活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

困った作家たち

2019-10-11 19:46:45 | サポート&パートナー
週刊ポストの「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!」というタイトルの記事が物議をかもしましたが、
作家の深沢潮 は「差別扇動を見過ごせない」と云い、思想家の内田樹は「今後小学館の仕事はしない」と云い、また作家の柳美里 も「人種差別と憎悪を煽るヘイトスピーチ」などと、揃いも揃って、見当違いも甚だしい意見を表明しています。
ものを書くのを仕事にしている人たちが、人の書いたものはまともに読まず、先入観や決めつけで勝手に中身を変えて解釈しているとしか思えません。
この三人には、本当にがっかりしました。

「週刊ポスト」編集部は、「混迷する日韓関係について、様々な観点からシミュレーションしたものです… と慎重な物言いをしているのに、批判に耐えられず謝罪したのは、実に残念です。
“怒りを抑えられない「韓国人という病理」”という記事に関しては、「韓国で発表・報道された論文をもとにしたものとはいえ、誤解を広めかねず配慮に欠けていました」云々と言って、謝罪していますが、実に残念です。

韓国内で医学に携わる「大韓神経精神医学会」の人たちの研究をもとに構成され、彼らの考えを紹介したものであり、文句があるならそちらに言うべきです。
およそ何を書こうとも、誤解を受ける可能性があるのは当然で、それを謝罪などしていたら何も言えませんし、何も書けません。

またタイトルが多少刺激的である事は、全く問題がないと思います。
商業出版として売れなければ困るわけで、スポーツ新聞の、人目を引くための派手な見出しなどを考えれば、手に取って買ってもらわなければならないのですから、多少目を引くタイトルや文言であるのは当然です。

批判している人たちは、そもそもこの「週刊ポスト」の記事を、本当にきちんと読んだのでしょうか?

この記事は、「隣国だから、友として親しく付き合わなければならないーーそんな“固定観念”を一度、考え直すべき時期なのかもしれない」と、至極まともなことを言っています。

「韓国の「反日」が止まらない。
徴用工問題での国際法を無視した賠償請求
海上自衛隊の哨戒機へのレーダー照射など…またGSOMIAの破棄まで一方的に決定してしまった…
いくら日本側が、法と論理、正当な手続きを通じて関係を構築しようとしても、それが通じないのである」

そしてこの特集の結論部分では、先に記したように、大韓神経精神医学会という韓国の医学会の研究をもとに、レポートしています。

「韓国社会の構造を理解した上で、改めて付き合い方を考える必要があるのかもしれない。相手の性格を踏まえて、心地よく冷静な距離感を互いに決めていくーーそれは個人間でも国家間幸せな関係を築くための知恵である」

この文言のどこに問題があるのでしょうか?

まるで、“韓国批判は許さないぞ”みたいな態度であり、物言いです。
逆に韓国がどれほどめちゃくちゃな言い分で、日本を批判し続けてきたかを思えば、実に不当な話です。
筑波大学教授の古田博司氏の唱える「非韓三原則」とも併せて、一人一人が真面目に考えたほうがよさそうです。

この三人の方こそ、「週刊ポスト」や小学館に謝罪すべきです。

私は身内に韓国人がいますし、知り合いの韓国のミュージシャンもいます。
郷里にいる韓国人の家族の方たちには、亡くなった母も私もとてもお世話になりました。
お互いの関係は平等であると感じていますし、どちらかが相手に我慢を敷いたり、また強いられる関係ではありません。

両国民のお互いの関係は平等であるべきで、どちらか一方が言いたいことも言えず、不当に我慢を強いられる関係は、まともな関係ではなく、長続きするはずもありません。

近年日本だけでなく、世界中で、“自由に発言する”ことが難しくなっているように思います。
何か言うと「ヘイトスピーチだ!」と云われ、political corrctness に気をつけてものをいい、性差別にならないよう配慮して発言する…実に窮屈です。
多少の言い過ぎや言い間違い位、許容できる社会で呼吸したいものです。

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お金のケジメ

2019-10-09 13:59:18 | サポート&パートナー
何事もメリハリがないといけないと思いますし、けじめが必要な場面も多々あると思います。

メリハリといっても、物事を行なうときのメリハリもあれば、文章を書いて表現するときのメリハリもありますが、お金に関するメリハリも大事な1つです。

お菓子のカルビーを再建した松本晃さんは、「お金にだらしがないと、企業も人もダメになる」と云っておられますが、その再建にあたって、やるべきことの柱をいくつか設定したその1つが「ワンコイン,アウト」とかいうものでした。

これはどういう意味かというと、会社のお金や仕事用のお金を私用に使ったら、その時点でクビということです。
厳しいようですが、お金に関してはこういうメリハリやけじめが必要です。

