稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

夏がこんなに暑いモンやったとは

2019年07月29日 | トラウト
 梅雨が明け、台風が去った。

 水かさのあるうちに!と天然ヤマメの谷へ。

 しかし、それにしても暑い!
 と来し方の日本海を望む。

   

 この天然ヤマメの谷、年々ヤマメが減っているようにみえる。

 台風のたびに川底に砕石がたまっていっているように感じるのだ。

 それでもヤマメたち、ゴロゴロした岩だらけの渓谷に
ときおり現れる隠れ場所、そんなところで顔を見せてくれる。

   

   

 通常、入渓するとぼくは脱渓地点まで休むことはしない。

 が、今日は違った。

 座り込んでは何度も両腕を水に浸し、顔を洗い、首筋を冷やす。

   

 そんな休み休みの釣行の末、今日は早めに切り上げ。

 息切れしてきそうな真夏の一日。

   

 あらためて、夏がこんなに暑いモンやったとは。

 本日 水温 21℃
     ヤマメ 5匹(16~23cm)
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国保監督の采配 新しい時代の波

2019年07月26日 | 日々
 25日、高校野球の岩手決勝で大船渡が敗北。

 国保監督がエース 佐々木選手を登板させなかったことで
賛否両論となっている。

 当の佐々木選手、試合後のインタビューでは記者たちに問われ、
少し間をおいて「監督の判断なので、しょうがない」と一言。

 登板したかったという思いをにじませた。



 国保監督としては前日の登板、そこからの連投を避けたということらしい。 

 が、監督への風当たりはかなりのようだ。

 それでもぼくは監督に拍手を送りたい。

 ここで無理をさせて甲子園に進むことになったとしても、
この無理は甲子園でも続くことになるのは必定。

 佐々木投手。
 おそらくプロの道に進むだろうが、その先は長い。

 それを思えば若い国保監督の采配は確信と勇気に満ちたものだ。



 思えば運動競技が国威発揚の場などと考えられ、
選手の健康や将来などはかえりみられなかった時代を思い起こせば、
これは明らかに時代の変化を示唆しておりはしないか。

 高野連の緩慢な対応に一石を投じる形となったこのできごと。

 時代がさらに確実に前に進まんことを願いたい。
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梅雨のさなか 久しぶりに賀茂川水系

2019年07月21日 | トラウト
 昼さがり、賀茂川水系の増水を見て、ちょっと入ってみようかという気に。

 久々の奥地、すごい湿度で、モヤがうっすらかかっている。

   

 一投目、アマゴの追いくらいはあるか、と思ったが全然。

 増水で上向いたはずとの期待はあっさり・・・。

 そのずっと上流でやっと最初の1匹。

   

 久々に目にするアマゴのあざやかな朱点。

 ヤマメとの交雑が進んだと思われる笙の川水系では、少なくなった一品!

 さて、バラシはあったものの、低調なこの一帯から別の谷へ。

 ここも5月以来の入渓だが、笹がすごい。

   
 
 5月にはノコギリで少しきれいにしたのだが・・・。

 これをかきわけクモの巣だらけになりながら前進。

 プール状の流れ込みでかろうじて1匹。

   

 その後も低調。

 毎年通うこの一帯、やっぱり今年は不作のようだ。

 本日 水温 18℃
    アマゴ 2匹(17~18cm)
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屋上への階段の扉 再び

2019年07月19日 | 日々
 昨日の京都アニメーション火災。

 ぼくはこのブログで、屋上への扉が施錠されていたのでは?
 という推測を書き込んだ。

   

 が、今日の報道(「毎日」)では、
扉は施錠されていなかったという消防隊の証言があったようだ。

 施錠については未確認という報道も(「産経」)。

 ともかく3階から屋上に至る階段で19人が折り重なって倒れていたというから、
ここでの混雑はひどいものだったろう。

 施錠されていなかったと仮定すれば、
この混雑が開放を妨げていた可能性も否定できない。

 いつだったか、新宿歌舞伎町のビル火災でたくさんの人が亡くなった。

 階下に避難できないときの選択肢のひとつとして、
この課題は今後も問われ続けるだろう。
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京都アニメーションの火災から

2019年07月18日 | 日々
 今朝、伏見区桃山町で出火。

 現時点で死者はすでに30人を超えるという。

従業員の多くは若い人たちなのだろう、痛ましいことだ。

 原因は、男が1階でガソリンらしきをまいて放火したということらしい。

    

 それにしても、火煙が一瞬にして全館を包むしかなかったのか。

 階段の防火区画はどうなっていたのだろう?

 電話で知り合いの建築専門家に尋ねると、
 「事務所用途で3階までなら区画義務はないんです」ということだった。

 なるほど、そうなのか。

 気になるのは倒れていた従業員たちの様子だ。

 階段の途中で力尽きている人が多かったようだ。

 屋上に通じる最上階の階段でもたくさん倒れていたらしい。

 階下から火煙が吹き上がり、退路を断たれたら上に逃げるしかない。

 ただ、現段階で知るかぎりでは、屋上に避難できた従業員はいなかったようだ。

 ひょっとすると、屋上に出る扉は施錠されていたのでは?
とぼくは想像する。

 屋上には風向きによる煙のリスクはある。

 それでも建物内部に比べれば格段に安全なはず。

    

 問題はこの施錠だ。
 学校でも病院でも雑居ビルでも、最近は施錠される傾向にある。
 
 自殺や転落などの事故防止のためだと聞く。

 それなら、屋上の構造を改めてはどうだろう。

 ことは命に係わることなのだから。

 働き盛りであったであろう人々。
 改めてその御冥福をお祈りします。

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増水ながら上向かず

2019年07月16日 | トラウト
 増水の笙の川へ。

 期待でワクワクしてくる。

   

 水かさが増え、ルアーを投げ入れるポイントはいっぱい。

 瀬などは、どこにしぼろうかと迷ってしまうほど。

 が、この増水が災いしてか、今日は反応が弱い。

 それとも三連休でちょっと荒れてしまったか?

