プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「一之輔のドッサリまわるぜ2023」

2023-07-31 10:59:12 | 日記
毎日猛暑日。
まだまだ続くそうです。
昨日は13時から銀座ブロッサムで
「春風亭一之輔のドッサリまわるぜ2023」
ホント、出かけるのもしんどい。

演目と演者
トーク 一之輔
啞の釣り 朝之助
蝦蟇の油 一之輔
かんしゃく 一之輔
仲入り
たちきり 一之輔

この会初めて行きましたが、師匠のトークから始まるんですね。
昨日の花火大会をディスってました^_^

「蝦蟇の油」
酔っ払った蝦蟇の油売り。
なぜか紙切りを始める。
出たお題が「人間国宝」
雲助師のモノマネを始める師匠。
微妙に似ていた^_^

「かんしゃく」
まくらで朝之助さんのネタに触れた師。
「放送では、絶対にできない」
NHKで、頼まれたそう。
「無理でしょ」
と言ったら「間抜けの釣り」というタイトルで放送されたそう。
そう言えば、先日の「27時間テレビ」
「さんまのラブメイト」が、順位をつけずに放送していて
ちょいびっくり。
規制は厳しくなるばかりです。

「たちきり」
こひさと若旦那の恋物語。
オーソドックスに演じてました。

伊東四朗&東京ヴォードヴィルショー「その場しのぎの男たち」

2023-07-30 10:38:50 | 日記
紀伊國屋サザンシアターで、今日千秋楽を迎える
「その場しのぎの男たち」です。
ヴォードヴィルショー50周年記念公演。

三谷幸喜作のこの作品
1992年初演 94年再演 30周年 40周年
そして今回と再演を繰り返している。
その間ずっと
松方総理を 創立メンバーの佐渡稔
陸奥宗光を 座長の佐藤B作
伊藤博文を 客演の伊東四朗
が演じています。
さらに、今回は、かつて所属していた
石井愃一が後藤象二郎 坂本あきらが西郷従道役で
出演しています。

「大津事件」に題材を取った作品。
ロシア側の怒りに、なんとか打開策を講じようと
知恵袋の陸奥宗光を中心に、知恵を出し合うのだが
悉く裏目に出る。
重鎮•伊藤博文までが、襲撃されたニコライ皇太子を
お見舞いに行こうとして、襟首掴まれ摘み出される始末。
さて、無事にけりがつくでしょうか。
というお話。

最後、クノイチ(山本ふじ子)が大活躍する。
この方も、初演から演じているのではないかな。
舞台で、何度も前転。
お疲れ様です^_^

カーテンコール。
「これで最後にするんだって」
と伊東さん。
頷いた座長
「もう覚えられない」
なるほど^_^

私、昨日、マチネで観たのですが
14時過ぎ終演。
御年86歳の伊東さん
この後、15時から文化放送で2時間生放送があるという。
先日、コロナに罹患したことが報道されましたが
お元気でなによりです。

NODA MAP「兎、波を走る」PART2

2023-07-29 09:53:37 | 日記
一昨日の続きです。

野田秀樹お得意のアナグラム
兎→USA GI

彼らは、兵士だった。
が、USAではなく、北朝鮮の工作員。
舞台は、不条理な国家犯罪を描いていきます。
アリスを必死に探す母親。
が、彼女は、ある日の夕まぐれ
拉致されてしまう。
多部未華子が、部活の帰り、友達と別れ
バイバイする仕草が可愛いらしいだけに
余計、その残虐さが目立ちます。

兎は、自らの正体を明かします。
金明進。
この事件に疎い私は、劇場では、この名前が意味する
重さが分かりませんでした。
ラストシーン。
ようやく巡り会えたアリスと母親。
が、ブレヒト幕が過ぎると、アリスはいなくなり
母親だけが同じ格好で残っている。
彼女にスポットが当たり、舞台は終わります。
客席は、食い入るように舞台を見つめたまま。
ちょっと放心状態。

メインの3人
松たか子さん 高橋一生さん 多部未華子さん
セリフの明瞭さ スピーディな動き
素晴らしいの一言ですが
特に松たか子さんの存在感
半端じゃありませんでした。

昇太 白鳥 喬太郎 彦いち「SWA」

2023-07-28 10:31:30 | 日記
今日は、「NODA MAP」の続きについて書くつもりでしたが
予定変更。
昨日は、新宿シアタートップスで「SWA クリエイティブツアー」の千秋楽でした
ので、こちらについて書きます。

午後2時開演。
マジ暑い。
最近、三三師が、よく高座で
「今日来るのやめようと思った人」とアンケート取っていますが
ホント、ちょい、そんな考えも心を過ぎる感じでした^_^

毎回、1つのテーマを各師匠が掘り下げるパターンで新作を
作る「SWA」ですが、今回のテーマは「目玉焼き」
では、早速、演目と演者。
祭りのあと 昇太
サニーサイド 喬太郎
仲入り
あの日へ帰りたい 彦いち
神岩の呪い 白鳥

皆、充実していましたが、特に印象に残ったのは
トップバッター昇太師とトリの白鳥師の作品。

昇太師は、定年退職した夫婦のお話。
「なに食べる?」
と奥さんに訊かれて
「なんでもいい」
と答えた旦那。
「それが一番ダメ」
と怒られ、外食へ。
外はお祭り。
焼きそば売っている近所の人を見つけて•••
という話。
私も間もなく定年退職なんで、刺さりました^_^

白鳥師は、最近お得意の時代もの。
江戸時代には、まだなかった「目玉焼き」を
八百善の料理人が、苦心惨憺作り出すというお話。
タイトルでも分かる通り、ラストは展開がぶっ飛びます^_^

次回公演は9月 本多劇場。
「SWA」攻めてます!

明日は、「NODA MAP」の続きです。

NODA MAP「兎、波を走る」PART1

2023-07-27 10:04:10 | 日記
東京芸術劇場で上演中の
「兎、波を走る」です。
野田秀樹作•演出。
今、宮崎駿監督作品が、全く内容を知らせずに公開され
話題になっていますが、こちらも、ほとんどベールに包まれたままの上演。
私、たまたま抽選で2度当選したので、2回観られたのですが
ようやく、意味が分かりかけた公演でした。

まずは、兎に扮した高橋一生が「脱兎」という役で
舞台上を走る。
「不条理の涯にある海峡を、兎が走って渡った!」
と、続いて登場する元女優(秋山菜津子)が、それを受け
「分からない ここにいるみんなもそうだと思うけど
何言ってるか分からない」
これで、客席大爆笑。
私も意表を突かれ大爆笑でした。

実は、遊園地の古い劇場で行われる
「アリスの物語」のリハーサル。
書いたのは、チェーホフの末裔(大倉孝二)
気に入らない元女優 ほかの人に書かそうとするが
そこに登場したのが、ブレヒトの末裔(野田秀樹)

さらに、物語に乱入してくるのが
いなくなったアリス(多部未華子)を探す母親(松たか子)
「桜の園」「ピーターパン」ブレヒト戯曲を織り混ぜ
野田秀樹お得意の言葉遊びも交え、舞台は快調に進んでいく。

が、ある時点で、観客は意外な事実に気づくのです。

この項続きます。