観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「タワマン」「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

中国キラーとしてのTPPの価値

2017-02-15 00:41:37 | 政策関連メモ
高付加価値の産業は、日本やアメリカで技術漏えいしないように守り育てればいいと思いますが、中国の人件費の安さは脅威ですから、本気で中国を殺る気なら、対抗馬を育てるのがてっとり早いと思います。中国の競争力のある産業を狙って人件費の安い途上国で育てればいいでしょう。中国と競合する(ライバルにならざるを得ない)以上、裏切る心配が薄いというのがメリットです。日米に幾ら投資しても、コストで中国と勝負にはならない訳ですから(コスト競争力があったら、逆に不味いです)。

新しい枠組みを創るのもいいですが(時間がかかるので)、TPPを活用するのがてっとり早いとも言えます。投資に関するルールとかあるでしょう。トランプ相場の金融超大国アメリカや金余り日本が本気を出せば、中国に勝つ産業を創るのは訳ないと思います。本来、競合しないところを狙うのがビジネスの常道だと思いますが、中国が強くなることは安全保障上の脅威なので、邪道も止むを得ません。安い産品の輸入は消費者にもメリットありますしね。安倍政権はやる気だと思いますが、トランプもこういうところまで気にかけてくれると助かります。