山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

キバナハナネコノメを訪問 令和3年3月27日

2021年03月30日 | 渓谷
 山梨県県南部の渓谷に咲くキバナハナネコノメだが、別の渓谷にもあるのではないかと探索しているが未だひとつの渓谷沿い以外は見つかっていない。今年も一度下見に行っていて、その時はまだ蕾だったがいよいよ見ごろを迎えていると花仲間から連絡が入った。さらに、少し変わった色の花が見つかったらしい。さっそく見に行ってみる。


    満開のキバナハナネコノメ。この花はハナネコノメのように密集しては咲かないようである。


    渓谷沿いに咲いたキバナハナネコノメ。


    ノーマルな黄色。


    ちょっと変わっているのがこの花。


    クリーム色のキバナハナネコノメ


    さらに変わっているのがこの花


    少し黄色い部分があるが、ほぼ真っ白なキバナハナネコノメ。普通のハナネコノメソウと区別が出来ない。

 今まで見て廻ってきた渓谷では、キバナハナネコノメと普通の白いハナネコノメが一緒に咲いている場所は無く、おそらくこの場所の白いハナネコノメはキバナノハナネコノメの白花と見るのが妥当ではないかと思う。ではクリーム色の花はどうなのだろうか?交雑なのか、それとも中途半端に色が薄くなったものなのか?分からないことが多いが、学者ではないのであまり深く追求しようとは思っていない。


    面白いものを見せていただきました。


    イワボタンも咲いていた。


    何だか良く分からないスゲにまた出会った。


    以前に別の渓谷の林道沿いで見かけたものと同じものであろう。黄緑色の雄小穂と、緑色の細い鱗片がある雌小穂、苞葉無し。


    おそらくはヤマオオイトスゲと思うのだが全く確信は無い。2ヶ所で見つかったということはそれほど珍しいものでは無いのだろう。

 桜の花が見ごろを迎えているので、桜の木の大木に着生しているシダを見に行ってみる。


    シダレザクラの花の奥にある原始的なシダ


    マツバラン


    桜の花と一緒に写したのは良いが、空模様が曇り空になってしまいいまひとつ桜の花が映えなかった。

 植物は分からないことが多いが、だからこそ面白いのだと思う。写真もなかなか思ったような良い写真が撮れないからこそ面白いのだと思う。

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篠井山探索 令和3年3月27日

2021年03月30日 | 山に咲く花
 医療関係者である私はファイザー社製コロナワクチンの2度目の接種を3月25日に終えた。発熱や倦怠感を訴える人が半分ほど居るという話を聞いていたので、接種直後から消炎剤鎮痛剤を内服し、翌日は接種部の痛みと軽い頭痛があったため3回消炎鎮痛剤を内服した。たぶんこの日も腕の痛みと頭痛が・・・と思っていたのだが、以外にも腕の痛みも頭痛も何も無く朝はスッキリと目が覚めた。これならば軽い山ならば登れそうだ、ということで、天気も良いことだし南部町まで出かけてみる。

 篠井山の廃道になっているルート上にカイコバイモが咲いているので、当初はそちらを見に行ってみるつもりだったのだが、篠井山は奥山温泉側の登山道沿いにもカイコバイモがあるという噂を何度か聞いている。場所などは全く分からなかったが、山岳レインジャーの隊員の中に実際に篠井山でカイコバイモを見たことがあるという方がいて、ある程度の情報をいただいていたのを思い出した。もうずいぶん前のことなのでまだ残っているかどうかは不明であるが、予定を変更して奥山温泉側からの正規ルートを登ってみることにした。


    林道脇の斜面に咲いたミツマタ


    ミツマタと不撓不屈の滝


    橋を渡る。この辺りにもカイコバイモがひょっとしたら・・・と気を付けながら歩くが見当たらず。


    渓谷の周辺にはハナネコノメソウがたくさん咲いていた。


    ハナネコノメソウ


    普通に生えている。


    ツルネコノメソウ


    イワボタン


    花が平開せず。


    雄しべが出ているカンスゲ


    雄しべが脱落して黒っぽい雄小穂になったカンスゲ。雌小穂はまだ結実していない。


    明源の滝上部


    咲いたばかりのトウカイスミレ


    マムシグサ・・・だがこれは?葉が展開する前に花が出ている。


    別株。これはまだ葉が出ていない。


    仏炎苞は耳があってミミガタテンナンショウに似ているが、時期が早いうえに耳が短い。これはヒガンマムシグサであろう。


    細い橋を渡る。この先は尾根に取り付いてやや急な斜面になる。


    山頂近くなると、アセビと一緒にミヤマシキミがたくさん生えている。

 カイコバイモが生育していそうな最も怪しい斜面は山頂近くの谷の斜面ではないかと思う。登山道を外れて谷の斜面をトラバースし、谷に下りてみる。しかし、残念ながら探し物は見つからなかった。


