福嶋第一原発の原始炉の廃ロへ向け、企業からの技術公募を始めた、
原子炉建物内の除染や、ロボットの遠隔操作などの技術をテーマに24日、官民のワークショップを開き、応募を呼びかけた,3/9まで受付
東芝、日立GEニュクリアエナジー、三菱重工の3社は既に国の支援を受けて廃ロ技術の研究開発を進めている、
政府と東電が策定した廃炉への中長期の工程表では2014~21年に格納容器を補修し、溶融燃料の取り出しにも着手するとしている。
東芝の廃炉計画
東芝は子会社の米ウェスチングハウス(WH)など米国4社と共同で、廃炉処理案を今月4日に 東電に提出している。 提案によると、東芝陣営は、最短10年程度で廃炉作業を終了するとしている。
具体的には今後、半年間程度で原子炉内の冷却作業とがれき処理を行い、
さらに5年間で燃料棒や貯蔵プールの使用済み燃料を取り出す作業を行う。
その後の5年間で建屋や原子炉の解体、土壌改良を行って更地に戻すとしている。
*廃棄場所が現実には存在しないのでは?廃棄容量の膨大度が問題?
日立はチーム結成
一方、日立は、原子力事業を統合している米ゼネラル・エレクトリック(GE)や
米プラント大手ベクテルなど7社による計30人の合同専門家チームを結成している。 米スリーマイル島原発や旧ソ連のチェルノブイリ原発での復旧や処理作業にあたった経験を踏まえ、 核燃料の取り出しや建屋・機器の除染、解体後の廃棄物の処分や最終的な解体までの作業・処理案を 盛り込んでいる。 すべての作業を終えるまでに約30年かかるとみられる。
廃ロの問題点 *ウキペヂア
20世紀半ばから建設された原子力発電所では数十年の運転を終え廃炉となる原子炉が増えてきたが、建設当時の設計図が無く解体作業用ロボットが作成できない、そもそも廃炉を前提とした造りではない等で作業に大きな支障が出てきている。火力発電所であればボイラーなどに立入って確認できさらに直接解体できるが、原子炉では長年の運転により放射化が激しくなかなか立入れない状態となっているため建設当時の設計図が必要。1970年~80年代は設計図を保管する義務がなかった事から資料の劣化が激しく或いは散逸して問題に直結している原子炉もある(東海発電所)。(NHKスペシャル、原発解体~世界の現場は警告する~)
また数十年間の運転中に累積した大量の放射性廃棄物の処理に関しては恒久的な措置は未だ決まっていない。低レベルの放射性廃棄物に関しては処理後廃棄処分される予定であるが、高レベルの放射性廃棄物に関してはどこでどういう方法で隔離保管するかは未定である。この隔離保管期間は数百・数千から数万年と長期に渡る為、未来の地球上生命体への負の遺産の影響をできる限り低減させる必要がある。
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