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銀河の片隅で科学夜話 全卓樹

近くの本屋さんでたまたま見かけて購入した一冊。宇宙、数理社会学、学問と倫理、生物学など色々な分野の著者の知見に基づいたハッとさせられる内容が満載のエッセイ集。月が一万年に数ミリずつ地球から遠ざかっているという話は聞いたことがあったが、それによって数億年の単位で一年の日数が短くなっているという記述には驚かされた。また、人間の付和雷同行動に関する社会実験、多数決制度の数学的な妥当性の検証、社会的生物としてのアリの生態の話など、全く知らなかったこと、最近の研究で明らかになったことなど、どれも皆面白くためになる内容。本屋さんで偶然見つけた本がこんなに面白いということで、改めてリアルの本屋さんの有り難さを実感した。(「銀河の片隅で科学夜話」 全卓樹、朝日出版社)
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