稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

力尽くしてこそ

2018年06月30日 | 日々
 ワールドカップ。

 日本チームはポーランドに敗れつつも決勝トーナメントに進出。

 けれどもゲームの終わり方は予想外だった。

 思わず前にみた大相撲での白鵬への野次を思い出してしまった。

 白鵬が立合いでヒラリと変化。
 相手力士は態勢を崩し、あっけなく敗れたというもの。

 この横綱の意外な取り口に会場が騒然とするなか
「勝ったらなんでもエエのかア」の野次。

 さて、サッカーのポーランド戦。

     
 
 新聞やテレビでは賛否両論。

 西野監督は「こういう形も成長していくひとつ」とコメント。

 選手たちもおおむねその采配に納得しているかにみえる。

 ただ、ぼくにはやはり疑問が残る。

 失礼ながら「小手先」で歩を進めたとしても、その先に何があろう。

 前監督からゴタゴタの中で引き継いだ西野監督。

 当然そこには「結果を出さねば!」という重圧、焦燥もあったろう。

 が、それをつきつめればこの一連の対戦は限りなく西野氏の私闘という
性格を帯びざるをえなくなりはしないか。

「いや、君は甘い。ギリギリのところで勝ち上がる技術を知らない素人だ」
 という声が聞こえてきそうだ。
 
 プロの世界、あるいはそうなのかもしれない。

 でもサッカーであれ何であれ、そのスポーツを下支えしているぼくら観衆の思いは
力を尽くしてこそというそれであるはず。
 
 それがすたれればどんな競技も魅力を失ってしまうのではなかろうか。
  
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活性はすっかり落ちて

2018年06月27日 | トラウト
 午後からの賀茂川水系。

 今年はいつになく調子が良かったが、だんだん落ちてきた。

 今日も入渓して釣り上がるが、アマゴはなかなか顔を見せてくれない。

 ルアーに誘われて黒い影。
「オッ!」と思うが、すぐに反転。

 今日はこんなのばかり。

 やや川幅のあるこの水域。

    

 確かに、季節に応じ例年こういう曲がり角がある。

 今年もいよいよそんな季節に入ったかな?

 最終盤近く、瀬でやっと小アマゴがルアーに。

 けれども小さな銀色の魚体を回転させながらハリを外してしまった。

 いることはいるのだが、活性はすっかり落ちてしまったかの感。

 これも例年のことながら、またそのうち復活するだろう。

 本日 水温 19℃
     釣果 なし
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雨上がりに期待したが・・・

2018年06月22日 | トラウト
 今日も昼過ぎ、賀茂川水系へ。

 まとまった雨で期待どおりの増水。

   

 けれどもアマゴたち、元気に泳ぎ回っているわけではない。
 5月に比べると数が少なくなった。

 山水の流れ落ちるしぶきポイントで、やっと最初の1匹。

   

 これはがっちりルアーをくわえこんでくれた。

 次いで流れ込みのある深み。

 ここで大きな白い魚影。

   

 ユラユラと白い鯉、35cmはあろうか。

 どこかから逃げ出したのか?

 さらに釣り上がる。

 いつもは浅い瀬。
 今日はここが増水で深みのある瀬に変わっている。

 ここでさらに1匹。

   

 型ぞろいながら、魚影はさほどでなく、納竿。

 本日 水温 17℃
     アマゴ 3匹(20~22cm)

 
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ブロック塀問題の再燃

2018年06月19日 | 日々
 18日、大阪北部の地震。

 ぼくの家では、棚からキンチョール1本が落ちただけですんだ。

 けれども高槻市の寿栄小学校の女児が犠牲になったことは痛ましい。

   
    (「報道ステーション」から )

 今回の地震で改めてブロック塀が大きな問題になっている。

 それというのも、亡くなった五人のうち、二人がその倒壊に関わっているからだ。

 寿栄小学校のブロック塀。
 驚くべきことに、建築基準法の規定に照らせば、
高さ制限、控え壁、通しの鉄筋、いずれも違反していたそうだ。

   
      ( 同上 )

