山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

リュウキンカとサクラソウ 八ケ岳山麓  令和4年4月26日

2022年04月27日 | 里に咲く花
 2週間ほど前に訪問した時には咲き始めだったリュウキンカがそろそろ満開か、あるいは少し遅いかも知れない。咲き始めていた三分一湧水公園のサクラソウや蕾だったキクザキイチゲも咲いているはずである。午後から訪問してみるが、甲府を出発する頃は少し青空が見えていたのだが現地に到着する前から小雨が降り出してしまう。カッパを着てまずはリュウキンカの咲く場所を訪れてみる。


    沢沿いに咲いたリュウキンカ


    満開である。昨年よりも少し花付きが良いように感じる。


    鮮やかな黄色の花を咲かせたリュウキンカ


    この湿地の中は昨年よりも寂しい。


    生憎の雨となってしまい、鮮やかさはいまひとつになってしまった。


    サクラソウも咲いていた。

 次第に雨脚が強くなってきた。急いで三分一湧水公園に移動する。


    三分一湧水公園のリュウキンカ。息の長い花のようで2週間過ぎてもまだ咲いていた。


    キクザキイチゲが咲いている。個体数はわずかしか無い。


    薄い赤紫色のキクザキイチゲ。この色の花は初めて見た。山梨県に自生しているものはほとんど白花しか見かけない。


    圧巻だったのがこのサクラソウの群生。


    黄色いタンポポを背景にして満開。見事である。

 もう少しゆっくりと回って、別のところも訪問したかったのだが残念ながらさらに雨足が強くなってしまい、ここまでで撤退となった。リュウキンカが無事に咲いていてくれて、ひとまずは安心である。

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カイイワカガミ満開 甲府市八王子山  令和4年4月24日

2022年04月26日 | 山に咲く花
 休日ではあるが本日は10時から仕事である。そろそろ千代田湖界隈のカイイワカガミやダイセンミツバツツジが見ごろになっているか、もう少し時期を過ぎてしまっているかも知れない。朝6時半に目を覚ましたがパソコンをいじっているとあっという間に時刻は7時半になってしまった。1時間だけ、千代田湖の上にある八王子山の界隈を散策してみる。


    空はどんより曇り空、午後には雨が降り出しそうである。


    湖の近傍にはコンロンソウが咲いていた。


    咲き始めたばかりでまだ新鮮なコンロンソウ


    コンロンソウの花。


    カイイワカガミは満開になっていた。場所によってはもう散っていた。


    今年は結構咲いてくれたようである。


    もうひとつ見ておきたかったのがこのダイセンミツバツツジ


    この場所では少し遅かった。


    赤紫色の花弁で雄しべは赤紫色で10本ある。


    山梨県レッドデータブックの記載では雄しべの下半分が無毛と記されているが、全体が無毛のようである。子房には白い毛が密生するらしい。


    傷んだ花の花弁と雄しべを取り除いて観察してみる。図鑑の記述通り、子房には白い毛が密生している。


    ガマズミ


    ガマズミの白い花


    少し地味なオトコヨウゾメ


    ユズリハの木が生えていた。これは植栽か?


    葉の間には小さな花が咲いていた。


    赤と白、ダイセンミツバツツジとガマズミ

 もっと上のほうにあるヒカゲツツジやマツグミの様子も見たかったのだが、あっという間に時間は9時を過ぎてしまい、タイムアウトとなってしまった。ここまでで撤退である。思っていたよりもダイセンミツバツツジは多く生育しているようだが、あまり大株は見当たらなかった。

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甲斐百名山 みみ石を周回(後編)  令和4年4月23日

2022年04月25日 | 甲斐百山
 黒平の林道から取り付いてみみ石山頂を越え、木賊峠側のピークまで来たところで昼食をとって休憩する。ここから先は明瞭な道は無いはずで、谷の中にあったはずの道はおそらく消滅しているだろう。ただ、谷の傾斜を見る限りでは滝があるような急峻な谷では無い。おそらくさほど難無く下りられるはずである。むしろハナネコノメやコガネネコノメソウが咲く綺麗な谷が楽しめるのではないかと期待している。さて、どうなっているか?


