水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

時間編集力

2021年01月26日 | 学年だよりなど
  3学年だより「時間編集力」


 キムタツ先生が「二次試験に合格するための三ヵ条」を解説されている(キムタツチャンネル)。


~ 1 計画を必ず立てよ!  2 過去問にこだわるな!  3 忘れることを常に意識! ~

 「1 計画を必ず立てよ!」
 国立を第一志望にした場合、二次試験までには、およそ一ヶ月。10日間程度を一つのタームとし、足りなかった知識を注入する第1ターム、知識を知恵に変える第2ターム、本番を想定し時間を計っての演習をする第3タームのように設定すべき。前半、後半の二つに分けるぐらいでもいいが、計画性を持って勉強することが大事だとおっしゃる。
 もうすぐ私大入試が始まる人も多いだろうが、例えば早慶の入試が終わるまでには3週間以上あるし、結果の出具合によって私大の後期まで考えたなら、まだまだ勉強できる期間は長い。
 残された期間が少なくても、やみくもに勉強するのではなく、自分がやっていることの位置付けを意識するべきだ。ラスト10日間も、一日を三分割して考えれば一ヶ月化する。
 計画を立てるのが苦手なら、その日に何をどれくらいやったのかを記録し、視覚化しておくだけでも効率は全然変わる。


~ 仕事で成果を残す人や、成長が早い人は、必ずといっていいほどこのメタ認知能力が高いと僕は感じています。なぜでしょうか。自分の知覚を含めて自分を客観視することで、何ができていて何が足りないのか、自分で見つけて、改善していくことができるからです。
 わかりやすくいえば、メタ認知力というのは、俯瞰して構造する力と言い換えてもいいと思います。自分の仕事がどうだったか、自分の言動が他人からどう映るかといったことを、あたかも第三者から見るように俯瞰して、「現状はこうなのか。じゃあ、どうしよう?」ということを考える力だからです。 (伊藤羊一『1行書くだけ日記』SBクリエイティブ)  ~


 「2 過去問にこだわるな!」
 ひたすら過去問をこなすことで満足してはいけない。それによって何を身に付けるかが大事。
 受験する大学の過去問だけをひたすら遡ってこなすという勉強について、木村先生は懐疑的だ。東大受けるならむしろ京大や一橋の問題も見るべきだという。私大にも言えるだろう。早稲田を受けるなら、他の学部の問題も解いた方がいいし、GMARCHにしても志望校以外の問題は必ず役に立つ。過去問がそのまま出題されることはない。各大学によっては傾向がかなり大きく変わる年もある。純粋にその大学の過去問だけのイメージでいると、本番であせることもありうる。他大学の問題は、志望校の別パターン想定問題として取り組めばいい。
 どんな球がきても打ち返せるようになることが最終目標だ。

 「3 忘れることを常に意識!」
 一度解いた問題でも、4、5日ほおっておいたら解けなくなることは普通にある。一度終わった問題にもどりながら、スパイラルで積み上げていくイメージで勉強しよう。
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