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狭山池講演会

2009-12-29 | Weblog
クリーンアクションの後
大阪府元河川室長の吉田さん(平成の大改修の現場を担当された方)に
うどぃの仲間達と狭山池の歴史について、公演をしていただいた。

狭山池の平成の大改修は昭和55年から計画された。
昭和57年に西除川下流で豪雨による被害が起きたことから
昭和61年に治水ダム事業を採択し昭和63年から工事が、始まった。

上流からの豪雨の雨水を多くためるため
深く、掘り下げていく工事で発見されたものは、古い史跡の数々。

今から約1,400年前の616年に作られたこと、
歴史の中で何度も改修が行われたこと、
現在の土木技術と変わらない技術が太古からあったこと など
とても私の稚拙な文では書ききれないすごい内容でした。

当初6年計画だったものが13年もかかった工事は、
それらの重要な太古の遺産を、発掘保存のためにかかった時間とのことでした。

講演の中で驚いた話のひとつは、1,000年以上前、奈良時代に
水はけのため埋められた緑の葉っぱが、当時の緑色そのままで発掘されたことです。
でも、その葉っぱは、空気に触れるとどんどん黒くなっていったそうです。
まるで、浦島太郎の伝説を見たと言ってました。

狭山池博物館に行かれた方は、ご存知でしょうが、土手をそのまま切り取った
オブジェクトを見られたかと思いますが、あのオブジェクトは、博物館より先に
あの場所に設置され、博物館に覆われたそうです。

狭山池の歴史は、南大阪の歴史。
南河内の祖先の稲作をその灌漑で安定した収穫を守っていた。

その歴史を伝える狭山池博物館
一時、閉館も言われましたが、府と市と市民との3つの団体で
運営されていくことになりました。

ぜひ、見に行かれることをおすすめします。


詳しくは、狭山池博物館HPをご参考に