 文科省では全国に緊急点検を指示したところだが、
早くも他の学校で同様の違反があったことが報じられている。

 宮城県沖地震(1978)に端を発したブロック塀問題。
 こうみてくると残念だが、学校施設での基準への照らし合わせはやっと始まったばかりとの感が強い。 

 いずれにしても、これを契機に学校をはじめとする公共施設での改善は進むだろう。

 が、むずかしいのは民家のブロック塀ではなかろうか。

 今回の地震でのもう一人のブロック塀による犠牲者(東淀川区)は民家のそれによるものだった。

   
     ( 同上 )

 この民家の塀の構造がどうだったのかはわからない。

 けれども、過去の倒壊事例にあった鉄筋なし、控え壁なし等々の構造から考えれば、
基準を満たしていなかった可能性は否定できない。

 市町村によっては、既存のブロック塀改修のため補助金を出す所もあるという。
 が、この事業、補助額の低さからか、あまり順調ではないと聞く。
 
 昨日、用があって出かけたおり、そんなことにも関心をもって歩いてみた。

 ブロック塀の民家はいっぱいあった。

 ブロックそのままの塀もあれば、塗装してブロック積みとはわかりにくいものまでさまざま。

   

 今は関心が学校施設に集まっているが、
数のうえではそれよりも民家の方がずっと多いのではと実感した次第だ。

   
 ( アルミ塀のお宅 軽量で安全そう、けど高そう )

 塀の新しい素材、ブロック塀改修への誘導・・・
何であれ、今回の事件がいい方向に転じるきっかけになればよいのだが。

 この問題がいつまでも「古くて新しい」と言われることのないよう。
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観光地考 南房総にて

2018年06月17日 | 
 千葉 南房総の観光ツアーに参加。

 特別の目当てはないが、とにかく千葉というところは行ったことがなかった
もので。

 行先は
 「日本のウユニ塩湖」と言われる江川海岸
 鋸山 日本寺
 通称「崖観音」 船形山 大福寺
 赤山地下壕跡
 大山千枚田
 清水渓流公園 濃溝の滝・亀岩の洞窟

 さて、羽田空港からアクア・ラインを抜け、次々と観光地を巡ったが、
あまりおもしろいものはない。

   
     ( 大山千枚田 )

 失礼ながら、いずれも観光の対象としてはいまひとつのものを
あえて観光地に仕立て上げたかのような印象だ。

 観光地というものには富士山、上高地のように誰もが感心する風景、
あるいは例えば萩の松下村塾跡や京都の寺田屋のように社会史の背景をもったものがある。

 いや、今回の南房総。
 ぼくがただそういう「背景」に出会えていないだけのことなのかも知れないが・・・。

   
     ( 崖観音を仰ぎ見る )

 そんななか、清水渓流公園は一味違った。

 ぼくらツアーが最初に目にしたのは濃溝の滝。

 添乗員が「あれが濃溝の滝です」。

   

 見れば渓流に岩の小さな段差。

 ツアー参加のおばちゃんの一人が
「なんや、吹き割りの滝のできそこないみたいやなあ」
「こんなん、滝とちがうがナ」

 一同がっかり。

 ところが、その少し上流に「亀岩の洞窟」。
 
 これがとても幻想的な雰囲気を漂わせている。

   

 江戸時代、農業用に人の手で掘られたらしい。

 もっとも、ぼくはヤマメたちが泳ぐような渓流を想像していたが、
水量は少なく、水もやや泥質でそれほどきれいではない。

 撮影ポイントは足元が滑りやすく、危ないことから「立入禁止」の看板。

 それでも観光客はどこ吹く風で続々入って行くのがおもしろい。

   

 今回の宿は房総半島最南端の南海荘(南房総市)。

   
     ( ホテルから野島崎を望む )

 白浜野嶋温泉(塩化物強塩泉)で源泉は19℃。
 無色無臭であまり特徴的なものではなかった。

 というわけで、満たされぬまま旅の終わりとなってしまった。

 いい観光地にめぐり合うことは実にむずかしい。
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森さんからの便り

