参

 

 

 

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望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ・14 ~摩天楼の誘惑~」 (双葉文庫)

2021-01-18 20:06:29 | 本と雑誌

 

 

大学生の真城葵(ましろ あおい)の恋人は京都生まれ 京都育ちの生粋の京男の家頭清貴(やがしら きよたか)

骨董品店「蔵」を手伝う清貴は 店を継ぐ前に見聞を広めよとの祖父の教えに従い様々な業種を体験中

現在は小松の探偵事務所を手伝っている

 

清貴と過ごすうちに「鑑定眼」を養うようになった葵は 女性キューレーター育成に参加するため渡米することになる

同じ頃 清貴は上海(13)に渡り 葵を人質にした脅しを受けていた

 

清貴の依頼を受けて葵をひそかに守る美青年・利休

そうと知らぬ葵は育成メンバーを選ぶ試験に挑戦

続いて更なる課題を与えられる

 

利休の恋あり

大人たちの過去の物語あり

 

そうした中で 迷いをとく葵

相思相愛でも ことごとく面倒くさい

まあ それが若者というものか

 

 

 

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ちょっと元気が出る土曜日

2021-01-16 19:25:49 | 子供のこと身辺雑記

モノが壊れる時って そろそろ危ないかなーって時と え?そんな急に しかも忙しい日になんて時も

でもって壊れられると焦る

15日は金曜日で 姑の家にお寺さんが読経に来られる日

朝早くから姑の家に行ってないといけない

 

朝食の時に急須にお茶用のお湯を入れようとしたらーエアポット 押せども出ない

夜 姑の家から帰りにホームセンターで買おうと決めて

 

姑の家でご住職が来られるのを待っていた・・・

待てども待てども来ない

午後になっても来ない

 

姑の家の夕刊は3時半から4時の間に届く

夕刊を取りに門まで行くと郵便受けにお寺さんからのお知らせ葉書が届いてました

例の中国発の武漢肺炎 いつのまにかコロナなどとふざけた太陽冒涜名前に変わった病気のせいで!

緊急事態宣言

出ている間は各家への「おまいり」は自粛 中止です

ついでに「おまいり価格」の値上げもお知らせ

別に葉書でのお知らせでもいいけれど せめて前日に届くように出せなかったんでしょうか

ずっと待っていたんですけれどーー;

暮れも何か分からないお金を振り込んでくれーと郵便受けに入れてあり

振り込んだのですけれど

 

お寺さんも経営難なのか・・・

でも あんまし「お金 お金」で来られると 有難さも失せるような(笑)

 

金曜日は主人の帰宅が遅い日で 姑が夕飯を食べるのに1時間かかって

 

こちらはかなり焦って帰り道 ホームセンターに車を走らせました

ホームセンターもいつもより早く閉店してしまうので

 

 

 

今迄使っていたのより 少し小さいサイズしかなかったけれど

背に腹は代えられません

中身確かめて 箱を抱えてレジに走りました

 

ZOUJIRUSHIの「押すだけポット」

 

ところで新ドラマ「ウチの娘は、彼氏ができない」にかわいい象印マーク出てて

確かに可愛いものね このマークなどと思ったのでした

 

今週を振り返れば 13日は長男が内科受診 病院が終ってから姑の家に駆け付け 急いでお昼ーといきたかったのですが

前日に続いて「起きたくない」とずうっと眠っていて やっとトイレに行けば紙オムツはぐっしょりでズボン下からズボン 全部お着換え

火曜日水曜日とずっと眠っていたためか 木曜日は普通にお昼を食べてくれて 午後2時の蜂蜜入りホットミルク

午後4時にヤクルト

トイレもよく行ってくれて 夕方の大相撲をしっかり観て

土曜日は夕飯前に 主人が帰宅して姑を二人がかりでお風呂に入れて

主人いわく「ずっと文句ばっかり言う 一人やと絶対入れられん」

 

トイレに連れて行く時もそうですが 姑は「もうあかん」と急に力を抜くので 下手するとこちらもこけそうになるんです

 

たいしたことをしているわけではありませんが 土曜日が終ると ほっとします

取り敢えず 日曜日は自由時間

 

なんだか ずうっと疲れがとれない気がして

生来ナマケモノゆえか(爆)

 

イマイチ気力が どうもへたりぎみ

それで ついついコメント欄を閉じてしまっています

 

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ピータースワンソン著「ケイトが恐れるすべて」 (創元推理文庫)

2021-01-15 20:39:56 | 本と雑誌

 

 

母親を介した話で 会った事が無い又従兄のコービン・デルと半年間住居を交換し暮らすこととなったケイト・プリディー

過去に恐ろしい体験をしたケイトは ロンドンからボストンに向かう道中もパニックを起こしそうになる

 

