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オンライン落語 「白鳥版しじみ売り」

落語評論家広瀬和生氏プロディースによるお馴染みのオンライン落語会。今回も三遊亭白鳥自身最近ほとんどやらなくなってしまったという埋もれた創作落語の名作を復活させるということで、今回は古典落語の「しじみ売り」を白鳥流に改変したという演目。「しじみ売り」という元ネタを聞いたことがないので、聴いていてどこがどう白鳥流なのかはよくわからなかったが、まさに登場人物が乗り移ったかのような古典落語そのものという感じの人情噺を堪能した。しかも後半の対談によれば、1時間の噺のうち後半部分は殆どが白鳥師匠の創作とのことだが、それが信じられないほどこれしかないというしっかりまとまった内容に師匠の新境地のようなものを感じた。後半の広瀬氏と白鳥師匠の対談、こちらも創作落語と噺の合理性、SWAの活動など「へぇ」という為になる話満載で楽しかった。今日の話では、元ネタでは処刑されてしまう鼠小僧次郎吉が生き延びる改変がなされているので、もしかしたら続編ができるかもしれないとのこと。まだまだ色々楽しめそうで嬉しくなった。
(演目)
白鳥版しじみ売り
(対談)
広瀬和生&三遊亭白鳥
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