2018年06月16日 | トラウト
 いろいろ多忙でなかなか釣りに行けない我が釣友 森さん。

 今日、久々に天然アマゴの谷に入ったというメールをもらった。

 「先日の雨による増水のおかげ」とのことで10匹。

 メールによると、滝状の流れ込みのある深み。
 1投目でばらし。

 が、続く2投目にもまたヒット。

 珍しくも、ここだけで5匹のアマゴを釣ったという。

     

 また、ベイトリールを使っての初めての釣果にも満足したとか。

 型は18~20cmとそろっている。

 いい便りにまたまたこちらにも熱が・・・。
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稚魚たちはあちこちに散り

2018年06月14日 | トラウト
 賀茂川水系、今日も午後から。

 いつもなら小さなアマゴたちが束になってルアーについてくる深み。

 今日はカワムツが食いついただけ。
 アマゴの姿はどこにも見えない。

 瀬で食いついてきた1匹。

     

 11cmと小さいが立派にアマゴのかたち。

 やけに派手なガラ。
 これもここで生まれ育った稚魚のようだ。

 遊泳力をつけた稚魚たち。
 流れの弱い深みからあちこちに散らばったとみえる。

 6月、夏の到来を予感させ、川が生きていることを実感させてくれる。

     

 瀬では少し重い手ごたえ。

 22cmのいいアマゴ。
 目のまわりの金色がアマゴの顔を引き締めているかのよう。

     
 
 成魚たちもいろんな場所から現れる。

 渇水までのしばらくの間、にぎわいは続きそう。

     

 本日 水温 18℃
     アマゴ 8匹(11~22cm)
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釣り談義 尽きることなく

2018年06月13日 | トラウト
 今宵は四条河原町で渓流釣り仲間と懇親会。

 Wanderさん、バッキーさん、太郎さん、森さんと。

 みんな笙の川での釣りに関わる仲間たち。

 と言っても、ぼくを軸としての集まり。
 皆さんはお互いを知らない。

 が、テーブルに着くなり旧知の間柄のように釣り談義。

 いや、結構な集いとなった。

「次は釣り場で!」と約して散会。



 いろんな人と知り合えるのは実に楽しく幸せ。
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新潟県知事選から

2018年06月11日 | 日々
 接戦を制したのは自公の花角氏。

 原発をやめてほしいぼくには残念な結果だ。

 同じく原発に否定的な安中氏が池田候補に合流していたら・・・
などと思いもするが、それは望めぬこと。

      
        ( NHKニュースから )

 ところで、この選挙戦では野党の党首級が続々と応援に入っていた。

 ひとつぼくに違和感があったのは応援の姿勢だ。

 彼らの多くはこの選挙戦を「安倍政権への審判」とも位置付けていた。

 同じことは先の東京都知事選でもみられた。

 が、これはあくまでも県知事選。

 何よりも、新潟県民が県政の方向を決める選挙であるはず。

 各党がそれぞれの内部で選挙をどう位置づけるかを語るのは自由ながら、
それを県民に向かって声高に訴えるのは少しズレておりはしないか。

 県知事選を中央の政争のひとつの材料にするとすれば、県民に対しては失礼
な話だ。

 そこのところはもっと繊細な配慮で臨んでみてはと感じるのだが、どうだろう。

 
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晴れ間の賀茂川水系 午後のひととき

2018年06月09日 | トラウト
 昼下がり、ちょいと賀茂川水系へ。

 昨日の雨で増水かと思ったが、それほどでもない。

 ただ、川のクサレゴケが少し洗われ、川はやや爽快に。

     

 さて、5月は活発だったのに、今日はいまひとつ。

 かなりのアマゴが姿を消したかのような印象。

 まずは背にスレがかりで1匹。

     

 どうも今日は食い気がなさそう。

 暗い森の奥へ。

 木の枝が茂り、陽当たりが悪い。

     

 護岸のコンクリートにはびっしりコケが。

 ふと、こんなところで遭難したら、いつ発見してくれるだろう?
 という不安にかられる。

 釣り人なら誰でもよく襲われる寒々とした気分。

 実際、今日入ったここはマニアでも先ず入らないはず。

 でもときおりアマゴが顔を見せるのでやめられない。

     

 あれこれ思いをめぐらしつつ、積みあがった倒木にはばまれて納竿。

 本日 水温 18℃
     アマゴ 7匹(14~19cm)
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