    木賊峠側の平らなピークで昼食をとる。さて、いよいよ谷に下降である。


    テープが付いていて以外にも道っぽい。


    向こうに見える無名峰。左端に見えるのが袴腰と思われる。


    この尾根筋でテープが消失。急峻な尾根だが、何となく道っぽい。これを下りる。


    尾根筋にはヒナスゲがたくさん生えていた。


    谷が見えてきたがかなり急である。右にトラバースして谷に下り立つ。


    下りた谷には赤テープが付いていた。これを辿れば木賊峠に至るはずである。反対側に下降する。


    谷の分岐に出た。素晴らしい美しい谷が広がっていた。


    ヤマネコノメソウ


    ツルネコノメソウ


    咲き残っていたハナネコノメソウ


    ピンク色のハナネコノメソウ


    コガネネコノメソウ


    ニッコウネコノメソウとコガネネコノメソウ

 思っていた通りに何種類ものネコノメソウが咲き誇る素晴らしい谷が広がっていた。傾斜はさほどきつく無く、滝は無い。水量もさほど多くは無く、靴を少し濡らす程度で歩くことが出来る。ところどころ道らしきものが現れるのだが、壊れていてすぐに消滅してしまう。


    ツルネコノメソウが群生する谷


    コガネネコノメソウの群生


    下りてきた渓谷を振り返る。滝は無く、水量もあまり多く無かった。崩落した斜面の上にテープが付いており、かつては道があったのではないかと思う。


    渓谷の分岐部。右側が下りてきた谷、左に登ると長窪峠に至るはずである。


    渓谷に咲いていたミツバツツジ


    堰堤に出た。


    その先には林道があった。


    こんなところにヤチボウズがある。


    花が咲いている。これは乙女高原にたくさん生えているタニガワスゲだ。


    ヤナギの木を見上げる。


    バッコヤナギではないかと思う。


    樹皮を見た時はウダイカンバだろうと思ったのだが・・・


    花を見るとちょっと違う。これはミズメ(カバノキ科カバノキ属)の雄花序らしい。


    本日歩いたルート

 渓谷の中のネコノメソウ属や樹木類をたっぷり楽しみながら歩き、予定時間を1時間以上オーバーして4時半にゲートに到着した。久しぶりのやや難しいルートの単独登山だったが、存分に楽しむことが出来た。体力の低下は否めず、翌日は軽い足の筋肉痛に悩まされることとなってしまった。

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甲斐百名山 みみ石を周回(前編)  令和4年4月23日

2022年04月24日 | 甲斐百山
 たまには山に登らねば、と、以前から行ってみたいと思っていたみみ石というほとんど聞いたことが無い山に登ってみることにした。この山は甲府市の北部、黒平の谷の奥に位置しており、道があまり明瞭では無くやや登りにくい山である。さほどの眺望があるわけでも無く、珍しい花が咲いているわけでも無い。ただ、山仲間の情報によるとシロヤシオツツジが稜線にあるらしいのだが・・・咲いていれば良いがどうなのだろうか?今回は黒平の林道から取り付いて山頂の稜線を縦走し、木賊峠側の谷に下りて谷沿いを下りて来る、甲斐百名山の本に書かれている通りのルートを歩いてみる。


