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帆立の詫び状 新川帆立

著者の本は4冊目。前に読んだ小説3冊は、法律ミステリー、企業小説、特殊設定小説とジャンルがそれぞれ違っていて、器用な作家だなぁと感じていたが、本書を読んで、その背景に「エンターテイメントに徹する」という著者の信念があるということが分かっていたく納得した。所々に滲み出る「法律家的思考」、「作家としての目標は自著累計100万部」といった独特の感性、デビューからブレイク後までの様々な出来事についての解説など、バラエティに富んだ内容が楽しかった。(「帆立の詫び状」 新川帆立、幻冬舎文庫)
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