明日につなぎたい

老いのときめき

あぁ勿体ない

2016-07-04 12:38:52 | 日記

 参院選向けの政党討論会で、少しばかりだが防衛予算も話題になった。防衛関係費などともいわれるが、その中身が軍事費であることを疑う人はいないだろう。政府は5兆円近い予算を組んでいる。大部分は艦船、航空機、各種の武器の調達費、自衛隊費だろうが、在日米軍への”思いやり予算”も含まれている。

 この艦船や武器を持つのは陸上、海上、航空の各自衛隊である。5年ほど前の資料だが、陸上自衛隊は、戦車796両、装甲車980両、無反動砲3100門、迫撃砲1900門、ロケット弾発射機945機、高射機関砲52門、ヘリコプタ―438機を保有。海上自衛隊は、艦艇143隻、作戦用航空機85機、ヘリ107機。航空自衛隊は航空機453機。世界屈指の軍事力だそうだ。

 政府は、これらの戦争道具・兵器を米国から購入し、さらに、三菱重工、川崎重工、三菱電機、石川島播磨重工、東芝など、日本の軍事企業につくらせ、自衛隊に持たせているのである。兵器も耐用年数、”賞味期限”があるそうで、それらは廃棄し、また、つくらせる。勿体ない。軍事産業は儲かって笑いがとまらないだろう。こっちは腹が立ち、そしてアホらしくなる。

 これらの武器が、どこかの戦場で使われたら、大量殺戮、破壊の大惨事をもたらす。幸い、それが実行されていない。これからもと願うが、集団的自衛権の行使で米国とともに、どこかで戦うとなれば、その保障はないだろう。日米共同訓練とか合同演習とかをやっているから、国民が危機感をもつのは当然だろう。平和憲法、中でも9条を守り抜くのが絶対条件ではないか。

 防衛費はうんと縮小してもらいたい。その分は保育所など福祉に振り向けるべきだ。災害が起こったとき、丸腰の自衛隊が救援、復興に大いに奮闘してくれた。有り難いことだ。違憲どころか、国民が望む災害救助隊になっている。日本が攻められもしないのに、他国へ殺し殺されにいく、こんな愚を自衛隊に求めてはならない。これが絶対である。

 


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