    林道ゲート。冬季閉鎖となっているが、この先まで車で入ったとしてもほんの数百mしか変わらず、このゲート前の広場に車を止める。


    林道脇には蕾を付けたクリンソウが生えていた。


    ここから取り付く。このすぐ右側に取り付き口の林道があるのだが、藪っぽい。ここで取り付いて少し登ると合流する。


    立派な林道が中腹まで着いている。途中に夫婦木神社奥の院の祠があるらしいのだが見逃した。


    林道脇に咲いていたフイリフモトスミレ


    ヒナスミレ


    林道終点。


    その先は細い登山道になっているが、すぐ先で崩落している。右斜面を登って尾根に取り付くと道があるが、林道終点の手前から尾根道を進んだほうが楽。


    それなりにしっかりした登山道だが、ところどころ不明瞭なところもある。ひたすら尾根筋を登る。


    ここがこのルートの最大の難所、大岩の巻き道。岩を巻いて通過した先でルートが分かり難く、登れるところで尾根まで登ったほうが良さそうだ。


    上が見えてきたがなかなか山頂に付かず、尾根の脇をトラバースするように登って行く。


    みみ石に到着。小さな看板が二つ着いている。向こうには八ヶ岳と南アルプスが見えるが、眺望はいまひとつ。予定通り、2時間半で到着した。


    これがみみ石の由来となった石ではないかと思う。尾根筋をさらに先に進む。


    たぶんこれがシロヤシオツツジの木ではないかと思うのだが、残念ながら花はまだ咲いていなかった。


    隣のピーク。何か立っているかと思ったが何も無い。


    稜線上にはヒナスゲが生えていた。これは雄花。


    こっちは雌花。山梨県の絶滅危惧種ではあるが、結構たくさん生えていた。


    さらに進むとシャクナゲの林があった。


    まだ固い蕾。奥秩父山塊なので、ピンク色のアズマシャクナゲが咲くのではないかと思う。


    金峰山が見える。


    3つ目のピークに到着。ここは広くて平らな山頂である。時刻は1時半、ここで昼食をとる。

 期待していたのはシロヤシオツツジだったのだが残念ながらフライングでまだ咲いていなかった。代わりにヒナスゲを見つけることが出来たが、これは結構あちらこちらに生育しているようで、西沢渓谷、篠井山、黒富士農園近傍で発見しており、これで4ヶ所目である。他にも生育場所はたくさんあるのではないかと思う。

 3つ目のピークで昼食をとり、ここから渓谷に下降する。明瞭なルートは無いはずで、難しいのはここから先ではないかと思う。

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オクタマスミレ咲く 甲斐市北部  令和4年4月21日

2022年04月23日 | 渓谷
 オクタマスミレが群生する場所はまだ林道ゲートが開いておらず、長い距離を歩かなければならないが、もっと手前のほうで数株咲いたらしく、花仲間に案内していただいた。


    ヒナスミレが見ごろになっていた。


    この界隈のヒナスミレは色が濃くて美しい。


    エイザンスミレも咲いている。


    アカネスミレ


    そしてこれがオクタマスミレ。葉がギザギザしている。ヒナスミレとエイザンスミレの交雑種。


    花の色はヒナスミレ似だが形はふっくらしていてエイザンスミレに似ている。


    もう一株は少し疲れ気味である。

 渓谷沿いではコガネネコノメソウやニッコウネコノメソウが咲く時期になっている。林道を少し上まで歩いて渓谷に下りてみるが、大規模な伐採が行われていてだいぶ様子が変わってしまっていた。


    コガネネコノメソウ。たくさんある。


    ハナネコノメソウはそろそろ終盤である。


    今盛りなのがニッコウネコノメソウ


    普通にある。


    葯が赤、ないし黒っぽくて花が平開する。


    ヤマエンゴサク。たくさん咲いていた場所は伐採のために削られてしまった。


    黄色いアマナが咲く場所も堰堤工事が行われ消滅したかと思っていたのだが、核心部は残っていた。


    花はもう散った後だった。忍野で見てきたヒメアマナとはだいぶ大きさや感じが違う。これはキバナアマナとすべきだろうか?

 他にも数ヶ所散策してきた。雨を心配していたのだがなんとか降らずに持ってくれた。林道ゲートが開いたら、オクタマスミレの群生地を訪れてみたいと思う。

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樹木を散策 山梨学院大学キャンパス  令和4年4月20日

2022年04月22日 | 樹木類
 仕事で山梨学院大学のキャンパスを訪れた。綺麗なキャンパスで、様々な樹木が植えられており、さながら森林公園でも散策しているようである。昼休みを利用してキャンパス内の樹木をスマホ片手に撮影してきた。


