稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

安曇川水系 アマゴは活気なく

2021年07月31日 | トラウト
 久々の安曇川水系。

 入渓してみると前回の面影はない。

 水が減り、流れはおだやかになりすぎ。

     

 それでも釣りを始めるとほどなく最初の1匹。

     

 その後もアマゴたち、ルアーを投げるたびに顔は出す。

 けれどもゆらゆらと付いてきては反転していくというパターン。

 というわけで、なかなか釣れない。

 が、時々足元を成魚らしき影がギュン、ギュンと走る。

 そうして岩陰にサッと身を隠してしまう。

 間違いなく彼らはいる。

 消えたわけではないのだ。

 忘れた頃に着水したミノーに反射食い。

 少し重い!と思ったら今日一番のアマゴ。

     

 19cmと長いが、体高がなく、色は黒っぽい。

 そんなこんなで、かろうじて5匹。

 まとまった雨でもないかぎり、ここでの復活はむずかしそうだ。

     

 本日 水温 22℃
    アマゴ 5匹(14~19cm)
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笙の川 23℃でも立て直し

2021年07月28日 | トラウト
 前回はカンカン照りの下、惨敗だった。

 もっとも、あの日の夜、
釣友 ツバキさんからは同じ笙の川で10匹ほどとメール。

 今日は立て直すべく少し下流の広い水域へ。

     

 水温を測ると昼前に早くも23℃。

 さて、入渓して攻勢をかける。

 写真の浅い瀬で早速アマゴ。

     

 これで「釣果なし」の悪夢だけは免れたとひと安心。

 釣り上がるに従い、ほぼ満遍なく釣れる。

 ここはヤマメともアマゴとも決めかねるような魚体が多い。

 アマゴたちが待ち構えているのはやはり瀬。

         

 2時間ほど歩いたところで「疎」の水域に入った。

 釣れない。

 ここはいつもこうなのだ。

 後半にかける!と体にムチを入れる。

 しかし、今日はカンカン照りではないものの、むし暑い。

 汗だくになり、次第に足がもつれてきた。

 脱渓地点のことが頭をよぎる。

 ルアーの投げ込みもだんだん雑に・・・。

 ようやく上の道路に出られる地点に到達。

 ここで納竿。

 やっぱり真夏はきびしい。

     

 本日 水温 23℃
    アマゴ、ヤマメ 15匹(13~19cm)
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映像で見るイワナの越冬

2021年07月25日 | トラウト
 BS3「ワイルドライフ」で「御嶽山 渓流の王者 イワナが躍動する」をみたが、
とても興味深いものだった。

 ガイドさんについて取材陣が御嶽山のイワナを探訪。

 おもしろいのは夏に元気に摂餌していたイワナが真冬はどうしているかだ。

 取材陣は真冬にも同じ渓流を改めて探訪。

 現地では渓流表面に氷が張っている。

     
       ( 「ワイルドライフ」から )

 水温は1.5℃だという。

 水中カメラを入れると、イワナたちが何匹かじっとしている。

     
        ( 同 上 ) 

 解説によると、
イワナは変温動物で冬には体温を下げ、じっとしているそうだ。

 こうしてイワナは動き回らず、
無駄なエネルギーを消費せず、エサのない冬を乗り切るのだと。

 ぼくはイワナは低水温に強いことから、
冬でも少ないエサを探し求めて泳いでいるのかと思い込んでいたが、違うようだ。

 となれば、アマゴやヤマメたちもまた似たような形で越冬しているのでは?
という気がしてくる。

 この一連の記録と映像、とても説得力がある。
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笙の川 大暑の敗北

2021年07月22日 | トラウト
 今日も強烈に暑い。

 クモの巣も最高潮。

          

 入渓し、釣りを始める前に水温を測る。

 なんと、もう22℃!

 悪い予感、これは厳しそうだ。

 さて、釣り開始。

 ここは今季二度目の場所だが、前とはまったく違う。

 とにかくルアーを追う姿が見られない。

 次第にダラダラとした釣り歩きとなり、緊張感も失せる。

    

 こんな状態では万が一釣れたときバラしてしまうゾ、と自らに言い聞かせ。

 で、そのときがやってきた。

 手元に手応え!

 が、ぼくには「ンッ?」。
 「そうや、かかったんや」と我にかえり、急いで巻き上げ。

 しかしアマゴは目の前で体をブルッと震わせてポチャッ。

 残念、20cm近くの成魚だったが・・・。

 そのあと、しばらくして小さいのがようやく。

     

 あきらめかけていたが貴重な1匹だ。

 それにしても暑い。

 沢で顔を洗い、水を飲み、頭に水をかぶる。

 両袖を水にひたして冷やす。

 ところで、アマゴたちはどこかで涼んでいるのだろうか。

 水量は決して減ってはいないのだが。

     
 
 このあとも数回ルアーにかかったが、いずれもバラシ。

 今日は敗北。

 釣り始めて3時間ちょうど。

 暑い!もうこのあたりが体力の限界と納竿。

 改めて水温を測りなおすと23℃!

