活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

整体メルマガH28,5月号

2016-05-04 09:30:33 | 体の変化
もうすぐ端午の節句です。
古代中国の邪気祓いに由来する様ですが、江戸時代からある日本独自の柏餅は、最近は(男性に人気の)蓬に粒餡のものも売られています。
柏の葉は、新芽が出るまで古い葉を落とさないことから、子孫繁栄の意味合いが込められている様です。

食べ物の話ついでに、もう6年半、果実だけを食べて生活している40歳の男性がいます。
去年TVで紹介されたようですが、驚くことに、骨密度が2若年成人(20~44歳)の3割増だそうです!

http://toyokeizai.net/articles/-/115076

栄養学(というより、生理学)は、まだ分からない事が沢山あるようです。
こういう記事を読むと、食事であまり栄養価とか、気にしなくても良いような気がします。

本題に入ります。
暖かくなる季節に合わせて身体の緩み、具体的には骨盤が開いて下がってきています。
L4(腰椎4番)二側が緩んでいれば、とりあえず季節に沿って変化していると云えますが、腰眼への愉気で、身体によりメリハリが出来ます。
この時期にL4二側が硬いのは、身体が季節に順応していない=不自然と言うことであり、女性なら生理痛や子宮筋腫、卵巣嚢腫の元になります。

最近あまり云わなくなりましたが、(消化器の不調が、頭の働きの低下につながる、二種体癖的傾向が強くなる)「5月病」の時期になりました。
H5(頭部第五)付近の異常な弛みが原因ですが、人によっては逆に、硬いコブのように飛び出している場合もあります。

H5周辺をよく愉気することも一法ですが、H2(頭部第二)からの“穴追い”をすれば、D5(胸椎5番)から上がすべて変化するので、H5も一緒に変わります。
5月は、4月よりも凹みや溝がはっきりしてきて、穴追いの操法はしやすくなっています。

5月は1年で最も変化の大きい月で、身体の感受性も高まるので、古い打撲の痕が痛み出したりする時期でもあります。
忘れていた痛みが戻ってくると、『悪くなったのか?』と不安になる人がいますが、麻痺していたり鈍ったところが、感覚が戻ってきて痛み出すものです。
きちんと直すチャンスであり、喜ぶべき現象です。
(完全に治っているのなら、痛む筈がありません)

麻疹や耳下腺炎、水疱瘡の好発時期なので、もし症状がでたら、風に当てず冷やさない事を一番に、自然に経過させて、身体の健全な発育を図りましょう。