    本日は山梨学院大学キャンパスにお邪魔した。


    噴水広場と向こう側にはステージがある。


    噴水広場の噴水。向こうが真北になるので、夜中に撮影すると北極星を中心に星が廻るはずだが・・・不審者と間違われそうだ。


    これはカツラの木。渓谷沿いに生えているのを良く見かける。


    樹皮は縦方向に裂けて剥がれる。


    葉は先端があまり尖らないハート形。葉をまともに見るのは初めてかも知れない。


    既に花は散ってしまっているがオオヤマザクラが植えられている。ソメイヨシノでは無いところが渋い。


    桜の木らしく横縞が入る。


    大島桜の葉。ブレてピンボケ。


    オオヤマザクラの葉は辺縁が変則重鋸歯状。


    イロハモミジだろうと思っていたのだが・・・


    看板を見たらオオモミジだった。樹皮は縦に浅く縞が入る。


    花が咲いているが遠くていまいち写らず。


    ケヤキはだいぶ見慣れてきて判別できるようになってきた。


    ケヤキの葉


    これもだいぶ見慣れてきたクスノキ


    こっちは見たことある気がするが、何だか分からない。


    モチノキという木だった。


    小さな花がたくさん咲いている。


    これはたぶん初めて見る木


    サンゴジュというスイカズラ科ガマズミ属の木。秋になると赤い実をたくさん付けるらしい。


    ちょっと感動したのがこの木。


    アズキナシ(小豆梨)というバラ科ナナカマド属の木。見るのは初めてである。


    ガマズミか、ミズキではないかと思ったが全く違った。山渓の樹木図鑑には韮崎市や高根町で撮影された写真が載っており、自生しているようだ。


    枝先に白い花を多数付ける。葉脈がはっきりしていて辺縁は浅い鋸歯状である。


    これは街路樹の定番か? メタセコイア(スギ科メタセコイア属)


    葉は鳥の羽状で、触ってみると意外と柔らかい。


    イギリスとの親睦の記念に植えられた木、オーク(イングリッシュ・オークまたはコモン・オーク、ブナ科コナラ属)


    樹皮は細かく鱗片状に裂け、コナラに似ている。


    葉はカシワの葉に似るらしいがまだ十分に大きくなっていない。


    白くて目立つ花


    オオデマリ(スイカズラ科ガマズミ属)という花らしい。葉が丸っこい。似ているコデマリはバラ科シモツケ属で、葉が長楕円形で切れ込みがある。

 仕事のついでの樹木散策だったが、様々な種類の木が植えてあって大変勉強になり、楽しいひとときを過ごすことが出来た。久しぶりに入った学生食堂の食事もおいしくて安く、デザートの品揃えが多いことに驚いた。



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忍野再散策  令和4年4月19日

2022年04月21日 | 里に咲く花
 先週に続いて都留市に出張があった。仕事は午後2時ごろに終わりさっそく先週も訪問している忍野を再訪してみる。そろそろ桜が満開になり、先週は蕾だったヒメアマナが見ごろになっている頃だろう。


    桜が満開。残念ながら富士山は雲隠れ。


    フッキソウも満開になっていた。


    上に咲いているのが雄花、下のほうの葉の付け根のあたりに地味に咲いているのが雌花のはずである。


    ニリンソウが咲いていた。


    期待していたヒメアマナ


    満開になっている。


    先週は蕾だった大株も見ごろになっていた。


    昨年よりもたくさん咲いてくれたように思う。


    黄色くて可愛らしい花


    神社を訪れてみる。


    ミヤマエンレイソウはもうすぐ咲きそうである。


    クマガイソウはまだ見えていない。


    良く見てみると芽が顔を出していた。


    ヒナスミレが満開になっていた。


    こちらはフイリヒナスミレ


    エイザンスミレ


    隠れていた富士山が一時だけ姿を見せてくれた。

 川の周辺の湿地に何か咲いているのではないかと立ち寄ってみたのだが、まだ何も出ていなかった。山中湖や河口湖湖畔のカヤツリグサ科植物もそろそろ花を咲かせている頃ではないかと思う。5月にもまた何度かこの界隈に出張があるので、散策してみたいと思う。

