山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

旭岳ロープウェイを使って大雪山旭岳へ 北海道  平成30年9月29日

2018年10月03日 | 日本百名山
 前日に美瑛町の青い池を訪問してから旭川空港乗り換えで旭岳温泉行の最終バスに乗り夕方の5時30分に旭岳温泉に到着した。本日の宿はまだ使い慣れていないスマホを使って初めて予約してみたのだが、確定までしたはずだったのに・・・確認メールを職場のパソコン宛にしてあったのが失敗だった。宿まで行ってネット予約した者だと伝えたが予約が取れていなかったのである。宿のパソコンを借りて自分のメールを開いてみると、予約に失敗したようで確認メールが届いていなかった。もはや旭川に戻る最終バスの時間には間に合わない時間である。宿が取れなければタクシーで旭川空港か美瑛駅まで戻って旭川に帰るか、はたまたビバークシートを被ってロープウェイ駅軒下でビバークするか?なんとか頼み込んで部屋を用意していただき、一家6人で泊まれそうな大きな和室に一人で泊めさせていただくことになった。ここに泊まれなければ明日の登山は難しくなり山頂無しの観光巡りになってしまったであろうが、泊めてくれたホテルに大感謝である。これで朝1番の6時半の旭岳ロープウェイに乗ることが出来る。

 バイキングの夕食をこれでもかというくらいに腹に詰め込み、10時には眠りにつく。明日の天気予報は晴れ、早朝には星が輝いていることを期待して目覚まし時計は4時半にかける。目が覚めたのは4時を少し過ぎた頃だった。薄明の空に星がちらほらと見えてはいるが薄雲がかかっているようで美しい星空にはなっていなかった。星空の撮影はあきらめて部屋に戻って休み、5時にホテルを出て周辺を散策しながらロープウェイ駅に向かう。


    夜明けの空に輝く月


    お世話になったホテルベアモンテ。泊めていただいて本当に助かりました。


    朝もやのかかる旭岳温泉


    旭岳ロープウェイ駅と旭岳

 ロープウェイは6時半に始発の予定だったが6時前には既に20人ほどの乗客が並んでおり、始発時間より30分ほど早い6時に動き出した。朝一番のロープウェイに乗って旭岳に出発である。


    ロープウェイの窓越しに見る旭岳と紅葉の森


    ロープウェイ姿見池から見る旭岳。偶然にも帰りのロープウェイとバスでご一緒した方が写り込んでいた。


    凍り付く池。山麓はもう氷点下になる。


    チングルマの紅葉と噴煙を上げる旭岳


    姿見の池と朝日

 朝日の昇る姿見の池を見たところで本日のコースを考える。時間は十分にあるので黒岳までの縦走も可能であるのだが・・・今回の最大の目的は紅葉の旭岳である。裾合平側のナナカマドの紅葉を期待しているのだが、この日の出の角度だとこれから裾合平に向かっても逆光になってしまうだろう。むしろPLフィルターの効果が期待できる午後3時ごろのほうが撮影には適している。天気はきわめて良好だし、夕方まで持つはずだ。先に旭岳に登り、間宮岳を経由して中岳分岐から裾合平に下りる周回コースを選択する。まず目指すのは旭岳山頂である。


    眼下に雲海が広がった。


    見下ろす姿見の池


    トムラウシから十勝岳の稜線。いつかは歩いてみたいコース。


    十勝岳連邦。紅葉はいまひとつのようだ。


    旭岳を見上げる。薄雪を被った右側が山頂。姿見の池あたりから見える尖ったピークは左側の山。


    噴煙のあがる谷を見下ろす


    同上


    見上げる旭岳山頂。


    黄色い苔の生えた岩


    トムラウシ山から十勝岳の稜線と眼下に広がる美しい谷


    トムラウシ山を遠望。紅葉しているがいまいちに見える。


    ここを登れば旭岳山頂。


    山頂到着。

 さほど急な傾斜も無くちょっと心配していた雪もほんのわずかでアイゼン装着無しで全く問題無かった。三脚をずっと担ぎっぱなしで写真を撮りまくって登って来たため、到着は10時になった。


    これから向かう間宮岳から中岳方面。


    向こうの黒いゴツゴツした山は白雲岳。

 前日までの曇り空が嘘のように晴れ渡ったこの日は山を楽しむにはこれ以上無いというほどの絶好の天候となってくれた。急いで歩くのはもったいない。旭岳山頂まで4時間かけてゆっくり登って来たこともあるのだが、さほど厳しいルートも無くほとんど疲れも無し。賑わっている山頂は苦手なので記念撮影して休憩せずに間宮岳側のルートに進む(続く)。

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