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中國の国営3社連合でトルコ第3の港、クムポート買収、イスタンブールの欧州側に位置

2016年02月08日 21時15分21秒 | thinklive

港湾業務を手掛ける中国の大手2社、招商局集団(CMG)と中国遠洋運輸集団(コスコ)に同国最大の政府系ファンドの中国投資(CIC)が加わり、トルコ最大の民有港湾であるクムポート港を買収する意向を表している。消息筋が明らかにした。

 クムポート港はトルコで3番目の規模を誇る。07年に民営化された同港は同国の財閥のフィバ・ホールディングが株式の過半数を握っており、残りの35%はオマーンの政府系ファンド、ステート・ジェネラル・リザーブ・ファンドが保有する。同ファンドは全株を取得する権利を持っている。

消息筋によると、中国、トルコの双方は現在、ステート・ファンドからの同意を待っている。中国側の企業連合は株式取得に15億ドル(約1800億円)を支払う用意があるとしている。 コスコはすでにギリシャのピレウス港の株式を保有している。消息筋によると、800隻以上の船舶を所有するコスコは、世界160カ国で約1600カ所の港の運営にかかわっている。同社は中国で5番目に大きい企業としても知られている。

 CMGは香港に本拠を置き、約1310億ドルの資産を持つ。一方でCICは約7500億ドルの資産を運用している。

 クムポート港はトルコ最大の商業都市であるイスタンブールの欧州側に位置している。同社のウェブサイトによると、2007年から13年までの間にコンテナ取扱量を23%伸ばすことに成功した。13年にはトルコのコンテナ取扱量全体の16%を占め、約130万TEU(20フィートコンテナ換算)をさばく国内第3位の港となった。*2015年9月16日付 トルコ・ヒュリエット紙英字版)、日経掲載記事

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*wkipedia




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