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月光の本栖湖・精進湖  令和4年4月16日

2022年04月20日 | 月富士
 月齢14の月が昇るこの日の夕方は、朝霧高原ふもとっぱらの池のところでダブルパール富士になるはずだった。仕事を終えて朝霧高原に移動し、パール富士の1時間ほど前にふもとっぱらに到着した。ところが・・・ふもとっぱらのキャンプ場にはもうぎっしりとキャンパーたちの車が止まっており、しかもこの日は予約客以外はふもとっぱらの駐車場に入れてもらえなかった。路上駐車という手段もあったが気がすすまず、ならば湖と月を狙ってやろうと本栖湖に移動する。こちらはカメラマンは誰も居なかったが、月がなかなか現れない。予想では富士山裾野あたりから昇って来るだろうと思っていたのだが・・・?


    本栖湖から見る残照の富士山。この頃には富士山裾野に月が見えているだろうと思ったのだが・・・


    月が現れたのは遥かに左側のほうからだった。


    湖面を照らして昇る月


    夕暮れの竜ヶ岳


    想定していた景色とはだいぶ違うものになってしまったが・・・


    綺麗な月の昇る景色を楽しんだ。

 帰り際に精進湖の脇を通ってみると、桜が満開になっていた。何人かカメラマンが撮影しているようである。


    月光照らす桜


    月と桜と富士山


    満開の桜と春の月

 この日の精進湖は意外と寒く、車の温度計では9℃だった。富士吉田の新倉山公園まで行けば月光に照らされた夜桜が楽しめたのであろうが、週末だというのに明日も一日仕事があり、とてもそんな元気は出なかった。

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カタクリ満開 敷島カタクリロード  令和4年4月16日

2022年04月18日 | 里に咲く花
 4月初旬にアズマイチゲが満開となっていたカタクリロードだが、その際にカタクリが少し咲き出し、たくさんの蕾を付けていた。そろそろ見ごろを迎えている頃ではないかと思う。午後から仕事があるためあまり時間がとれず、陽が差し込むであろう10時ごろを狙って訪れてみる。


    満開になっていたカタクリ


    少し遅いくらいである。


    今年はたくさん花を付けてくれた。


    カタクリロードのカタクリ


    なかなか見ごたえがあった。


    イチリンソウと一緒には咲いてくれなかった。


    ところどころ穴の開いたところがある。どうやら採取者が居るようだ。


    スミレもだいぶ咲いている。これはマルバスミレ。


    アケボノスミレ


    まだ咲き始めたばかりである。


    イブキスミレ


    少し色の濃いイブキスミレ。エゾアオイスミレもあるはずだが、時間切れとなってしまう。


    4月初旬には全く見当たらなかったが、あっという間に咲き出したセンダイタイゲキ。


    ますます数を増やしたように見える。


    センダイタイゲキの花。咲き始めの花にはしっかりと中心花序が残っている。

 カタクリはあと1週間もすれば終わってしまうだろう。そのあとにイチリンソウ、ニリンソウ、センダイタイゲキが見ごろを迎える。楽しみが多いこのカタクリロード、また訪問することになるだろう。

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三分一湧水公園の春の花  令和4年4月13日

2022年04月16日 | 里に咲く花
 3月初旬にザゼンソウが咲いているのではないかと思い訪問している北杜市の三分一湧水公園であるが、残念ながらザゼンソウには会えなかった。おそらくザゼンソウにはもう遅いであろうが、他の花が咲き出しているはずである。