    斜面をトラバースして谷に下りる。右上に赤テープがあり、戻るのに一苦労した。


    こんな斜面にあるのではないかと思ったが見つからず。


    この草地は?やっぱり無い。


    篠井山山頂。雲が多くてこの日の眺めはいまいち。


    それでも雲間から山頂だけ富士山が姿を現した。

 普通ならば2時間半くらいで山頂に到着出来るルートを4時間かけて探索しながら登ったが、残念ながら探し物のカイコバイモには出会えなかった。場所が違うのか、あるいは樹木が茂って環境が変わり、無くなってしまった可能性もある。廃道ルートにはそれなりの個体数があるので、来年はまたそちらのルートを見に行ってみたいと思う。


    登山道脇に咲いていたニオイタチツボスミレ


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もう1ヶ所のアズマイチゲ 敷島カタクリロード 令和3年3月26日

2021年03月29日 | 里に咲く花
 こちらの場所も毎年恒例で訪問している場所である。例年ならばカタクリが咲く頃に訪れているが、それよりも少し早い時期にアズマイチゲが咲く。時間や天候が合わずなかなか良い状態の花が観察できておらず、この日ももう時刻が3時半になり、陽が西に傾いてしまっている。花を開いてくれているかどうか?


    こちらの場所もアズマイチゲがほぼ満開。


    別角度から見る。個体数は例年とほぼ同じくらいだろう。


    少し陽が陰り始めているが花を開いてくれていたアズマイチゲ


    別の場所を訪れてみる。


    こちらも例年と同じくらい咲いていた。


    カタクリは少し数が増えて範囲が広くなったように見える。


    まだ固い蕾。花開くのは2週間くらい先になりそうだ。


    期待していたセンダイタイゲキはまだ一部で芽が伸びているだけだった。


    咲き始めたタチツボスミレ


    アカネスミレがちらほら


    イブキスミレもまだほんの少しだけ


    葉はたくさんあるので、これからどんどん咲いてくるだろう。


    シュンランもまだ蕾だった。


    黒っぽい鱗片を持つこのスゲはどこでも普通に見られ、ヒカゲスゲで間違い無さそうである。

 林道周辺の伐採が行われて日当たりが良くなり過ぎたため、アズマイチゲは減ってしまうのではないかと心配していたがどうやらあまり影響は無かったようである。カタクリが咲く頃にまた訪れてみたいと思う。


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北杜市に咲くミチノクフクジュソウとアズマイチゲ 令和3年3月26日

2021年03月29日 | 里に咲く花
 昨年何度か訪問しているミチノクフクジュソウとアズマイチゲが咲く北杜市の里山であるが、訪問時間が遅かったり天候が不順だったりとなかなか好条件の日に当たらず、とうとう花を開いている良い状態の花園に出会えなかった。今年は3月10日に一度様子を見に来ているが、ミチノクフクジュソウが咲き出したばかりでアズマイチゲはまだ咲いていなかった。あれから2週間以上経過して、そろそろアズマイチゲも花を咲かせている頃だろう。天候も良く青空が広がっている。


    道路脇の土手にアズマイチゲが咲いている。天候が良くて花が開いている。


    ミチノクフクジュソウも満開である。森の中に咲くものとはだいぶ趣が違う。


    やっと出会えたアズマイチゲとミチノクフクジュソウのコラボレーション


    アズマイチゲとミチノクフクジュソウ


    ミチノクフクジュソウがたくさん


    こちらはアズマイチゲがたくさん


    満開のアズマイチゲ


    清楚な白花 アズマイチゲ


    アズマイチゲとミチノクフクジュソウの花園


    同上。満足。


    別の場所を訪問してみる。もう陽が陰り始めてアズマイチゲの花は閉じ始めている。


    ここのミチノクフクジュソウも凄い。地域の人たちによって大切に見守られている。

 天候に恵まれた上に花の状態も良い最高の日に訪問出来たと思う。昨年はタイミングが合わなかっただけに今年は格別に綺麗に見えた。素晴らしき花園、これからもずっと咲き続けて欲しい。

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ミチノクフクジュソウの花園 令和3年3月24日

2021年03月25日 | 番外編
 韮崎市の山中にフクジュソウの咲く花園があるらしいという話を昨年の夏に聞いた。詳細な場所は分からなかったが、今回特別にその場所を知る方に案内をしていただき、訪れることが出来た。青空が広がって天候が良く、訪問時間もちょうど日当たりの良いお昼頃と好条件が揃い、満開のフクジュソウの花園を見ることが出来た。萼片の長さを見てみると花弁の半分ほどの長さで、ミチノクフクジュソウであることも確認出来た。


