昨夜は、前回に引き続き「傳志会」行ってきました。3回目を迎えたこの会 志の輔 談春という、今、最もチケットが取れないという兄弟弟子が共演する、レアな落語会です。チケットも公演間際にしか売り出さず、入手困難なのですが、なぜか私、先行予約で当たるんです。基本、くじ運悪いのに、なぜだろう?
今回は、時期が時期だけに、4師匠 マクラは選挙の話。なかでも、「泰葉都知事選出馬宣言」をネタにした雲水が、冴えてました。
肝心の演目は、雲水師がトップバッターで「竹の水仙」大阪弁の左甚五郎は、あまり聞いた事ない。仲入り前の志の輔師は「緑の窓口」選挙前の定番「出口調査で嘘つきましょう」のマクラから本編まで受けっぱなし。休憩後の談春師。過去2回トップバッターを務め、前回の高座では「毎回トップバッターで出る」と仰ってましたが、今回は、なぜか3番手。演目は「紙入れ」年増のおかみさんに翻弄される新さんが可愛い。
ここまで順調。トリは生志師。演目は「柳田格之進」大ネタです。生志流「格之進」の特色は、萬屋の番頭に盗ったと疑われた50両の返済のため、吉原に身を売った格之進の娘•お琴が、父が主家に帰参が叶ったことを知った後、「おめでとうございます」の言葉を残して自害してしまうところ。大概は、柳田が出世した後、吉原から身請けされるパターンなんですがね。さ、問題はココです。あの時代、商人風情に濡れ衣を着せられ、その結果、娘が自害する羽目になった武士が、彼らを許すことが出来るのか、まして柳田は、曲がったことが大嫌いな男です。ここで、敢えて娘を自害させるという演出法をとった生志師の意図が、私には理解出来ませんでした。
今回は、時期が時期だけに、4師匠 マクラは選挙の話。なかでも、「泰葉都知事選出馬宣言」をネタにした雲水が、冴えてました。
肝心の演目は、雲水師がトップバッターで「竹の水仙」大阪弁の左甚五郎は、あまり聞いた事ない。仲入り前の志の輔師は「緑の窓口」選挙前の定番「出口調査で嘘つきましょう」のマクラから本編まで受けっぱなし。休憩後の談春師。過去2回トップバッターを務め、前回の高座では「毎回トップバッターで出る」と仰ってましたが、今回は、なぜか3番手。演目は「紙入れ」年増のおかみさんに翻弄される新さんが可愛い。
ここまで順調。トリは生志師。演目は「柳田格之進」大ネタです。生志流「格之進」の特色は、萬屋の番頭に盗ったと疑われた50両の返済のため、吉原に身を売った格之進の娘•お琴が、父が主家に帰参が叶ったことを知った後、「おめでとうございます」の言葉を残して自害してしまうところ。大概は、柳田が出世した後、吉原から身請けされるパターンなんですがね。さ、問題はココです。あの時代、商人風情に濡れ衣を着せられ、その結果、娘が自害する羽目になった武士が、彼らを許すことが出来るのか、まして柳田は、曲がったことが大嫌いな男です。ここで、敢えて娘を自害させるという演出法をとった生志師の意図が、私には理解出来ませんでした。