    コブシの花が満開になっていた。桜もそろそろ見ごろである。


    コブシは花の下に葉が一枚付いている。


    ミズバショウが咲いていた。


    思った通り、ザゼンソウはもう葉を展開していて少し遅かった。


    湿地や泥地を好む花だが、やや乾燥した場所に生えている。


    ザゼンソウ。レンズが曇ってしまっていたようである。


    そして思っていた通り、黄色い花が咲いていた。上にあるピンクの花はサクラソウである。


    リュウキンカ。満開である。数株あるのみで、植栽のものではないかと思う。


    もうオキナグサが咲いていた。自然に見るものよりも色が薄く、たぶん植栽のものだろう。


    白花のオキナグサ、虫付き。


    水色のキクザキイチゲが咲くらしく、期待していたのだがまだ葉が出始めたばかりだった。


    もう少しで咲きそうな蕾


    サクラソウもまだ早かった。


    数株が咲き始めたばかりだった。


    おそらくコハリスゲ


    バッコヤナギだろう。


    これが雌花ではないかと思う。


    ホザキヤドリギはまだ葉を出していなかった。

 おそらくあるのではないかと思ったリュウキンカに出会うことが出来たが、キクザキイチゲやサクラソウはまだ咲いていなかった。

 場所を移動して昨年出会えたリュウキンカが生育する湿地を訪れてみる。


    もう見ごろになっているだろうと思ったのだが、まだ咲き始めたばかりだった。


    咲き始めたばかりのリュウキンカ


    春の湿地に咲くリュウキンカ


    見ごろになるのはもう少し先のようである。

 春の花が咲き始めた八ヶ岳の麓を楽しむことが出来た。

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桜が咲き始めた忍野を散策 令和4年4月12日

2022年04月15日 | 里に咲く花
 都留市に出張があり、仕事は午前中で終わった。しかし、已むごとなき用事で4時半までに甲府に戻らなければならない。少し時間がとれそうだったので忍野八海の界隈を散策してみる。


    忍野八海の桜は咲き始めたばかりである。


    残念ながら富士山は雲に隠れてしまった。


    お寺の桜は七分咲きといったところだろうか。


    境内に咲いていたモモイロキランソウ


    アズマイチゲが満開。


    神社に立ち寄ってみる。


    神社の境内にもアズマイチゲが咲いていた。


    見ごろを迎えていたアズマイチゲ


    急ぎ足でぐるりと散策してみる。フッキソウは咲き始めたばかりといった感じだった。


    咲いている花は一部だけである。


    池の近くの桜の木にはシダがたくさん着生していた。


    ノキシノブだと思っていたのだが、葉に毛が密生しており、これはビロードシダだった。


    バイカモはまだ早く、花は全く見当たらない。


    なんとなく正体が分かってきたこの水草。


    おそらくヤナギモではないかと思う。


    見たかったのはこの小さな可愛らしい黄色い花。


    ヒメアマナ。まだ咲き始めたばかりで蕾が多い。


    ヒメアマナの花


    まだ蕾の大株


    人に踏まれてしまいそうな場所にも咲いていた。

 急ぎ足ではあったが、見たかったフッキソウやヒメアマナの花を見て回ることが出来た。来週も都留市に出張がある。おそらく桜も満開になっているであろうから、時間がとれるようなら再訪してみたいと思っている。


    帰り際に立ち寄った大石公園。富士山が姿を見せてくれた。

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スミレ散策 北杜市  令和4年4月11日

2022年04月11日 | 里に咲く花
 午後から歯科受診があったのだが、思っていたよりも早く診察が終わった。日が長くなったので急げばスミレの散策が出来そうである。北杜市まで移動し、いつもならば歩く林道を車で乗り付けて最短ルートでスミレを見に行ってみる。


    たくさん咲いていた赤紫色のスミレ


    アカネスミレ。今年は大株があまり見当たらない。


    こちらの薄水色のスミレも見ごろになっていた。


    イブキスミレ。しかしこのスミレも今年は大株が見当たらず、小さなものばかりである。


    ゲンジスミレはそろそろ終盤だった。


    このスミレも大株は見当たらず。しかもこの場所は鹿の踏み荒らしで斜面が削れてしまっていた。


    この白いスミレも盛期を過ぎていた。


    他のスミレと同様に大株は見当たらない。数も少し減ったように見える。


    側弁には毛が生えている。稀にしか見ない貴重なスミレである。


    アマナと思わしき葉も見てきたが、花も花芽も見つからず。今年は咲かないのではないだろうか?