ずいぶん前の事ですが、JR (国鉄?)の職員が10円を私してクビになりました。
金額の多少が問題なのではなく、会社のお金を私したということが問題なのです。

これは職場の話ですが、自分の行動についても公私の別をきちんとつける事は、とても大事なことです。

これは個人事業主であっても、己の行動にメリハリをつけるべきは当然で、例えば私用で出かけるときに、定期券の区間を超えて乗車する場合は、その料金については私様の財布から払わなければいけません。
定期券の区間から連続してさらに利用した場合は、後で帳簿上できちんとすべきですし、定期券区間で一旦下車して別の鉄道会社に乗り換える時は、それ以降は私用のSuicaカード等で乗るなど、公私の別をきちんとすべきです。

これを怠ったり面倒に思うようなら、何をやっても上手くいくはずがありません。

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悪い奴だけど、大恩人

2019-10-05 23:45:54 | サポート&パートナー
Wの事は、もう随分時が経った今でも、たまに思い出します。

『世の中にこんな人間がいるのか?! ほんとにとんでもない奴だ!』と思いました。
今風に言えば、「ありえない!」というところです。

午前中指圧学校に通い、午後の時間は空けておきたかったので、夕方から深夜にかけての仕事を選びました。

指圧学校に通う生徒なら、普通働くところは治療院のようなところです。
しかし私は、国家資格を取らないうちに、治療の仕事でお金を受け取ることに抵抗がありましたし、何よりもっといろんな世界を見ておきたいと思ったので、飲食業を選びました。
それで、下宿の近くにあった、高田馬場の深夜まで営業しているレストランで働きました。
ペアで2〜3度来たお客さんの男性に、「近くに僕のお店があるんだけど、1度来てくださいよ」みたいに誘われました。
ペアの女性は、のちにある会社の社長夫人だと分かりました。つまり人妻です。

それほど離れていないところにあったお店は、男性がオーナーではなく、彼は店長でした。

用件は、銀座の博品館ビルに新しくオープンする“フラメンコレストラン&バー”のオープンスタッフになりませんかという誘いでした。

今働いているお店は気に入っていますし、銀座に勤めを変えると、下宿も変わらなければなりません。
しかし、自分からはまず入ってはいかない新しい世界に興味津々の私は、移る決断をしました。

博品館ビルの7階か8階にあったその店は、「エル・ヒラソル」という名前で、スペイン語で“ひまわり”の意味でした( エルは、冠詞のthe )。

入り口側がレストランで、フラメンコの舞台がしつらえてありました。
マジックミラーの向こう側はバーになっており、バーの側からレストランは見えますが、レストランからバーは見えないようになっていました。
さらにカーテンが引いてありましたが、ショータイムにはカーテンが開いてバーのお客さんからもショーが見える仕組みでした。

銀座での新しい仕事は、いろんな意味で勉強になりましたし、個性あふれる人たちにも会えました。
日本で初めて(?)バーを開き、日本ホテルレストラン協会の会長をしていたこともある、銀座の名士・渡辺綱太郎先生に出会えたのは、このお店です。
また今では“マティーニの神様”として、業界では知らない人のいない、バーテンダーの毛利さんに出会えたのも、この「エル・ヒラソル」でした。
またバーには、黒い色でキメた上品な感じの衣装のバニーガールが何人かいて、この衣装を私は気に入っていました。

しかし給料は、Wが約束した金額よりも少ないものでした。
自分の店ではないのに「僕の店」と言ったり、給料が少なかったりと、その後次第に、Wに不信感を持つようになりました。
「悪徳マネージャー」というのが、皆がつけた彼の代名詞でした。

オーナーは銀座の他の処にも店を持っており、そこでは学生が3人くらい働いていましたまが、わりと近くにあったので、給料はフラメンコのお店で受け取っていました。

ある時お店の受付にあるくず入れに、茶封筒が3つ位突っ込んであるのを、スペイン語が堪能な受付のアケミさんが見つけました。
その中に給料明細書が入っており、驚くべきことが明らかになりました。

学生が働いた時間を、Wがすべて2倍に水増しして本社に請求して、余分に支払われたお金を皆自分の懐に入れて、学生にはお金だけを渡して、明細書は封筒に入れたまま捨てていたのです。

コトが発覚して、Wがどうするかと思ったら、皆を集めてこう言いました。
「おいっみんな、俺がすぐにばれるような悪いことをすると思うか?!」
この頃には皆Wの人となりを知っていたので、何があってもくっついていた2人を除いては、皆心の中で、『はあぃ、思います!』と、心の中で答えていたと思います。
Wは続けて言いました。
「実は俺は、この店を良くするために、あるアイディアを持っている。しかしそれを実現するためには、お金がいるんだよ。この件で本社に掛け合っていたら、(了解を得て、お金を出してもらうまで)いつまで時間がかかるかわかったもんじゃない。それで非常手段として、こういう(会社を騙して、お金を得る)ことをしたというわけだ」