    驚きのフクジュソウの花園。山梨にもこんな素晴らしいフクジュソウの花園があった。


    フクジュソウの花。やや色が薄く、クリーム色に近い。


    萼片を確認する。長さは花弁の半分ほどで、色は黄緑色。これはミチノクフクジュソウである。


    驚きと感動の花園。


    少し離れた場所でも咲いていた。


    花弁の色の薄いミチノクフクジュソウが数株混じっていた。

 本日集まったメンバーは植物に詳しい方ばかりで、私は全く話に付いて行けない部分が多々あった。その中でも樹木に関しては全く分からず、コナラの葉には柄がってミズナラには柄が無いことから始まって、全く知らないことをたくさん教えていただいたが、とても覚えきれるような内容では無かった。聞きとめたことだけ、忘れないようにここに書き留めておきたいと思う。


    オオバヤシャブシの木


    垂れ下がっている大きいほうが雌花、上向きの小さいのが雄花。


    棘の生えた痛そうな木、イヌザンショウ。


    コクサギの実。中の種は熟すと弾かれて1mくらい飛び出すらしい。既に実が飛んだ後で中身は入っていなかった。


    ヤブサンザシという低木。珍しい植物らしいが、山梨県ではどうなのか不明。


    スグリ科の植物で葉は掌状に3~5裂する。


    花は雌雄異株で、おそらくこれは雄花。


    咲き始めたスミレ。ここにもアオイスミレが咲いていた。


    花弁の中の筋が鮮やか。葉は緑色だが、これはヒカゲスミレ。


    アカネスミレがだいぶ咲き出した場所があった。

 素晴らしきミチノクフクジュソウの群生に感動した1日だった。樹木のことはあまりにも知らな過ぎて、これは問題である。会話が出来るくらいのレベルまでは持って行きたいと思う。案内していただいた方々に心から感謝である。どこかで恩返しができればと思う。

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カンアオイとカギガタアオイ 南部町 令和3年3月22日

2021年03月22日 | 里に咲く花
 予定では南部町の渓谷でネコノメソウの仲間を探すか、あるいはそろそろ咲いているであろう甲斐の姫君を見に行くはずだった。ところが、身延町まで行くと雨が降り出してしまう。空は真っ黒な雲が覆い、通り雨では無さそうである。天気予報を見ると、気圧の谷が通り過ぎて大気の状態が不安定となり、南に行くほど天候が悪いようである。川を覗き込んでみると、前日の雨で増水しており渓谷の散策は難しそうに見える。一旦は目的の林道に入って進んでみるが、山に近付くほど雨脚が強くなり散策は難しそうである。途中で引き返して目的地を変更、別の林道脇で見つけてあるカンアオイを見に行ってみる。ちょうど本日花の中を見るための新兵器イヤースコープが届いたばかりで、それも試してみたい。


    目的地を変更、以前に見つけてあった林道脇に咲くカンアオイを見に行く。左上の花は花弁が傷んで千切れている。


    千切れた花のほうを見てみると、真直ぐに伸びる雌しべが残っていた。カンアオイで間違いない。


    しっかりしたほうの花を覗き込んでみる。


    リングライト付き接写型マクロレンズ。この花は中が覗き込み易く、中央に寄って並んでいる雌しべの先端部が見える。


    新兵器のイヤースコープで覗き込んでみる。見えるには見えるがレンズの性能が悪く、解像度はいまいち。しかし、2つ割れした雌しべの先端は見える。


    別の株。


    花はしっかりしているが左の花は痛んで花弁が割れている。


    接写型マクロレンズで覗き込んでみる。タコの足のような雌しべが見えるが、真直ぐなのか曲がっているのかは良く分からない。


    角度を変えて撮影。タコ足状に雌しべが伸びている。どうなっているのだろう?


    イヤースコープで中を見てみるが、やはり同じように見える。


    申し訳ないが、壊れ始めているほうの花の一部を取り除いて中を見せてもらう。やや外向きに開いて真直ぐに雌しべが伸びていて、根元に雄しべが付いている。


    これを正面から見ると・・・なるほど。真っ直ぐな雌しべも開き気味になっていると覗き込んだ時に曲がっているかのように見えることが分かる。

 以前にこの株を撮影した時は雌しべが曲がっていると判断してカギガタアオイだろうと思っていた。しかし、雌しべが開き気味になっている個体では一部だけ見ると曲がっているように見えることがこれで分かった。次からは接写型マクロレンズとイヤースコープを駆使すれば、おそらく判別が可能であろうと思う。ではカギガタアオイはどうなのだろうか?円蔵院に見に行ってみる。