 急いで回ったスミレ散策だったが、見たいスミレはだいたい見て回ることが出来た。昨年よりは咲いてくれているがいずれも個体が小さく数も少ないように見受けられる。冬の降水量が少なかったことが影響しているのではないかと思う。

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山上に咲くカイコバイモに会いに行く 令和4年4月9日

2022年04月10日 | 山に咲く花
 毎年のように会いに行っていた南部町の山上に咲くカイコバイモであるが、昨年は反対側の登山道周辺を探索したためこの場所は訪問していなかった。今年はどうなっているのか、会いに行ってみた。今年の身延山のカイコバイモはだいぶ花が少なかったのでこちらも減ってしまっているのではないかと心配である。


    一応道はあるのだが、崩落している場所があり結構危ないルートである。本日は体調悪く、登り始めてすぐに息が上がり足が上がらない。


    カンアオイの仲間。野球のホームベースのようなこの形はランヨウアオイであろう。


    エビネの葉は酷い食害に遭っていた。花芽が出ているのを確認した。


    この山中で最も普通に目にするテンナンショウの仲間がこのホソバテンナンショウ。


    時々見かけるスルガテンナンショウ。付属体の先端部が丸い塊になっている。


    葉が出る前に仏炎苞が開いており、これはヒガンマムシグサと思われる。小さな1株しか見かけなかった。


    杉の枝の落下とともに落ちてしまっていたカヤラン。この杉林の中では良く見かける。


    カイコバイモの生育地に到着。以前に比べて斜面の乾燥化と崩落があり、下部のほうはだいぶ数が減ってしまっていた。


    このあたりもあまりたくさんは咲いていない。


    しかし、少し上にある核心部は以前と変わらず、あるいはそれ以上にたくさんの花を咲かせていてくれた。


    可愛らしいカイコバイモの花


    固まって6~7株咲いてくれている。斜面の乾燥化がやや心配ではあるが、幼弱な葉もたくさん出ており当面は大丈夫のようである。

 心配していたカイコバイモは少なくなってしまった場所もあるものの、トータルではあまり個体数は変わっていなそうである。現在発見されているカイコバイモの自生地の中ではここが最大の自生地であるが、正式な登山道が無く危険なルートであるため、入山者がほとんど居らず静かに咲いてくれているようである。

 崩落した斜面を慎重に通過して渓谷の中に下りてみる。


    かつてはルートがあったはずだが、年々歩きにくい斜面に変わりつつある。


    渓谷の中に咲くハナネコノメ。これでもかというくらいにたくさん咲いている。


    ツルネコノメソウ。普通にある。


    咲き始めたばかりのツルシロカネソウ


    これも咲き始めたばかりのヤマエンゴサク


    ヤマシャクヤク。小さな蕾が付いていた。


    苔の中を好んで生えているカラクサシダ


    小さなシダで目立たないが、結構ありそうである。


    昨年から取り組んでいるスゲの仲間であるが、少し見慣れてきた。これはヒメカンスゲであろう。


    小さくて可愛らしいスゲが花を咲かせていた。これは雌雄異株のヒナスゲの雌花であろう。


    こっちの黄色いほうが雄花。花が咲いているところは初めて見た。


    まだ花を咲かせていないスゲ。葉にザラつきがありスルガスゲを期待したのだが・・・


    小穂を見ると鱗片がこげ茶色で幅広い。どうやらこれはコカンスゲのようである。


    木を見上げるとヤシャビシャクが着生していた。

 何度訪れてもこの場所に咲くカイコバイモや谷に咲く花たちは新鮮な感動を与えてくれる。季節を変えて訪問してみるとまた違った出会いがあるのだろうが、何度も訪れるにはやや難易度が高い。

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シロバナタンポポ咲く河川敷を散策 甲府市荒川沿い  令和4年4月7日

2022年04月09日 | 里に咲く花
 数年前に河川敷に咲く桜を見に行った際に土手に白いタンポポが咲いているのを見つけた。あのタンポポは何タンポポの白花なのかずっと気になっていた。河川敷に咲いているタンポポがセイヨウタンポポなのか、それとも二ホンタンポポなのかも確認が出来ておらず、散策してみる。他にも探している花があり、その下見も兼ねている。


    本日歩く荒川河川敷。公園のようになっており、向こうに見える橋のさらにその先にある橋まで歩いてみる。


    河原沿いにはオオカワヂシャがたくさんはびこっていた。


    河川敷にはタンポポがたくさん咲いている。


    さて、このタンポポは何タンポポ?


