プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

宅間孝行 「くちづけ」

2020-10-31 09:43:50 | 日記
池袋サンシャイン劇場で上演中の「くちづけ」です。
5年ぶりの再演。
春にはグローブ座で、秋にはサンシャイン劇場で公演される「タクフェス」
今年は、春公演は中止でしたので、1年ぶりの公演となります。

「くちづけ」
舞台は、埼玉県本庄市にある「ひまわり荘」
知的障がい者たちの自立支援のためのグループホームです。
運営しているのは、医者の国村先生(斉木しげる)と、その奥さんの真理子さん(かとうかず子)
娘のはるかちゃんも手伝っています。
さらに、袴田さん(柴田理恵)という歯に衣着せないおばさんが働いている。
そこに、以前は人気漫画家だった愛情いっぼん(金田明夫)という男が、知的障がいを持つ娘のマコ(小島藤子)
と一緒にやってくる。
30歳のマコは、天使のように純真な女性。
住み込みで働くことになったいっぽん。
ようやく、安住の地を見つけたいっぽん父娘だったが•••
というお話。

5年前に、この作品が上演された後、あの相模原の事件が起きています。
まだ記憶に新しいので、以前とは、このお芝居も受け止め方も変わってくる。
劇中、知的障がい者と その家族が置かれている厳しい状況について
語られますが、余計、心に残ります。

登戸で「立川志の輔独演会」

2020-10-30 10:25:51 | 日記
昨日は、登戸で「立川志の輔独演会」です。
登戸駅から徒歩10分の「多摩市民会館」というところが会場。
初めて行く会場なので、方向音痴の私、駅前の交番で道を尋ねます。
一本道で分かりやすいのですが、両側に梨園があるので、
そこを曲がってくださいとのこと。
長閑で良いですね^_^
この落語会 もともとはGW中に開催予定でしたが、コロナ禍で延期。
それは仕方ないのですが、GW中の午後2時開演予定→平日の午後2時開演へ。
これは、ちょっと厳しい。
働いている人来れませんよね。
私は、半分リタイヤしたようなものだから、良いのですが^_^
そのせいか、会場は、志の輔師の独演会なのに空席が目立ちます。

演者と演目
志の大 元犬
志の麿 初天神
志の輔 バールのようなもの
中入り
遠峰あこ アコーディオン漫謡
志の輔 茶の湯

志の大さん 割りと受けてました。御立派!
遠峰あこさん もともと民謡歌手ということで、伸びやかな歌声。
神奈川県の民謡「ダンチョネ節」など何曲かを披露。

志の輔師
1席目は、いつもの日本人のマクラから
何事も自分で考えて結論を出さねば と続けて
「バールのようなもの」
「キリンの首はなぜ長い?」という いわゆる根問モノからバールの話。

2席目は、風流のマクラから「茶の湯」
こちらは、町田と同じパターン。
でも、やっぱり面白い。
この落語聴くと、一度「藤村」の羊羹食べたかったと、しみじみ思います。


クドカン×生瀬勝久×池田成志×古田新太 「獣道一直線 !!!」

2020-10-29 09:51:45 | 日記
PARCO劇場で上演中の「獣道一直線!!!」です。
宮藤官九郎が脚本を担当し、生瀬勝久 池田成志 古田新太が出演河原雅彦が演出する「ねずみの三銃士」6年ぶりの4作目。
今回は、ゲストとして山本美月 池谷のぶえが出演。
また、初めてクドカンが出演するのも、大きな話題となっています。

生瀬らは、売れない役者を演じる。
各々、パニック障害 不安症 アル中と、問題を抱えている。
冒頭、彼らのオーディションシーン。
この後、彼らは、あるところに送られる。
そこで、彼らは、ある事件の被害者を演じることになります。

その事件とは、婚活殺人事件。
3人の男が殺された。
殺害方法もバラバラで、彼らに面識はない。
彼らはいずれも独身で、大金を持っていた。
そしてもう一つ、笛田松子(池谷のぶえ)という女性と関わりを持っていた。

事件の解決に向けて、当時を再現する3人。
そこに、この事件に興味を持つドキュメンタリー作家(宮藤官九郎)が絡んでくる。
さらに、彼の美しい妻(山本美月)も、この事件に異様な関心を示す。
そして、というお話。

まだ記憶に残る木嶋佳苗の事件をモチーフにした作品。
古田が言うように
「笑っているうちに、嫌な気分になって終わる」作品でした。


鹿賀丈史 「生きる」

2020-10-28 10:24:52 | 日記
日生劇場で、今日千秋楽を迎える「生きる」です。
丁度2年前の10月初演のミュージカル。
ただ、初演の会場は、赤坂ACTシアターでした。

「生きる」
言わずと知れた、黒澤明監督作品のミュージカル化。
今回、認識を新たにしたのは、楽曲に良い曲が多いという事。
ジェイソン•ハウランドという方が作曲。
作詞は、高橋知伽江という方。
この方は、「アナ雪」の訳詞もなさっています。

鹿賀丈史 市村正親 Wキャストの主役•渡辺課長が歌う
「二度目の誕生日」
渡辺の息子•光男(村井良大)の妻•一枝(こちらも、唯月ふうか MaynのWキャスト)が歌う
「自由な時代がきた」
敵役の助役(山西惇)が歌う
「夢を見るのは愚かだ」
などなど良い曲が揃っています。

余談ですが、山西惇さん 思っていたよりお上手でした。
他のミュージカルからも、お声掛けがかかるのではないでしょうか。

私が観た回は、渡辺勘治役は、鹿賀丈史さんでした。
「ゴンドラの唄」
映画の志村喬さんとは趣きが違いますが
やはり、心に沁みます。

大手町で「春風亭一之輔独演会」

2020-10-27 09:52:48 | 日記
昨夜は、よみうり大手町ホールで「春風亭一之輔 三昼夜」楽しんできました。
この何年か、秋に、このホールで何日間か連続で独演会を開いている一之輔師匠。
今年は、3日連続 昼夜にわたり落語会を開催。
昼は、ゲストを招いて
夜は、独演会。

早速、昨夜の演目。
武助馬 一猿
のめる 一之輔
もう半分 一之輔
中入り
鰻の幇間 一之輔

3夜連続の独演会
今回は、毎日ネタおろしを演るという趣向。
昨夜は、もう半分。
怪談噺を芝居仕立てで演じましたが
中入り後、高座に上がった師匠
「もう演らない」
だって。
確かニンにない噺だとは思います。
これからネタおろしするとなると、自分には合わないだろうと
思って手掛けていなかった落語が多くなるのは、仕方ないところ。
ただ、師匠が仰っていたように
「これを演ったから、分かることも出てくる」
というのも確かでしょう。
その折り合いは、難しいところだと思います。

「のめる」「鰻の幇間」は、師匠の面白さが存分に出た落語。
楽しめました。