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12313、アングロアメリカン、デビアス株取得、85%へ、ダイヤ取引拠点のボツワナ移転は中国戦略?

2011年11月18日 11時07分48秒 | thinklive

今回のボツワナへのダイア取引拠点の移転はアングロのマネージ、アフリカはアングロの誕生の地であるが、近年、中国の経済的、政治的戦略によって、アフリカは中国の支配拡大の感があった、アングロは小平の中国といち早く握手、中国本土への投資も莫大、ダイヤモンド拠点の移転は複雑系マネージ、中国にとっては賛成?

11/11/04

世界最大のダイヤモンドの生産・販売会社、デビアス(De Beers)の経営権がオッペンハイマー家からアングロ・アメリカンに移譲されました。
今回の取引ではアングロ・アメリカンが51億ドルをオッペンハイマー家に支払う代わりにファミリーが支配しているデビアス株を譲り受けるものです。
この取引によりアングロ・アメリカンのデビアス所有比率はこれまでの45%から85%へと引き上げられました。これは同社の経営の実質的なコントロールがオッペンハイマー家からアングロ・アメリカンへ移ることを意味します。

 11月4日(ブルームバーグ):英鉱山会社アングロ・アメリカンは、オッペンハイマー家が保有するダイヤモンド大手、南アフリカ共和国のデビアスの株式40%を現金51億ドル(約3980億円)で取得することで合意した

ボツワナはダイヤの産出量では、16%、ロシアに次ぐ2位、品質は高く、金額ベースでは、ボツワナがトップ、

ダイヤモンドの生産拠点に

南アフリカのダイヤモンド生産大手デビアスは16日、ボツワナ政府との合弁会社、デブスワナ・ダイヤモンドについて、同政府と新たに10年間の契約を結んだと発表した。

世界のダイヤ市場を支配するデビアスには、ボツワナをダイヤモンドの生産・流通拠点とする考えがあるという。ロンドンにある、ダイヤモンドの選別・販売部門についても、2013年末までにボツワナに移転する予定だ。

 

雇用と財政収入に期待

ボツワナ政府は、デビアスとの新たな契約により、国内のダイヤ取引収入額を60億ドルまで引き上げたいとしている。デブスワナのダイヤ生産量は年間で10%、5年間で15%拡大する見通し。

同政府また、現在16社ある国内の切断・研磨業者を増やし、雇用と政府収入を拡大したい意向を示している。

 


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12 コメント

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神話的革命 (油屋)
2012-06-16 19:34:55
 このまえ、鉄鋼材料初の自己潤滑工具鋼S-MAGICの話を日本トライボロジー学会で聞きましたけどかなりの数の合金元素を入れて合金設計しているんですね~。あんなに多いと成分調整なんかにも高度なテクニックを用いているんじゃないかと素人考えでは思いました。
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時代はS-MAGIC (金型屋)
2012-06-21 06:56:51
 日立金属さんの材料ですね。いろんなところで話題になっているようです。
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フリクションインパクト物理 (有機)
2013-06-09 06:25:02
先日、その高性能工具鋼の自己潤滑性とかいう話を日本トライボロジー学会で聞いたが、モリブデンとかカーボン、それにDLCコーティングなどの怪しげな論説とも整合し、油中添加剤の極圧効果にも拡張できる話は面白かった。そのメカニズムをひらたくいえば世界初の本格的ナノマシンであるボールベアリング状の分子性結晶が表面に自己組織化されて、滑りが良くなるということらしい。
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秘訣はグラファイト層間化合物 (塑性加工屋)
2013-06-21 18:34:27
 そういうことだったんですね。ハイテン用の金型で次々と耐かじり性を示しているのにそのナノメカニズムは謎でした。これでその他の業界にも広がることでしょう。
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最高のエンジンパーツ素材 (フリクションバイク)
2013-07-14 21:24:32
 素晴らしいですね。ある技術士のかたが、今のネットでダイヤモンドがあたかも潤滑性があるようなイメージ操作がなされているといっていたのが思い出されます。
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PEEK金属 (エンジン屋)
2013-11-19 23:47:33
 そうですね~。久保田博士はそんなことはいっていなかった。ナノレベルで有機物が摩擦中に変質したグラファイト層間化合物だといっている。まあそれにしても、相当人気がある話題なんですね。PV値が900MPa/min級だと学会に報告されてしまうとインパクトが出てしまうんでしょうね。
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日立金属(5486)について (技術的視点の投資家)
2013-12-28 08:54:04
日立金属さんってモーターなんかに応用される希土類磁石も作っていますよね。ハイブリッドやEV車での活躍も期待されていますよね。どうりで株価調子がいいわけだ。
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時代は低粘度オイル? (カーボンコーティング)
2013-12-29 17:53:26
 そうですね、今や時代は低粘度オイルでの潤滑になってきていますから、境界潤滑が頻発してしまいやすい。そうなるとこういった高PV値材料がもてはやされるのは歴史の必然でしょうね。極圧添加剤はSOxなんかの問題を考えると今後ますます添加しにくくなってしまうでしょうし。
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物理学よ団結せよ (フリクションインパクト)
2014-05-31 22:27:22
 それにしても日立金属製の高性能冷間工具鋼SLD-MAGIC(S-MAGIC)の自己潤滑性の評価が高い。塑性加工金型のカジリを防ぐメカニズムが最近わかったようで、摩擦面に吸着している微量なオイルを自動的にナノベアリング状の結晶へ変換されるとのこと。耐カジリ性の指標であるPV値も通常の鉄鋼材料の6倍と世界最高水準と報告されている。
 これはどういうことかというと、例えば自動車のエンジンや動力伝達系部品のしゅう動面積を1/6にすることを意味し、大幅な軽量化による低燃費化が期待できることを意味している。トライボロジー技術にはまだまだ発展する力学的な未知が多いように思われる。
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パワートレインの進化に拍車 (十神山)
2015-07-30 18:20:50
 そのメカニズムはCCSCモデル(炭素結晶の競合モデル)といって、すべりの良さばかりでなく、摩擦試験データのバラツキが信頼性工学で言うバスタブ曲線になることや、極圧添加剤の挙動、ギ酸による摩擦特性の劣化挙動など色々と説明ができそうなトライボロジー理論らしいですね。トライボロジー関連の機械の損傷の防止、しゅう動面圧の向上設計を通じた摩擦損失の低減、新規潤滑油の開発など様々な技術的展開が広がっていきそうですね。
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