団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「郭公の家」
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「人魚を食った女」
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「桜の木」
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「闇の中」
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「草原の対決」【児童】
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「桜の花が散った夜」

「葡萄という漢字は葡萄以外には葡萄牙にしか使われないのは何故なのか?」について考える

2020-08-16 06:50:55 | 漢字・文字

「葡萄(ぶどう)」という漢字は葡萄以外には「葡萄牙(ポルトガル)」に使われるだけです。そのわけを探ります。

 

「ぶどう」という果物の名称は実はペルシャ語Budaw(ブーダウ)に由来しています。(ギリシャ語の “botrus” という説もあります)

葡萄はアケメネス朝時代(B.C.550年~B.C.330年、遊牧イラン人が建設し、オリエント一帯を支配した世界帝国、現在のイランのペルシャ湾に面したファールス地方)のこと)、ペルシャ帝国のフェルガーナ(現在のウズベキスタン)地方で、「ブーダウ」と呼ばれていたそうです。

前漢時代(前漢 (B.C.202~A.D.8)、ペルシャへ旅をした政治家で外交官だった張騫(ちょうけんB.C.164頃~紀元B.C.114)によってその種が前漢に持ち込まれました。その芳醇な味わいが好まれて前漢・後漢(A.D.25~A.D.220)で栽培され、「ブーダウ」に、その音感から「葡萄」の文字が当てられたようです。

 

発音

音読み

呉音 : ブ

漢音 : ホ

発音

音読み

呉音 : ドウ(ダウ)

漢音 : トウ(タウ)

 

このことから、「ブータウ」に「葡萄(プータオPútáo)」の文字が当てられたのはおそらく三国時代(220~280年)の頃と考えられるようです。

その後、唐の時代(618年 - 907年)に、おそらく仏教と同時期に「葡萄」は※遣唐使(7~9世紀)により、日本へもたらされたようです。

 

遣唐使は飛鳥~平安時代の日本から、唐(618~907年に存在していた中国の王朝)へ派遣されていた使節団のことです。

第一回は舒明天皇二年(630年)で飛鳥時代。最後は寛平六年(894年)の平安時代でした。

 

時代

年代

呼び名

アケメネス朝時代(ペルシャ)

B.C.550~B.C.330年

Budaw(ブーダウ)

前漢時代(中国)

B.C.202~A.D.8年

匍匋(プータオ)

三国時代(中国)

220~280年

葡萄(プータオ)

遣唐使により日本へ

7~9世紀

葡萄(ブドウ)

 

日本で栽培が始まり、その後、野山で野生化したりもしたようですが、日本国内では葡萄の伝来以前に、野山に和種のブドウ科植物である「エビヅル(エビカズラ)」が、伝来種によく似ていたことから、「葡萄蔓(葡萄葛)」と書かれ、「葡萄」と書いて(エビ)とも読みます。

 

名僧・行基がこの地に至り、柏尾山大善寺(かしおさんだいぜんじ)を建立しました。大善寺は現在では「ぶどう寺」として知られています。

 

甲州市勝沼町にある“ぶどう寺”こと、「柏尾山 大善寺(かしおさん だいぜんじ)」。その起源は、奈良時代の718年にさかのぼります。甲斐の国(現在の山梨県)を訪れた僧行基が、手にぶどうを持った「薬師如来(やくしにょらい)」を夢で見たそうです。この夢を喜び、その姿の像を刻んで安置したのが、この大善寺です。

 

この寺の荘園内に薬園を開き、葡萄を植えたのが、葡萄栽培の始めだと伝えられているようです。

 

日本で本格的に嗜好品(果物)としての葡萄の栽培が始まったのは鎌倉時代(1185~1333年)初期、甲斐国山梨郡勝沼郷です。

 

■ブドウの漢字の起源

古代中国の三国時代に「ブーダウ」に「葡萄」の文字が

当てられたのは、「葡」は「匍」と同一の【bu】「萄」は「匋」と同一の【daw】であることから、単にペルシャ帝国フェルガーナ語の【budaw】に呉音を当てた「匍匋」に植物の意味の草冠を両字共に加え葡萄にしたものと考えられます。

 

発音

音読み

呉音 : ブ

漢音 : ホ

訓読み

は-う

発音

音読み

呉音 : ドウ(ダウ)、ヨウ(エウ)

漢音 : トウ(タウ)、ヨウ(エウ)

訓読み

すえもの

 

「葡」「萄」それぞれの漢字が「ぶどう」「えび」以外で個別に熟語を形成されることがなありません。

ポルトガルを「葡萄牙」と表記するのは中国語をそのまま引用しているのです。ちなみに中国語では「プータウヤ(Pútáoyá)」と発音するようです。

 

「葡萄」という漢字は「ブドウ」を表すためだけに作られた漢字だったのです。

したっけ   

 

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海鳩

 ―潮騒が希望だったー 

 

ぐしゃぐしゃに砕かれた大顎の破片が散乱し 

ているのは知っていたがここのものではない

 さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら 

ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと

流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚 

にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる

 記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ  

〈母ァさん 母ァさん〉

 あなたさえ答えようもないのです 

(後略)

 

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コメント (4)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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