コービンの部屋は ケイトの部屋よりはるかに広く豪華だった

コービンは仕事でロンドンに暮らす必要があったのだ

 

ケイトは目標の為にボストンで学ぶつもりだった

コービンの隣室の女性が殺されており その女性オードリーと向かい側の部屋に住むアランは オードリーがコービンと付き合っていたと話す

 

ケイトとEメールのやりとりではコービンは それを隠す

 

そしてオードリーを想っていたというジャックと名乗る男

 

コービンの部屋では おかしな事が続く

描いた絵が少し変わっていたり 出したはずの猫が いつの間にか部屋の中に戻っていたり

 

過去の事件のせいで 自分がおかしくなっているのかとも思うケイト

 

眠っていたケイトの前に不意に現れた男はコービンだと名乗る

けれど彼は襲われ ケイトも刺される

 

過去 コービンの周囲で起きていた女性の失踪

彼女達は殺されていた

 

物語の語り手はケイト アラン コービン ジャックと名乗る男 ロバータ・ジェイムズ刑事

それぞれの視点で

 

解説は川出正樹さん

 

 

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ロバート・バー著「ヴァルモンの功績」 (創元推理文庫)

2021-01-14 20:57:34 | 本と雑誌

 

 

 

シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルと親交あり

親しさゆえのパロディも書いた

そのホームズ物の掌編も含む 探偵ヴァルモンの事件簿

 

時代感を出す為か独特の文体で翻訳者が敢えて書いている

そのクセのある文章は読み手を選ぶきらいはあるが

 

名探偵は期待しないで読んでほしい

 

解説は日暮雅通さん

 

翻訳の田中鼎(たなか かなえ)さんによる あとがきもあります

 

 

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高野和明著「6時間後に君は死ぬ」 (講談社文庫)

2021-01-13 20:05:43 | 本と雑誌

 

 

「6時間後に君は死ぬ」

死を教えられた美緒は 教えてくれた相手の言葉を信じる出来事に遭遇

 

教えてくれた青年・圭史と 自分の死を避けるべく動くがー

 

 

 

「時の魔法使い」

未来は幼い頃 行方不明になり 自分が消えた間のことを覚えていない

その消えてる間の自分と出会ってー

 

 

 

「恋をしてはいけない日」

簡単に男と別れてきた女

そんな女が別れたくない相手と出会ったけれどー

 

 

 

「ドールハウスのダンサー」

夢を見て努力して 努力して それでもかなわない夢がある

魔法のような不思議なできごと

誰かが誰かの幸せを願っての不思議

 

 

「3時間後に僕は死ぬ」

自分の死を知ってしまった圭史

助けられてから圭史にずっと想いを寄せていた美緒も頑張る

頑張れば 運命だって変えられる

 

 

 

「エピローグ 未来の日記帳」

どう生きるかで変わる未来

 

どう変わっていくのか 変えていけるのか

選ぶのは自分

自分の生き方

 

 

 

 

解説は映画監督の小中和哉氏

 

 

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高野和明著「13階段」 (講談社文庫)

2021-01-13 19:55:45 | 本と雑誌

 

 

 

無実かもしれない人間がいて いつ死刑が執行されるかわからない

 

喧嘩から相手が死んで服役していた青年

 

職務で人を死なせた男

 

青年は十代の頃 異性と旅行 補導されたことがある

 

冤罪なのか

死刑が執行されるまでに その無実の証拠を見つけることができるのか

 

青年が抱えていた秘密

 

 

色々考えさせられる小説でもある

 

けれど やはり罪は罰せられるべきだと思います

 

解説は 宮部みゆきさん

 

 

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若竹七海著「さよならの手口」 (文春文庫)

2021-01-12 20:12:05 | 本と雑誌

 

 

葉村晶(はむら あきら)シリーズ

「依頼人は死んだ」

「悪いうさぎ」

「さよならの手口」

「静かな炎天」

「錆びた滑車」

「不穏な眠り」

 

最新作ーと言っていいのかなー「不穏な眠り」では 書店の二階に仮住まいとなった女探偵の葉村晶

本作「さよならの手口」では まだ岡部巴が大家の「スタインベック荘」シェアハウスで暮らしている

物語 冒頭 気が合う人間と思えた女性はド厚かましい犯罪者

全く不運な探偵だと思う

書店の仕事で出向いた先で 死体の頭蓋骨とごっつんこ

入院した先で不毛な依頼に遭遇

 

追えば追うほど行方不明の人間が増える

死期近い女優

消息不明の娘

 

殺しているのは・・・・・

 

探偵仕事の他にも警察とのあれこれ

葉村の怪我は増える

 

全身創痍のぼろぼろ体で殺人犯ととっくみあい

 