    円蔵院のカギガタアオイ。この個体はかろうじて花がしっかりしている。


    接写型マクロレンズ。外向きに曲がっている雌しべが見える。


    イヤースコープで覗いてみる。曲がっているのが分かるのだが、イヤースコープを手持ちで撮影すると画像がブレまくる。


    別の個体


    花の中はもうつぶれていた。

 カギガタアオイも接写型マクロレンズとイヤースコープである程度は判別可能になったが、いずれは1個だけ花に犠牲になってもらって中を見せてもらおうと思っている。もう少し個体数が多い場所を探さなければならない。


    2週間ほどでずいぶん様変わりするスゲの仲間。


    黄色い雄しべや白い雌しべはもう消えていて結実してきている。


    たぶんヒメカンスゲで間違いないと思うが・・・?

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本日2ヶ所目のハヤザキヒョウタンボク 令和3年3月20日

2021年03月21日 | 山に咲く花
 ネットの記事を見ていたところ、山梨県中央市の山にもハヤザキヒョウタンボクが咲いているところがあることを知った。町内会の行事は想定していたよりも短時間で終わったので、さっそく訪問してみる。既に花の時期は過ぎている可能性が高く、この日を逃すともう今年は見られなくなってしまうかも知れず、下山が日没を過ぎても止む無し、と覚悟のうえで入山する。


    ウグイスカグラは先始め。


    ウグイスカグラの花。可愛らしくて美しい花である。


    少し違う感じのスゲが咲いていた


    さて、これは何?茶色い雄小穂と長い柄のある雌小穂。


    鞘は赤紫色、匐枝は伸びていないように見える。これはヒメカンスゲか?別の場所で見たものとは葉の感じが違うように見える。


    登山道沿いであっさりと見つかったハヤザキヒョウタンボク。


    予想通り花はもう傷んで散っているものが多い。


    咲き残っていた状態の良い花。


    マクロ撮影


    周辺を探してみるとまだ状態の良い花が残っていた。


    ハヤザキヒョウタンボクの花。こんなにたくさん咲いているのを見るのは初めてである。


    たくさん花が付いているハヤザキヒョウタンボクの枝


    美しい花である。


    葯がまだ赤くて新鮮な花。

 思っていたよりも登山口から近い場所で花に出会うことができて、日没前に下山することが出来た。今年は花の咲くのが早くて、新鮮な花に出会うのは無理ではないかと思ったのだがなんとか良い状態の花に出会うことが出来て良かった。すっかり満足して、夜に町内会の会議があったことをすっかり忘れてしまい、すっぽかしてしまった。反省である。


    シュンランが咲いていた。


    今度はヤマザクラ。

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ハヤザキヒョウタンボクは少し遅かった 山梨市 令和3年3月20日

2021年03月21日 | 山に咲く花
 昨年甲府市郊外の山で初めて見たハヤザキヒョウタンボクが山梨市の山にも咲いているらしい。花仲間に情報を聞いてみるともう終盤らしい。ゆっくり散策したいところだが午後から町内会の行事があってあまり時間はとれない。山頂まで行かず渓谷の周辺だけ散策してみる。


    本日は山に登らず、この渓谷周辺を2時間ほど散策する。


    やや大きめの渋いシダを発見。近づいてみればサクライカグマだった。


    成熟したソーラスがいっぱい。それなりに珍しいシダである。


    ヤマザクラ?と思ったのだが・・・。


    画像を確認してみると筒状の萼が付いている。これはチョウジザクラだ。少し珍しい。


    黄色い花、ダンコウバイ。


    花は枝から柄を付けずに咲く。


    こちらは花がやや黄緑色がかっているアブラチャン。


    枝から柄を出して花が咲く。


    シュンランが咲いていた。


    咲き始めたばかりのエゾアオイスミレ。


    全体的に黄緑色のスゲを発見


    根本と葉には毛が多い。前日明野で見たものと同じケスゲのようだ。子のスゲはどうやら普通に生えているらしい。


    こんなところにスイセンの葉?花芽が出ていないし周辺に民家は無い。


    川沿いの斜面にも生えていた。これはスイセンではなくてキツネノカミソリのようだ。花の季節に再訪してみよう。

 目的のハヤザキヒョウタンボクは双眼鏡片手に探索したが、見つかったのは教えていただいた1本だけだった。まだ咲き残ってはいるが少し痛み始めている。今年はだいぶ花の咲くのが早いようである。


    ハヤザキヒョウタンボク。あったのはこの1本だけ。


    もう傷み始めている。


    それでも、十分に美しいハヤザキヒョウタンボクの花。

 おそらく渓谷沿いや尾根筋を探索すればまだほかにもあるのだと思うが、本日は教えていただいた1本を見ただけで戻ることとなってしまった。消化不良ではあるが、キツネノカミソリと思わしき葉が見つかったのは大きな収穫であった。また訪問する機会があるだろう。




