2学年だより「ハケンアニメ(3)」
夢をかなえるためには、何が必要なのだろうか。
自分の努力? それは必要というか、最低限の前提だろう。
声優達との関係がうまく築けない斉藤瞳監督は、彼女たちのSNSを閲覧してみる。すると、彼女たちが、いかに自分の出演作を大切にしているかがわかった。
しばらく大きな役をもらえてないこと、ビジュアル人気で起用されたことなども自覚し、そのうえで出来るだけのことやりたいと思っていることも気づく。
ストーリーを変更したいと言い出した瞳に、スケジュール的に無理に決まっていると制作進行が言う。しかし徹夜で原画を描き続け、彩色し、編集してくれるスタッフのおかげで、放送にギリギリ間に合わせることができた。
行城プロデューサーが、自分の知らないところでいろいろと頭を下げて回ってくれたことを知る。
クールも後半に進み、最終話に向けてチームが一体になっていったのは、瞳が、自分一人では何もできないと気づいてからだった。
夢をかなえるためには、必要なものは何か。
自分をつらぬくこと、これは言うまでもない。
しかし、そのためには、自分一人「だけ」ではできないことも気づかなければならない。
映画「ハケンアニメ」の監督、吉野耕平氏は、こう語っている。
~ アニメの業界は飛び込んで何年もしないと本当のところはわからない世界でしょうから、実際はきっとみんな人に言えないことが、もっといっぱいあるのだろうと思ってはいるんです。ただ、今回描いた“力を合わせて何かを作ったりすることは根本的に楽しいことなんだ”という思いに嘘はなくて、しんどいこともあるけれど、それでも人が自然に集まってくる魅力がある。そんなモノづくりの世界がある。そういうことを描く映画があってもいいんじゃないかと思って作りました。それはアニメに限らず、料理の世界でも建築の世界でも、根本的には同じ魅力があると思うので、そんなモノづくりの世界の面白さを感じてもらえたら嬉しいです。(パンフレットより)~
自分の「好き」をつらぬくため、夢をかなえるためには、たくさんの人の手を借りなければならないという原則は、アニメ業界だけに当てはまる話ではい。
すべての仕事において、それが大事だと、この映画は教えてくれる。
アニメをはじめエンタメ業界に興味のある人は言うまでもない、モノづくりに興味がある人、何かを表現したい人、夢を叶えるためにどうすればいいか知りたい人に、たくさんのヒントを与えてくれるだろう。
いや、もしかしたら、何に興味を持っていいかわからない人、何かきっかけがほしい人こそ見るべき作品なのかもしれない。
ぜひ、劇場へ!
夢をかなえるためには、何が必要なのだろうか。
自分の努力? それは必要というか、最低限の前提だろう。
声優達との関係がうまく築けない斉藤瞳監督は、彼女たちのSNSを閲覧してみる。すると、彼女たちが、いかに自分の出演作を大切にしているかがわかった。
しばらく大きな役をもらえてないこと、ビジュアル人気で起用されたことなども自覚し、そのうえで出来るだけのことやりたいと思っていることも気づく。
ストーリーを変更したいと言い出した瞳に、スケジュール的に無理に決まっていると制作進行が言う。しかし徹夜で原画を描き続け、彩色し、編集してくれるスタッフのおかげで、放送にギリギリ間に合わせることができた。
行城プロデューサーが、自分の知らないところでいろいろと頭を下げて回ってくれたことを知る。
クールも後半に進み、最終話に向けてチームが一体になっていったのは、瞳が、自分一人では何もできないと気づいてからだった。
夢をかなえるためには、必要なものは何か。
自分をつらぬくこと、これは言うまでもない。
しかし、そのためには、自分一人「だけ」ではできないことも気づかなければならない。
映画「ハケンアニメ」の監督、吉野耕平氏は、こう語っている。
~ アニメの業界は飛び込んで何年もしないと本当のところはわからない世界でしょうから、実際はきっとみんな人に言えないことが、もっといっぱいあるのだろうと思ってはいるんです。ただ、今回描いた“力を合わせて何かを作ったりすることは根本的に楽しいことなんだ”という思いに嘘はなくて、しんどいこともあるけれど、それでも人が自然に集まってくる魅力がある。そんなモノづくりの世界がある。そういうことを描く映画があってもいいんじゃないかと思って作りました。それはアニメに限らず、料理の世界でも建築の世界でも、根本的には同じ魅力があると思うので、そんなモノづくりの世界の面白さを感じてもらえたら嬉しいです。(パンフレットより)~
自分の「好き」をつらぬくため、夢をかなえるためには、たくさんの人の手を借りなければならないという原則は、アニメ業界だけに当てはまる話ではい。
すべての仕事において、それが大事だと、この映画は教えてくれる。
アニメをはじめエンタメ業界に興味のある人は言うまでもない、モノづくりに興味がある人、何かを表現したい人、夢を叶えるためにどうすればいいか知りたい人に、たくさんのヒントを与えてくれるだろう。
いや、もしかしたら、何に興味を持っていいかわからない人、何かきっかけがほしい人こそ見るべき作品なのかもしれない。
ぜひ、劇場へ!