葉村は不器用な人間だ 調子よく要領よく器用に振る舞うことができない

正直者は貧乏クジをひく

 

一所懸命に動いて 事件が片付いても

 

何処かに もっと良い行動がとれたのではないかと罪悪感を

 

それなのに彼女は探偵であることに拘りたいようだ

 

そして彼女は探偵だった

探偵のきちんとした資格ある

 

本人は書店の店員と思っていたが

その書店は探偵の仕事ができる手続きもしていた

 

書店の店員にして白熊探偵社の 現在のところ ただ一人の探偵

これに葉村も知らない間になっていた

 

 

解説は霜月蒼さん

 

作中登場人物によるミステリ案内も巻末にあり

著者による「あとがき」もあります

 

 

 

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一月中なら初詣 密は避けて下さいーと神社さんにもありました

2021-01-11 15:29:33 | 子供のこと身辺雑記

朝起きたら 今にも降り出しそうな曇り空 雨になったら嫌だなと思っていたら どうにか晴れてくれて

そして少し暖かい

 

無事に二度目の初詣(先日は近所の神社さんだけだったので)できそうと 一安心

 

 

朝ご飯代わりにぜんざいを食べて♪

 

昨日 主人から「白菜とみかん買ってきて」と頼まれた買物あり

どういう道順で回ろうかと しばし思案

 

すると長男が「プリンターのインクと用紙を買いたい」

自宅からだと一番近いのはトイレのリフォームもお願いした大型電気店

まずそこに寄って 私は駐車場で車で待ってて 長男は買い物に

近所の神社さんは信号向こう

神社さんの駐車場に消防車があると思ったら お正月飾りなど燃やす「どんど焼き」を消防団の方がされてました

 

次に今日の一番の目的の姫路の総社さんに

地下駐車場に車を置いて 階段上がって神社さんまで歩きます

 

成人式の日でもあったためか ちらほらと出店もあって 女性の猿回しさんがお猿の芸を見せていました

 

 

 

 

 

 

 

出店大好きな私

姑や主人へのおみやげに焼きそばとひとくちカステラなど買いました

 

それからケバブ

ぶらさげたお肉から削り取って 焼き直してカップに入れてドレッシングと野菜 蓋もしてくれて

あとロングポテトも一緒に買いました

異国の方が店主でしたが 日本語が日本人より発音も綺麗でした

 

地下に降りて車に乗って今度はスーパーへ

頼まれた買物プラス 自宅の食糧品も少しだけ買って

 

で 姑の家へ

 

姑が丁度 お昼ご飯を食べていたので 食べ終わって寝室に落ち着いてから

今度は主人の車で そちらの神社さんへ初詣

熊手と破魔矢も姑の家のも買って(行けない姑の代わりに)

 

おみくじ引いたら 姫路の総社では大吉だったのに

小吉でした こちらでは

少しの間に運気が下がってしまった・・;

 

数日前 播磨のかきのおいしいお店の案内広告が新聞に入っていて

 

 

 

 

 

姑の家からの帰り道に寄れる場所もあったから 車のナビ頼りに行ったら

 

どう見ても近くにそういう施設は見えないのに

付近です 案内を終了しますー

 

お おいーと思いつつ

後部座席の長男がスマホで調べてくれて

スマホのナビを信じて進めば やっと看板・・・・

 

だけど目当ての店は休業ーーーーーー

行く前にネットで調べたら 海産物も変える土産物屋さんもあるとのことで とても楽しみにしていたのに

うまくはいきません

姑の家の方角とは相性が悪いのかも

 

仕方なく

帰路にある和食のお店に寄って食べてきました

 

 

 

 

 

 

それでも「美味しかった」と満足してくれた優しい長男

 

長男は牡蠣が好きなので たまには美味しいものを食べさせてあげたかったのだけれど

今度は間違いなく商売しているお店に行こう

 

 

お正月飾りは毎年 戎さんに持っていって神社さんで燃やしてもらうのですが

中国の武漢で始まった原因不明の流行り病の為に 今年の戎さんは行われませんでした

 

九日十日とある戎さんでは 近所の町内の住人が毎年 屋台で様々な主に食べ物を販売

つきたてのお餅で黄な粉餅 伸し餅数種類 福餅として

熊手

焼き鳥 唐揚げ おでん 巻き寿司 いなり寿司 うどん フライドポテト ドーナツ

飴に駄菓子

あれこれ売られていて お詣りしてお守り買って おみくじ引いて

いっぱい食べ物を買い込んで帰るのが毎年の愉しみでした

 

とっても残念です

それに子供の頃から行く神社さんなので 友人や知人もいて会って言葉をちょっと交わすのも行く楽しみの一つでした

 

 

禍福はあざえる縄のごとしーなどと言いますが

どうかどうかいっぱいの福が 

満ち満ちる年となってくれますように

 