 それにしても東京五輪、賛否はともかく、屋外競技は暑いやろな・・・と思わず同情。
 
 本日 水温 22~23℃
    アマゴ 1匹(12cm)
 
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梅雨明けて下り坂の予感

2021年07月19日 | トラウト
 近畿も梅雨明け。

 寒冷前線のいすわりとかで曇りがちだったが、今日は青い空に白い雲。

 入渓したものの、日差しは強烈。

     

 うっかり日なたで釣り糸の結び変えなどをやっていると大変。

 熱気に気づき、思わず木陰を探さなければ・・・とあわててしまう。

 さて、釣りの方はというと、明らかに活性は落ちている。

 「もっといたはずなのに」と思いながら釣り上がる。

     

 水量は今のところはまだ大丈夫。

 しかしこの先、カンカン照りが続きそう。

 減水は急速に進むだろう。

 そう思えば渓流釣りの頂点は過ぎたのかもしれない、などと心細くなってくる。

 忘れた頃にアマゴが顔を出す。

     

 脱渓し、次の場所へ。

 途中の草むらで桃色の小さな花。

 よく見るとネジバナの小さな群落。

     

 これを写真に収める(ピンボケになってしまったが)。

 今が盛りか、とても可憐な花だ。 

 さて、次に入った場所はほとんど反応なし。

 下り坂に入ったか?

 強烈な暑さに今日は早めの納竿。

 本日 水温 20℃
    アマゴ 7匹(12~22cm)
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二回目のワクチンを終えて

2021年07月17日 | 日々
 「品薄」とのことで心配したが、予定通り二回目の接種を終えた。

 なぜか一回目と違い、針を刺すときは痛かった。

 それでも発熱など、案じた副反応もなく一安心。

 英国などには届かないが、日本でも接種率が上がってきた。

 ここにきて感染者や入院者の年齢が低くなってきているのは、
やはりワクチン効果なのだろう。

 「宣言」発令の効果も薄く、結局これしかないということか。

          
       ( 院内の注意書き )

 ところで最近ワクチンに関するデマが話題になる。

 接種すると「遺伝情報の書き換え」、「不妊」、「コロナへの感染」、
はては「接種箇所が磁石のようにひっつく」とかいう意味のわからないものまで・・・。

 医療関係者らによって、これらの情報は否定されているが、
そう簡単に納得は得られないのか、なかなか根強いようだ。

 ある意味では一笑に付されるべきこれらのデマ。
 しかし、多くの人がそれを真実と信じ込み、そう行動して、ひとつのうねりにでもなれば、
世の中はとんでもない方向にねじ曲がるのでは?とおそろしくなってしまう。

 人がデマから無縁になれるのは永遠にないのかも知れない。
 
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増水の笙の川水系でアマゴを釣る

2021年07月13日 | トラウト
 先日の賀茂川水系はほどよい増水だった。

 笙の川水系も同じ程度かと思って訪ねてみた。

 ところが賀茂川水系の比ではなく、かなりの増水。

 「これはアカン」と上流へ。

 が、上流もなかなかの勢い。

     

 それでもやるしかない!と入渓。

 確かに苦しい。

 思わず「どこへルアーを投げよというのか」と泣き言が出そう。

 そうしているうちに少し平坦な水面下で最初の手応え。

 イワナだ。

     

 この後もイワナが続く。

 「今日はイワナ・デーか」と大物を期待。

 しかしこの後はイワナもプッツリ釣れなくなり、代わってアマゴ。

     

 写真の大きな岩。

     

 岩で二つに分かれた泡の流れ。

 その真ん中にたるみ。

 ここでもアマゴ。

     

 いやはや教科書どおりの釣りになった。

 もっとも水かさがさらに高ければ苦しいところだった。

 さて、梅雨明けも近そうだ。

 今年の夏の釣りはどうなるのだろう。

 本日 水温 18℃
    イワナ  3匹(18~23cm)
    アマゴ 10匹(11~19cm) 
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増水の賀茂川水系、水かさの増した瀬で

2021年07月10日 | トラウト
 梅雨の終わり頃、雨が降るのはいつものことだ。

 しかし、例年こんなに降り続いたろうか?

 と思っていると今日は久しぶりに雨が上がり、薄日も。

 日がさすということはこんなに心はずむものなのか。

 で、午後からちょっと賀茂川水系へ。

     

 水は勢いよく流れているが、濁りはない。

 最初に入った水域では反応なく、姿を消したかの感。

 続いて入ったところでは、瀬で1匹。

     

 11cmと小さい。

 こんなのが2匹連続。

 今日はこんな程度、そろそろ帰ろうか?
と思っていると、流れ込みで成魚。

     

 少し黒ずんだ魚体だが、体高があり、朱点も鮮やか。

 がぜん「ヨシッ!」と気を取り直し、「前進!」。

 その先はそれなりにいい反応。

     

 雨のあとのときならではか、

 増水で水かさの増した瀬で活発。

 7月の賀茂川水系も捨てたもんじゃない。

 本日 水温 20℃
    アマゴ 9匹(11~20cm)
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