ふざけた話です!
誰も納得しないこんな言い訳をして、「じゃあ解散」
その後、このお金を使って、Wがお店のために何かをしたという事は、もちろんありません。

いちいち書いていたらとても終わらない、嘘や悪事の数々。
茶封筒の件に限らず、すぐにばれるような嘘をつくし、ばれるような悪事を働くのです。

Wとは、( 私だけではないのですが )次第に火花が散る毎日になりましたが、半年くらい経ったある日、毛利さんに「おいっ、新造。俺の知っている、赤坂の店でコックをやっている奴が、ホールの人間が欲しいって云ってる。 お前行かないか?」と尋ねられました。
私はすぐに面接を受けることにして、今度は赤坂の、やはり深夜営業をしているレストランに移りました。
このお店「ペルソナ」には、1年間お世話になりました。
ここには銀座で飲んだお客さんが、ホステスさんを連れてきてくれました。
また、お店を手伝ってくれるホステスさんもいました。
銀座にも1人そういう人がいて、そんな人達との会話で、業界の様子が少しわかりました。

私はもともと子供が好きで、1番楽しかったのは学習塾の講師をしていた時ですが、こういう夜の業界は、自分では面接に行かなかったと思いますし、成り行きで入ったこの世界でいろんな経験ができた事は、自分にとって貴重な財産です。

赤坂のマスターは、ある時「新造君、きみっ女性に興味ないんだろ」と言って、オカマバーに連れて行ってくれました。
私は別に女性に興味がないわけではなく、自分ではごく普通だと思っているのですが、でもおかげで、自分では絶対に行かないだろうそんなお店に連れて行ってもらうことができました。
女性に興味がないと言えば、毛利さんにも「新造、お前って本当に女っ気がないなぁ」と言われました。
そう云われれば確かにそうで、返す言葉がありませんが…

Wは、人間としては、確かにある意味最低な奴でした。
でも、私はWのお陰で、銀座や赤坂という、自分では決して飛び込まなかっただろう異質な夜の世界を知ることができ、また渡辺綱太郎先生や毛利さんに会うことができました。
Wが声をかけてくれなかったら、指圧学校の2年間は、高田馬場のお店で働き通しただろうと思います。

Wはとんでもない奴でしたが、間違いなく私の恩人であり、いまでも感謝しています。

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「あんな奴!」が変わるとき

2019-10-03 19:01:17 | サポート&パートナー
「全ての人は見込み客である」というのは、確かにそうでしょうし、そういう意識を持って人に接することはとても大切なことだと思います。

しかし、人というものはやはり相性というものがあり、また生理的に合う合わないというのもあります。
それは常にある感覚であり感情ですから、それを押し殺して物事を推し進めたり、そういう相手と付き合って行くのは、どだい無理な話です。

さらに、こういう人とだけはお付き合いしたくないとか、自分にとってこの点は絶対に譲れない、などというものもあると思います。

たとえそれなりの利益が見込めるとしても、ストレスが大きすぎます。
“ご縁がなかった”と諦めた方が良さそうです。

こんな分かり切ったことをなぜ云うのかと、お叱りを受けそうですが、一つの出来事がきっかけで、相手に対する見方が大きく変わることがあり、そうするとその後の展開は当然変わってきます。

今すぐに思い出す出来事が一つあり、それは小学校5〜6年生の時、地元のボーイスカウトに所属していたときのことです。
なぜそうだったのかは思い出せませんが、とても好きになどなれなく、尊敬もしていなかった先輩がいました。
3つか4つ、年上だったと思います。
意地悪をされた記憶はありませんが、態度が横柄だったのか、あるいは冷たいと感じる人だったのか、よく分かりませんが。

ある時キャンプでテント泊りの時、テントの周りに溝を掘る作業を任され、掘り始めました。

ずっと雨が降っていなかったのでしょう。その土はとても硬く、スコップを強く当てても、あるいは打ちおろしても、少ししか掘れず、力持ちだと自負している自分も、掘る溝の長さを考えると憂鬱になりました。
それでもとにかく力いっぱいスコップを土に当て、少しずつ掘りながら、時折ため息をついていました。

その時です。件(くだん)の先輩が「そのスコップ、貸してみろ」みたいに言って、私からスコップをとって掘り始めたのです。

その早いこと!!
その先輩がスコップを打ちおろすごとに、溝は深く掘れ、そしてどんどん溝は伸びていきます!

『スゴい!!』
私は圧倒され、心から尊敬しました。
こちらから頼んだわけでもないのに、見かねて代わってくれ、作業をしてくれたのです。

その人に対する印象が、全く別のものになった瞬間でした。
その人を見るたびに、感謝の念と尊敬の念が湧き上がりました。

当たり前のことですが、人というものはいろんな面を持っており、必ず何か優れた持ち味があり、また好感の持てる一面があるものです。
それを探す努力を怠らなければ、好きな人の数はどんどん増えて、言い換えれば、見込み客の数は増えるというわけです。

自分が大嫌いな人のことを、「自分はあの人が好きだし、尊敬しています」と言う人がいたら、どんなところが好きで、また尊敬できるのかを、ぜひ聞いてみるべきです。

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