 

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頼れる背中

2021-01-11 09:43:43 | ペット

 

 

 

 

 

犬の背中が好きだ

座っている犬の後ろ姿が特に

特に白いコ(ラン)の後ろ姿は もう何が来ようと安心 そう思える

どっしり構えていて

 

時には同じ家の犬たちからすら 私を守ろうとしてくれる

洗濯物が入ったカゴを運んでいる時とか 他の犬が近付きすぎて私の足元を邪魔するのを

さらりとその背中で食い止める

 

つまずきかけるとランの背中が手元にくる

 

どれだけ「守る」意識が強い犬なのだろうと感心する

 

 

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お兄ちゃんの傍にいたいー(by瑠奈)

2021-01-10 21:19:52 | ペット

明日は鏡開きなので 自宅と姑の家と二軒分の小豆を煮た

 

 

ちょっと味見

 

 

でもって長男にも味見の小豆をちょこっと渡したら

 

 

 

 

 

長男の座る位置の背後にある隣室のソファーの背もたれの上から体を半分 建具に隠して こっそり長男を見ていた瑠奈

 

パソコンいじりを止めて 小豆を食べ始める長男の姿に

ーわたし 傍に行ってもいいのよね 邪魔にならないのよねーとばかりにソファーの背を降りて座椅子の背もたれ伝いに長男へと移動中

長男が何かの作業をしている時は くっつかず邪魔にならないように ちょっとだけ離れて居るようです

 

 

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のんびり日曜日

2021-01-10 09:33:43 | ペット

庭に面した掃き出し窓の前で三匹くっついての日向ぼっこ

 

 

 

 

 

ちょっと いえかなりぼけてわかりにくいですが

黒いコ ジャーマンシェパードのマリーの背中には 私がナマゴミ用の穴にひっくり返した素麺がのっかたままだ

(私は庭に穴を掘って 料理などで出る生ゴミを埋めています)

穴の上で生ゴミをひっくり返していたら おいしいものがあるのではーと寄ってきた

食い意地マリー

ぶるんと体を揺らして 払い落せばいいものを 乗せたままでいる

仕方ない 拭き取りにいこう

犬用のボディタオルを持って

 

 

 

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若竹七海著「不穏な眠り」 (文春文庫)

2021-01-09 20:38:45 | 本と雑誌

 

 

葉村晶( はむら あきら)

性別・女 国籍・日本

東京都吉祥寺の住宅街にあるミステリ専門店の店員にして その書店が半ば冗談で始めた探偵社のただ一人の調査員

もろもろの事情により現在は書店の二階に仮住まい

 

そんな女探偵・葉村晶を主人公にするシリーズ

彼女は不運なのか やたら怪我をする

今回は短編集

 

「水沫隠(みなわがく)れの日々」

友人の遺児で出所間近い女を迎えに行って確実に送り届けてほしい

病気で死期が見えた女の願い

死んだ親友の代わりに育てたが 余りの素行の悪さに・・・

 

 

「新春のラビリンス」

大晦日の仕事を終えた場所で女の死体が見つかった

その場所は何かが出るとか呪われているとか そんな噂もある場所で

 

 

 

「逃げだした時刻表」

葉村の働く書店でのイベントに借りだした品が盗まれた

あれこれずるい駆け引きがあったのか

盗んだのは持ち主の孫

その孫も盗まれてー

 

 

「不穏な眠り」

書店の客でもあった老夫婦

その夫が死んで 妻から死んだいとこの事で依頼を受けた葉村

 

調べていくと だんだん穏やかならざる話が浮かんで

 

 

 

解説は作家の辻真先さん

 

丁度1年前になるのかな 女探偵・葉村晶シリーズは

ドラマ10で「ハムラアキラ」としてドラマ化されています

主演はシシド・カフカさんでした

 

 

 

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若竹七海著「錆びた滑車」 (文春文庫)

2021-01-08 22:24:50 | 本と雑誌

 

 

やたら怪我する女探偵 葉村晶

老婦人を尾行

そんな仕事で・・・人が上に降ってきて 怪我をする

それから

 

ある青年が殺される

 

その青年が 殺されたのが何かの間違いであれば良かったのに

 

まるで人殺しをした身内の報い

因果が回ったかのように

青年は殺され

 

葉村は無力感に襲われる

 

おばあちゃんと孫と

 

辛い話だ

 

自分を捨てた女が許せなかった男

 

男を取り戻したくて 動いた女

悲劇の根っこはどこから始まっていたのか

 

 

自分の息子の将来大事で 他の人間は殺しても構わない

他の人間が悪いからとなる殺人者

葉村は そんな人間に襲われる

 

これは殺されてしまった青年への挽歌のようにも思える物語

 

 

 

 

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解説は戸川安宣さん