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12355,楽天、ソニ-の赤字会社「エディ」買収の意義、発行枚数、5000万枚、*堀江貴文のブログから

2011年11月20日 13時09分12秒 | thinklive

 

楽天、エディ、発行枚数、5000万枚をソニーから買収

大手ショッピングサイトの楽天は、電子マネー「Edy」を発行するビットワレットを買収すると発表した。楽天が12月末にビットワレットの株式を取得して子会社にする。楽天会員がEdyを利用しやすくなる取り組みや、Edyと楽天のサービス連携を進める。これにより、よりポイントをためやすく使いやすい決済ツールを提供する。

 ビットワレットは、現在多くの電子マネーで使われている基盤技術を開発したソニーなどが設立した会社。2001年からEdyを発行している電子マネーの草分けで、Edyの発行枚数は5月時点で5000万枚近く、JR東日本の「Suica電子マネー」(10月時点で3000万枚弱)などを大きく上回る。ただし業績は赤字が続いていた。

 楽天はすでに2007年に、Edyを使った買い物で「楽天スーパーポイント」がたまる携帯電話アプリケーションを開発するなど、ビットワレットと協力関係にある。楽天はビットワレットを子会社にし、楽天会員にEdyを利用するよう促す。会員に対してEdyが使える全国約16万カ所の店舗や端末などの利用を勧めるほか、Edyをネット上で利用しやすくする工夫を行い、楽天とEdyのサービスをさらに連携させる考え。

 

楽天、「Edy」のビットワレットを子会社化*ホリエモンブログ

まるで2006年から何も進化していないような錯覚に陥る。私が前職で考えていた構想を楽天は次々と実現していっている。その実現力は素晴らしいものがある。この電子マネーの買収に先立って楽天はイーバンク銀行を買収している。そう、イーバンクは私達が2003年に買収しようとして失敗した案件だ。

その後もイーバンク経営陣たちは数々の会社から資金を引っ張っては使い倒し有効なビジネスモデルを一度も発見できずに遂に楽天の軍門に下った。そこまでじっくり我慢した楽天の戦略勝ちだろう。旧経営陣も全て追い出したみたいだ。それがいい。彼らは、GMOグループや政府系銀行、商社グループなどいくつもの会社から相当額の資金を引っ張り出している。まるで銀座の売れっ子クラブ嬢のようである。やらずぼったくりともいうのだろうか。
最後にリーマンショックが起こり運用していた資産が大幅に減損され、どこも手を差し伸べなかった。恐らく相当厳しい条件を楽天は叩きつけたのだろう。しかし彼らしか助けてくれるところはもうなかったのだ。

「Edy」の譲渡によりソニーグループはハードウェアに回帰しようとしているのではないだろうか?ソフト・サービス事業を強化する上で、電子マネーを失うことは非常に痛いと思う。逆に「Edy」はこれで相当強くなったと思われる。コンビニでも相当のカバー率だし、エアラインでも従来は入っていなかったJAL系の売店でも使えるようになっている。沖縄ではANAとのマイル提携のおかげで相当のカバー率である。楽天ポイントと連携できれば、普及率は一気にアップだ。

もしネットで貯めた楽天ポイントが面倒くさい、Edy変換などの手続きなしでそのまま店舗で使えるならば、これは非常に嬉しいサービスである。ほとんど楽天ポイントは通貨並みである。そしてイーバンク銀行だ。イーバンク銀行の預金がデビットカード的にそのままEdyとして使えれば非常に便利である。つまりプリペイド型とポストペイ型の電子マネーの両者の特長を持つことになる。

楽天グループの快進撃は止まらなさそうだ


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