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ゲンジスミレはまだ蕾だった 明野ゲンジロード 令和3年3月19日

2021年03月21日 | 里に咲く花
 北杜市長坂のスミレ街道周辺ではもうゲンジスミレが咲き出したらしい。花仲間から連絡をもらったのだが、私は明野ゲンジロードのゲンジスミレと勘違いしてさっそく明野のほうを訪れてみた。


    今年は雨が少なくて道がだいぶ乾燥している。


    アカネスミレが咲き出していたがまだほんの少しである。


    ニオイタチツボスミレも出会ったのはこの株だけ。


    咲き始めたばかりのエゾアオイスミレだが、花弁は傷んでいた。


    まだ顔を持ち上げていないエゾアオイスミレ


    ゲンジスミレも葉はそこそこに見かけるがまだ開花しておらず、固い蕾だった。


    スゲはそれなりに花を咲かせていた


    どこでも普通に見かけるこのスゲはヒカゲスゲではないかと思うのだが・・・


    図鑑を見ながらの判別なので本当にそうなのかどうかは全く自信無し。実を付けたころに見直してみれば、もう少し分かるかも知れない。


    色が黄緑色のスゲが生えていた。明らかに別物だ。


    先端部の雄小穂が黄緑色、雌小穂には長い苞葉が付いている。


    根本を見ると茎にも葉にも毛が生えている。これはケスゲだろう。珍しいのか、それとも普通にあるのか?


    シュンランもまだ蕾だった。

 場所を聞き間違えたためにこちらのスミレは完全にフライングだった。あと2週間もすれば見ごろを迎えそうである。それにしてもスゲは分からないことばかり、スゲー難しいと思う。

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ミズバショウとアオイスミレ 藤垈の滝 大窪いやしの杜公園 令和3年3月17日

2021年03月18日 | 渓谷
 今年の2月23日に訪れた時にもうアオイスミレが咲き始めていた。もうそろそろ見ごろを迎えている頃だろう。訪問してみると、ミズバショウが咲き始めていた。


    藤垈の滝。滝というよりも庭園である。


    もうニリンソウが咲いていた。


    ニリンソウ。水辺の周辺に咲いている。


    大木の根元に着生していたヒメノキシノブ


    葉の先端部が円みを帯びており色がやや黄緑色。


    ミズバショウが咲き始めていた。


    この場所は植栽のもので、整然と植えられている。おそらく山梨県には自生のミズバショウは無い。


    植栽でも十分に美しいミズバショウの花


    何人かカメラマンと出会った。


    水辺に生えていたネコノメソウの仲間


    さて、このネコノメソウは何?


    マクロレンズで花を覗いてみると、緑色の萼と黄色い葯、そして雄しべは4本。これはネコノメソウだろう。


    期待していたアオイスミレはちょうど満開。しかし数は少し減ったように見える。


    この場所は賑わってアオイスミレが咲いている。


    清楚なアオイスミレの花。

 日没には少し時間があったので、今年確認したマツバランをもう一度見に行ってみる。


    笹の落ち葉に隠れていてなかなか見つからないマツバラン。


    小さな個体しか無く、前回とほとんど大きさは変わっていない。


    いちばん大きな個体。


    小さな枝が出ているが胞子嚢はまだ付いていない。成長の途中段階といった感じだ。

 この場所のマツバランはまだ胞子嚢を付けておらず、幼弱なもののように見える。どこかにもっと成熟した個体が生育しているのではないだろうか?いずれ探索調査が必要であろう。



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越野の君咲く 令和3年3月17日

2021年03月18日 | 山に咲く花
 春の恒例となっている越野の君が咲く場所を訪れてみる。例年に比べるとまだ時期は早いのだが、ソメイヨシノの花がほころび始めたので、もうそろそろ咲いている頃だろう。


    いつもとは違う場所に車を止めたら、スミレが咲いていた。タチツボスミレ?と思って近付いてみてビックリ!


    こんなところにアオイスミレが咲いているとは。


    このスゲは?ヒメカンスゲか?


