プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

佐藤アツヒロ&美村里江「二次会のひとたち」

2023-04-30 11:44:20 | 日記
紀伊國屋ホールで上演中の「二次会のひとたち」です。
なぜか結婚式には呼ばれず、二次会だけに呼ばれ
さらには、会の幹事役まで頼まれてしまうひとたち。
損な役回りの4人のお話。

登場人物は、新婦の会社の先輩•四方田みどり(美村里江)
大学時代の友人•篠田花(内田理央)
新郎の幼なじみ•遠山信夫(佐藤アツヒロ)
後輩•中内啓介(東啓介)
脚本は、岡田惠和。

なぜ、彼らが結婚式に呼ばれなかったのかが
みどりの口から明らかにされる。
みどりは、幹事を頼まれたとき、新郎新婦から
一緒に幹事を務めるメンバーについて色々訊いておいた。

みどりを幹事長として、花さん 啓介くん 信チンは
一致団結。準備を整え、当日を迎える。
しかし、結婚式でハプニングが起き•••
というお話。

1時間50分ノンストップのお話で
それなりに楽しめました。
ただ、途中、4人が、これまでどんな人生を送ってきたかなど
お決まりのパターンで、話が進行していく。
話に目新しさはないし、いささか強引な展開もある。
このあたり、もう一工夫欲しかった気もします。

「サーチ2」

2023-04-29 09:35:27 | 日記
東宝日比谷で上映中の「サーチ2」です。
行方不明になった母親を、18歳の娘が
ネットの検索サイトなどを駆使して探すお話。
こうしたものに、全く疎い私。
その技術の凄さに、ただただ、驚くばかりでした。

主人公はジューン。
父親を幼い頃亡くし、母親のグレイスと2人暮らし。
恋人とコロンビアに旅行に行ったグレイス。
が、予定日を過ぎても、帰ってこない。
不安になったジューン。
警察や大使館に問い合わせるが、結果は芳しくない。
ならば、自分で探そう。

ネット環境に詳しいジューン。
SNSや検索サイトなどあらゆるアプリを駆使して
母親の行方を追う。
と、驚愕の事実が •••

SNSの技術ばかりに目が行きがちですが
お話の方も二転三転。
ラストは、思いもよらない事実が明らかになります。
そのあたりの畳み掛けるような展開は、
なかなか見事なものでした。
前作の「サーチ」に対するオマージュもかんじられ、
約2時間飽きない映画になっていたと思います。




宝塚月組「月城かなと&海乃美月 応天の門」

2023-04-28 09:29:12 | 日記
宝塚劇場で上演中の「応天の門」です。
月城かなと&海乃美月の月組の作品。
漫画が原作だそうで、平安時代が舞台。
在原業平と菅原道真がタッグを組んで、
京の都の「百鬼夜行」の謎に挑んでいくというお話。

私、歴史には全く疎いので、
もちろん、在原業平と菅原道真という名前くらいは
知っていますが、二人が同時代の人ということは
知らなかった^_^
業平と言えば色男 道真と言えば学問の神様
私が知っているのは、それくらいです^_^

京の都の人々は、夜、鬼が現れ、その姿を見た人間を
取り殺すという噂に怯えていた。
京の治安を守る検非違使の長である在原業平(鳳月杏)は
知り合ったばかりの菅原道真(月城かなと)という若者の
力を借りて、この噂の真相に迫ろうとする。
唐渡りの品を扱う照姫(海乃美月)らが協力し、謎解きは
進んでいくのだが、その裏に潜んでいるのは
権力者たちの争いで•••
というお話。

トップコンビが恋愛関係にならないというのは
珍しいパターンではないでしょうか。
「百鬼夜行」というテーマなので、どうしても
舞台上は暗いイメージになるのですが
それを吹き飛ばしてくれるのは
後半のショー。
「海神たちのカルナバル」というタイトルで
月城さん以下、ダイナミックなダンスを披露してくれました。

「わが心の歌舞伎座」

2023-04-27 09:30:32 | 日記
東劇で上映された「わが心の歌舞伎座」です。
2010年に閉場された旧歌舞伎座。
閉場が決まり、16ヶ月に及ぶ「さよなら公演」が行われた。
その模様 さらには人気役者へのインタビュー 裏方さんたちの姿
などを収めたドキュメンタリー映画。
休憩挟んで、約3時間の長編です。

冒頭、先代芝翫さんが思い出を語る。
ラストに登場する菊五郎さんまで
11人の役者さんが登場。

印象に残ったのは、梅玉さん。
養父•歌右衛門さんの葬儀の模様を語ってくれました。
愛した歌舞伎座を一目見てもらおうと
遺骨を持って訪れた。
と、スタッフが用意したのは、「道成寺」の舞台。
良いお話でした。

新歌舞伎座の開場を待たずにお亡くなりになってしまった勘三郎さん。
「鏡獅子」を踊る映像を交えながら、子供の頃から親しんだ歌舞伎座の思い出
新歌舞伎座への想いを語ります。
1度で良いから、舞台に立って欲しかった。

清元に、志津太夫さんという100歳まで生きた名人がいらしたそう。
「あの人の声は違った」
と、インタビューに答える役者さんが口々に仰る。
映像も流れましたが、高音が実に綺麗。
こういう皆さんに、舞台って支えられているんだ
と、改めて思いました。

「志の輔最後のサンプラザ」

2023-04-26 10:30:52 | 日記
月曜日の話をもう一つ。
「ラ•マンチャ」をカーテンコールまで満喫した私
劇場前の汐入駅から一路中野へ向かいました。
閉館する中野サンプラザでの
「志の輔最後のサンプラザ」へ。
よこすか芸術劇場の終演が17時前。
志の輔公演が、18時開演。
間に合うわけがない。

サンプラザに着いたのが、18時半前。
舞台では、セーター姿の志の輔師のオープニングトークが
丁度終わるところ。
どうやら、ここで落語会演ることになったのは
仲の良い山下達郎さんが、
「サンプラザの音響効果は最高」
と言っていたかららしい。

ここで、演目と演者
オープニングトーク 志の輔
たけのこ 志の輔
中入り
津軽三味線 小野越郎&木村俊介
八五郎出世 志の輔

オープニングトーク終わり、高座着に着替えた志の輔師。
Chat GPTのマクラからたけのこへ。
ただ、私は、まだ「ラ•マンチャ」の余韻が残っていて、
聴く体勢になれず。

中入り

小野越郎&木村俊介の津軽三味線。
このお二方のお名前については、終演後、主催の夢空間のHPで調べました。
幕が上がると、いきなり演奏が始まった。
もしかしたら、オープニングで志の輔師が
説明していたかもしれませんが
お二方、何も喋らずに、演奏なさっていたので
誰だか気になって、これも集中できず。

トリは「八五郎出世」
ようやく聴く体勢が整ってきました。
八五郎の酔態
いつ聴いても、素晴らしい。
母親を思う八五郎の気持ちが伝わる
こちらも、良い余韻が残る高座でした。

還暦を超え、昼夜観劇することが
体力的に厳しくなってきましたが
久々に楽しめた1日でした。