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DOWA、環境産業として一時期注目された資源価格暴落で失墜した、

2017年01月04日 10時10分50秒 | thinklive

DOWA株価  915前日比+21(+2.35%)

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DOWAホールディングスは14日、16年4~9月期の連結純利益が前年同期比21%減の95億円になったと発表した。従来予想は38%減の75億円で、減益幅が20億円縮小した。主力の製錬事業の採算が、亜鉛相場の上昇と電気代の低下で好転した。

 売上高は11%減の1850億円、営業利益は33%減の135億円だった。売上高は従来予想通りだが、業利益は20億円上振れした。営業利益率は,7.3%、純利益率は、5.1%

 鉱石から金属を取り出す製錬事業で、他の非鉄大手に比べ亜鉛の割合が高く、亜鉛相場好転の恩恵が大きい。亜鉛の国際指標の平均価格は今年4~9月に1トン2100ドル程度と、前年同期比4%ほど上昇した。大型鉱山の閉山などで供給不足の観測が広がった。原油安で、製錬工程の電力コストも軽くなった。

 川下分野にあたる金属加工事業では自動車やスマホ向けの伸銅品の販売が好調だった。もっとも製錬事業はドル建て取引のため、円高進行で円換算した収益は押し下げられた。電子材料事業はスマホ向けの需要がふるわず、得意とする環境・リサイクル事業も国内外で廃棄物の処理量が低迷した。

 純利益で前期比8%減の200億円を見込む17年3月期の通期業績については「現在精査中」としており、11月上旬に予定する決算発表時に上方修正する可能性もある。*日経


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