    先端部の茶色い雄小穂、下に雌しべを伸ばした雌小穂。普通に生えているので経過を見て行けば答えは出てくると思う。


    光沢が鮮やかなオオイタチシダ。


    新しい葉が出て来ているようである。サクライカグマ。


    ダンコウバイが満開。


    居ました、越野の君。いつもの場所に咲いていたが、昨年よりも数が少ない。


    これも昨年と同じ場所に固まって咲いていた。


    渓谷を見下ろす越野の君


    カタクリがだいぶ増殖してきた。これは良いことなのかどうか?越野の君が負けてしまっているようにも見える。


    頑張れ、越野の君。

 個体数をカウントしているわけでは無いので正確には言えないが、昨年に比べると咲いている花は少ないように見える。しかし、まだ花を咲かせない幼弱な葉はそれなりに生えている。これは今年が外れ年なのか、それとも本当に数が減ってしまっているのか?以前にある程度の個体を確認している斜面はカタクリの葉が増えて越野の君はだいぶ少ないように見える。踏み跡がだいぶ目立っているが、この個体数の変化は自然の推移なのか、それとも人が入ることによって起こっているものなのか?これからも変化を見て行く必要がありそうである。

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イヌノフグリを探索 甲府市郊外および甲府市近傍 令和3年3月17日

2021年03月18日 | 里に咲く花
 昨年の春に初めてイヌノフグリに出会い、その花の小ささに驚いたが、同時に個体数がとても少ないことが分かってきた。ネットで調べていると、甲府市の郊外にもこの花が生育しているところがあることが分かってきた。昨年見ているのでおおよその生育環境は分かっている。先日の3月15日にも一度探しに出かけているのだが、体調不良で短時間で撤退しており見つけられなかった。今回は下見しておいた疑わしき場所をぐるりと探索して巡って来てみたいと思う。


    ソメイヨシノの蕾が膨らみ、少し咲き出している。たぶんイヌノフグリも咲き出している頃だろう。


    神社のある石垣の周辺を探索してみるが見つからない。


    神社から見る甲府の町と富士山


    階段を昇って上に行ってみる。


    トラノオシダ


    ナキリスゲだと思う。


    昨年の秋に咲いた花の実がまだ残っている。


    スゲが花を咲かせ始めていた。


    密に叢生するこのスゲは何?


    先端部の黄色いのが雄小穂と葯、下のほうの白いのが雌小穂と雌しべ。雌小穂の鱗片は赤紫色でやや長め。図鑑で調べる限りではヒカゲスゲではないかと思う。


    農道脇の畑の石垣。こんな石垣の隙間にイヌノフグリは好んで生育しているはずだが・・・。


    しかし、この場所はオオイヌノフグリの天下。イヌノフグリは見つからず。


    荒れ地に普通に生えているトウダイグサ。


    公園になっているこの場所はどうだろうか?


    かりんの実が落ちている。石垣を一段ずつ探索したが探し物は見つからず。


    ではこの田んぼの中の石垣はどうだろう?


    ホトケノザ


    オオイヌノフグリの天国

 2時間半ほど畑、田んぼ、公園と、石垣のある場所を不審者の如く探し回ったが残念ながら発見出来なかった。水も食料も持たずに探索に来たのでそろそろ疲れてきた。住宅地を通って車に戻る途中、民家の石垣の隙間を見たら探し物のイヌノフグリが数株だけだが生えていた。


    田畑の石垣が怪しいと思っていたのだが、見つかったのは民家の石垣の間。


    狭い範囲にほんの数株だけ生えていた。


    イヌノフグリ


    個体も花も小さくて単なる雑草にしか見えない。


    なんとか出会うことは出来た。


    接写型マクロレンズで撮影。小さすぎて撮影には一苦労である。


    ホトケノザのお花畑。見つかってくれて一安心。

 なんとか発見は出来たが、おそらく他の場所にもっと生育しているはずである。とにかく小さな花なので見落とした可能性も十分にある。機会を見ていずれ再探索してみたいと思う。

 では、昨年発見した甲府市近傍に生育しているイヌノフグリはどうであろうか?場所はだいぶ離れているが見に行ってみる。


    生育している石垣は草むしりされた後だった。イヌノフグリが入っていないかどうか草を分けて見てみるが、大丈夫そうである。


    居ました、イヌノフグリ。大きな葉は全てホトケノザで、小さいほうの葉がイヌノフグリ。


    石垣の間から這うように茎を伸ばして花を咲かせている。


    小さな花。まだ咲き始めたばかりである。


    この場所も全部で10個体ほどしか生育していない。茎は地面を這うように伸びる。


    小さな花


    マクロ接写


    別株


    マクロ接写しトリーミング

 オオイヌノフグリは普通にたくさん見かけるが、このイヌノフグリは小さくて見つけにくいうえに生育場所も個体数も限られており、山梨県ではなかなか見ることが出来ない花である。いつ無くなってもおかしくないような石垣の隙間を好んで生育しており、今後が心配な花である。今年も出会えることが出来て良かったと思う。

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南部町の渓谷の探索(続編) スゲの仲間他 令和3年3月14日