    

 予想に反して陽が射し、蒸し暑い。

 ヤマメたちがあまり出てこないときの釣り歩き。

 疲れてぐったりの一日。

 本日 水温 19℃
     ヤマメ 7匹(13~19cm)

 
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笙の川水系も夏モード? 中流域は影うすく

2019年07月12日 | トラウト
 今季の中流域、あまりパッとしない。

 で、増水の中流域へ今日こそ!と出かけてみた。

   

 昨日の雨、敦賀方面はあまり降らなかったのか、水位はそれほどでも。

 さて、魚影の方だが、いまひとつ。

 小ヤマメを2匹釣ったところで見切った

 ここから上流に転じる。

 うん、やはり上流の方が反応あり。

     

 それでも5月後半のような勢いはない。

 活発だった瀬も留守がち。

 勢いよく水が落ち込み、瀬になっているところでいい手ごたえ。

 「バレてくれるな・・・」と念じつつ、浅瀬にズリ上げ。

   

 体高のあるきれいなヤマメ。

 下アゴまわりの厚みがたくましい。

 このあともポツポツ追加。

 ヤマメたち、広い川幅のところから上流に移動しているのだろうか?

 そんな夏モードを予感させるような今日の釣り。

   

 ほどなく先行者の新しい足跡。

 これにはがっかり。

 また雨が降ってきた。

 気持ちが沈み込み、ここで納竿。

 本日 水温 18℃
     ヤマメ 19匹(13~26cm)
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 「控訴せず」、歓迎しつつもほしかった謝罪の言葉

2019年07月10日 | 日々
 9日、ハンセン病家族訴訟に対する熊本地裁判決に対し、
政府は控訴しないと発表した。

 元患者の家族にとって、大変喜ばしいことだ。

 気になるのは首相の「異例のこと・・・」をはじめとするスッキリしない談話。

 さらに気になるのは、首相が談話のなかで謝罪しなかったことだ。

 原告となった家族たちの思いは様々だろう。

 けれどもその根底に共通するのは、意味のない強制隔離政策で
長年にわたって苦しめられてきたことに対するやり場のない怒り、悔しさではなかったか。

 補償はともかく、まずは謝罪があってしかるべきではなかろうか。

    

 安倍さん個人の責任ではない。

 長きにわたって行政府が怠ってきたことを現首相として謝罪しなければ、
誰がこの苦しみに区切りをつけられようか。
 
 思いだすのは、太平洋戦争中、アメリカ合衆国が日系人を強制収容したこと、
これに対し1992年、ブッシュ大統領が国を代表して
当時の日系人やその子孫たちに謝罪したことだ。

 あのときの驚きと感動、ぼくは今も忘れない。

 過去の過ちを潔く認め謝罪できること。

 このなかにその国の健全な復元力を見ることができはしないか?
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天然トラウトの谷 今回もいまひとつ

2019年07月09日 | トラウト
 ひと月ぶりに滋賀の谷へ。

 梅雨期とはいえ、水位は少し下がり気味。

   

 期待したが、勢いはもうひとつ。

 最近の笙の川水系に似て、全般に小ぶり。

     

 成魚クラス、数が減ってきたうえ今回はバラシが多い。

 いつもなら必ず顔を出すイワナも出てこない。

 この天然トラウトの谷、入る人の多さによるのか、年ごとに事情が違う。

 今年はあまりいい年ではないのかな、それとも時機が悪かったのかな。

   

 前回、ノコギリで傷害物を切り落とし、ルアーを投げ入れやすくしておいたところも残念ながら、不在。

 なかなかうまくいかない。

 またまた出直しだ。

   

 本日 水温 18℃
     アマゴ 10匹(12~22cm)

 
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ヤマメたち、少し小ぶりに

2019年07月05日 | トラウト
 釣りを終えての帰路、途中峠を南に下り始めた。

 ここはスピード違反取締りのお決まりの場所。

 警察車両が見えてきた。

 突然こちらに向かって「ピピーッ」という警笛。
 警察官が旗を振っている。

「エーッ、そんなあ、減速してるのに・・・」
と思いつつも、指示器を出し、車を左に寄せた。

 すると旗振りの警察官
「違います、うしろの車です!」

 見ると後続の白い乗用車、これが違反車だったらしい。

  「ホッ!」

 それにしても、この種の取り締まり。

 ぼくもこれまで過去二度ほど網にかかってしまったが、
実際の事故抑止効果はあるのか?

 それはともかく、今日の釣行。 

 水量は変わらず豊富。

   

 ただ、6月に一度入ったこの水域、今日は勢いがいまひとつ。

 このあたりはエサ釣り師もたくさん入るところ。
 持ち帰られたか?

 ポツポツ釣れはするが、前回に比べると追いは少なく小ぶりに。

   

 次回は人のあまり入らない谷をめざそう。

   

 本日 水温 18℃
     ヤマメ 13匹(13~21cm)
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