    総苞を見てみると、総苞片は開いておらず、二ホンタンポポである。その中でも、総苞が丸みを帯びていることからこれはシナノタンポポと思われる。


    その中にシロバナタンポポが混じっている。


    それなりに数はある。


    シロバナタンポポ。少し痛み気味である。


    総苞を見てみると、先ほどの黄色いタンポポとほぼ同じ形をしている。おそらくシナノタンポポの白花であろう。


    土手沿いにシナノタンポポがたくさん咲いている場所もあった。


    薄黄色の中間型のようなタイプもあった。


    これは白花との交雑なのだろうか?


    あちらこちらで見かけるが花の名前は知らなかった。これはイヌナズナという名の花らしい。

 さて、河原沿いにはどんな花が咲いているのだろう。靴が濡れない程度の範囲で歩いてみる。


    花壇から種が飛んだのであろう。パンジーが咲いていた。


    ノボロギク。畑や野原など、どこにでも生えている。


    オオアラセイトウ(アブラナ科)。別名ハナダイコン、ショカッサイ。


    オランダミミナグサ(ナデシコ科)。ヨーロッパ原産の帰化植物。全体的に毛が多い。


    アザミの仲間のようだが??良く見れば葉の上に桜の花が乗っていた。


    これでもかというくらいにたくさん生育していたオオカワヂシャ(ゴマノハグサ科)。これは外来種で、在来種のカワヂシャは見つからない。


    キツネノボタンに似ているが、これは葉が細く実がコンペイトウ状にならないタガラシ(キンポウゲ科)。


    オランダガラシ(クレソン)が咲いていた。


    探していたのはこんな感じのニガナの仲間。たぶんこの葉は違うであろう。

 日本の野草(山と渓谷社)という図鑑にカワラニガナの写真が掲載されており、その撮影地は甲府市と書かれている。カワラニガナは中部地方の河川敷沿いに生育している少し珍しいニガナの仲間である。5月か6月に花が咲くであろうが、生育していそうなのがこの荒川河川敷ではないかと思っている。河川敷内は工事が行われて昔とはだいぶ様相が変わってしまっているであろうが、雰囲気的にはあってもおかしく無いのではないかと思う。今回の散策ではそれらしきものは見つからなかったが、花の咲く頃に再探索してみたいと思う。

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期待していたノジスミレの群落は消滅していた 穂坂自然公園  令和4年4月5日

2022年04月08日 | 番外編
 本日3ヶ所目の訪問地は韮崎市の穂坂自然公園である。昨年この公園を散策した際にノジスミレの群落に出会ったのだが、訪問時期が遅く既に大部分が枯れてしまっていた。今年は良い状態のものを見ておきたくて訪問してみた。


    穂坂自然公園。シンボルの大きなクワガタ


    シデコブシが満開になっていた。


    何本か植えられている。


    20枚以上は花弁がありそうな豪華な花


    駐車場周辺ののソメイヨシノが満開だったが、こちらのサクラは何?


    ヤマザクラか、カスミザクラか?花柄にうっすらと毛が生えており葉裏に光沢があるのでカスミザクラではないかと思う。あるいは交雑種か?


    土の斜面が雨で流れ落ちでしまったのか、倒れてしまっていたシュンラン。


    ここがノジスミレが群生していた場所だが、イノシシの掘り起こし被害に遭ったようで花が見当たらなくなってしまっていた。


    少し離れたところにアカネスミレが咲いていた。


    スズメノヤリ(イグサ科)。普通に見かけるが意外と名前は知らない。

 期待していたノジスミレの群落はイノシシの掘り返し被害で消滅してしまっていた。いつか復活してくれることを期待したい。


    アカマツを見上げてみるとここにもマツグミが生育していた。


    双眼鏡で周辺の木も見てみるとちらほらと付いている木が見られた。このあたりでは普通にありそうだ。

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