2021年03月16日 | 渓谷
 暖かい日が続いたことがあってスゲの仲間も穂を伸ばして花を咲かせているものがちらほらと見かけられるようになってきた。カヤツリグサ科とイネ科はどれも似ているように見えて同定するのが非常に難しく思う。撮影してきた画像と図鑑やネット画像を見比べながら同定するのだが、全く自信は無く、間違っていることが多いと思う。そのつもりで、この記事をご覧いただければと思う。


    林道脇や渓谷沿いで最も普通に見かけるこのスゲ。冬でも葉が青々と茂っており、これがカンスゲ、だと思う。


    先端部が雄小穂(雄花部分)で、白く出ているのが雄しべ。その下に3~4本の雌小穂(雌花部分)があり、これには柄がある。


    カンスゲ。まだ咲き始めたばかり。


    基部の鞘は黒紫色で匐枝は出していないようである。


    これも普通に見かけるスゲ。穂が出ているが春に出たものでは無く秋に出たものがまだ残っているのだろう。


    小穂は雄雌性(雄花と雌花が一緒に付く)。


    先端部分の筆先のようなのが雄花で手前の鱗のようなのが雌花。これは秋に花を咲かせるナキリスゲであろう。


    別のスゲ。穂が出たばかりといった感じである。葉は細めで少し硬い。


    基部の鞘は茶紫色で匐枝は出していない。


    先端部が雄小穂、下に雌小穂が付いている。苞葉は見当たらない。雄小穂は黄緑色、ないしはやや茶色がかっている。


    これは何?雄小穂が茶色ならばハシナガカンスゲかも知れないが、図鑑で調べてみるとヤマオオイトスゲというのが一番似ているように思う。

 手を付け始めたばかりのカヤツリグサ科はほとんど分からないことばかりで、手探りでやって行きたいと思っている。シダを始めたばかりの頃の記事も間違いが多いが、カヤツリグサ科もしばらくは間違ったことばかりが書かれていると思っていただきたい。

 身延町から南部町の界隈でキバナノハナネコノメソウが咲いている渓谷があるのではないかと探索しているが、この渓谷に咲いていたのは白いほうのハナネコノメソウだった。しかし、この渓谷にはキバナノハナネコノメソウに匹敵するくらいに山梨県ではお目にかかることが無いネコノメソウの仲間が生育していた。


    最初に見た時はツルネコノメソウかと思ったのだが、花仲間から送っていただいたデータにはムカゴネコノメソウと書かれていた。


    ツルネコノメソウに比べると小型で花(萼)は黄緑色、そして葉が対生している。ツルネコノメソウは互生する。


    花(萼)は黄緑色で平開せず、垂直ないしは斜めに開く。雄しべは8本で葯は黄色である。


    これはムカゴネコノメソウ。根元から出る匐枝の先にムカゴが付いて栄養繁殖するが確認出来なかった。

 ムカゴネコノメソウは環境省準絶滅危惧種に指定されており、環境省のランクはキバナノハナネコノメと同じである。この渓谷一帯では普通に見かけることが出来たが、山梨県ではおそらくまだ報告されておらず、今後絶滅危惧種に指定されてくる可能性がある。ヒメサジラン、スゲの仲間、そしてこのムカゴネコノメソウと、今回の渓谷探索はたいへん収穫の多い散策となった。

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南部町の渓谷のシダ探索 令和3年3月14日

2021年03月15日 | シダの仲間
 何度か探しに行っているが見つからないシダを花仲間が見つけ出してきてくれた。GPS軌道も送っていただいたので簡単に見つかるだろうと思ったのだが、どうも渓谷の支脈のさらに支脈の谷の中らしい。ひょっとしたらGPSが位置をうまく拾ってくれないのでは?と心配しつつ、地図で位置を確認してから入山する。


    林道脇の2ヶ所でイヌチャセンシダを発見。


    少し色の濃いコケシノブの仲間を発見。


    マクロレンズで見てみると裂片の辺縁に鋸歯がある。これはコウヤコケシノブ。コケシノブと一緒に普通にある。


    ミヤマイタチシダ。この場所では稀。


    滝が流れ込む。


    その脇に何かシダが群生している。


    イヌチャセンシダを期待したが、どうやらツルデンダのようである。


    目的地の滝に到着。この沢沿いだろうと思っていたのだが、滝の周辺の岩壁には目的のシダは生えていなかった。


    滝を巻いて越えてみる。その先は倒木で荒れている。渓谷沿いの岩や岩壁を探してみるが見つからない。


    この渓谷に生えていたのは白いほうのハナネコノメソウだった。


    これはイワボタン(たぶん)

 目的の渓谷を探索してみたが探し物のシダは発見できなかった。この周辺には他にも支脈の谷が多数存在しており、いただいた地図だけだとどの谷なのかいまひとつ分かりにくい。それと、心配していた通り、渓谷の途中でGPSが位置を拾わなくなってしまい、正確な位置が出て来なくなってしまった。こうなったら・・・片っ端からシラミツブシ作戦に出る。


    別の支脈に入ってみる。倒木で荒れているが古い林業作業道のようなものが対岸に付いていた。緩い沢がずっと先まで続いており途中で撤退。


    この沢の岩に苔と一緒に付いていた小さなシダ。


    特徴的な毛はだいぶ薄くなってしまっているが、これはカラクサシダ。


    次の谷を覗き込む。


    この谷ではもうツルシロカネソウが咲き始めていた。


    次の谷は枯れていて岩ゴロゴロ。


    大岩を越えると谷は左右に分かれていた。


    谷の上流は水が流れていた。


    色の変わったコケシノブの仲間が生えていた。


    アオホラゴケ?かと思ったのだが、普通のコケシノブのようである。胞子嚢がまだ付いておらず詳細は不明。


    ここにもハナネコノメソウ。


    そしてツルネコノメソウ、と思ったのだが少し感じが違う。葉が対生しており、これはムカゴネコノメソウのようだ。


    次の谷。ここも枯れていて岩ゴロゴロ。


    大岩を越えて上を探る。


    イワナンテンが点々と生えていた。


    さらに次の谷。少し水が滴って来る。


    谷の上部。頑張れば稜線まで登り付けそうである。ここまでで撤退。


    ヤマイワカガミが生えていた。

 何本も沢や谷を探り時刻は4時を過ぎてしまった。結構疲れたし、何度か足元の石が崩れて危ない思いもした。そしてなんとか探し物のシダに出会うことが出来た。


    探していたのはこのヘラのような可愛らしいシダ。


    かつて生育していたと聞く別の沢を探したが、岩壁が崩落してみあたらなくなってしまったシダ。


    ヒメサジラン。やっと出会えた。


    ソーラスを下から覗き込む。上から見下ろして笑っているようである。

 だいぶ苦労したがなんとか目的のシダに出会うことが出来た。花仲間はよくこんな谷を登ってこのシダを探し出してきたものである。凄い。しかし、向こうも私のことをそんなふうに思っているのかも知れない。今年は何度か合流して花探索に出かけることになっており、今後が楽しみである。

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土星・木星・水星と細月が接近した朝 富士川町林道 令和3年3月11日

2021年03月11日 | 星空
 本日で東北の震災から10年が経つ。出張で何度か勤務している南三陸の町立志津川病院はその後どうなっているのだろうか?震災後に訪問した女川で知り合いになり、今でもおつきあいのある水産会社おかせいの皆さんは元気だろうか?いろいろと思うところはある。テレビで震災の特集番組が多数放映されており、妻は熱中して見ているが、私はどうも悲惨な光景を何度も見直すのは苦手であまり見ていない。しかし、震災の記憶は忘れてはいけないと思う。

 さて、昨朝と今朝は接近した土星・木星・水星に加えて細い月が加わるという絶好の天体現象が起こる日だった。昨日ならば細い月の昇るパール富士の撮影が可能だったのだが、手帳を紛失してメモしてあった日を1日間違えてしまい、折角の天候だったのに撮影に行かずに過ぎてしまった。改めてステラナビゲーターで時間と場所を計算し直し、早朝3時45分に起床して撮影に出かけた。天の川も期待していたのだが、現地に到着した朝5時には空が明るくなっており、もう天の川の輝きは消えてしまっていた。


    薄明の空と富士山。木星と土星、さらに水星も輝いているのだが、この画像だと見えにくい。


    細い月が昇って来た。


    トリーミング画像


    さらに解説。もう少し暗いうちにこの景色が見られると思っていたのだが、思っていたよりも明るい時間になってしまった。


    本日の狙いはもうひとつあった。富士山の真上、やや右寄りに輝く白い筋、これは国際宇宙ステーションISS。


    比較明合成画像。富士山に昇る細月と国際宇宙ステーションISS

 肉眼でも頭の上を通り過ぎて行くISSがはっきりと見えたのだが、東の空は明るいうえに春霞が出ていて、途中で見えなくなってしまった。日の出の時間に近く、想定していたよりも空が明るかったのがちょっと失敗だった。


    月と富士山。月の上には木星が輝く。







    日の出前の富士山


    日の出を迎える


    真っ赤な朝日昇る


    朝日昇る富士山


    夜明けの富士山

 早くも春霞がかかるシーズンに入って来た。細月と天の川を撮りたかったのだが、前日見逃したのは少し痛かった。本日も狙った情景は良かったと思うが、想定していたよりも空が明るくなってしまい、少し間の抜けた写真になってしまった。また次の機会に頑張ろう。

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