*映画「Bigshort」を見ても、普通の人はリーマン恐慌は理解できない、であろう、ボクはいくつかの資料を読んでもいるし、検索して経過の記録も拾ってみた、その一部が以下なのだが、主役を演じたAIGの名前は映画ではたったの1回しか出てこない、サイオンキャピタルは,CDSの開発者ではあっても、支払い補償はデキナイであろう、だからボクはAIGにPJを売りつけてCDSを発行してもらい、共同やegentとして売りまくった、ということなのだろう、と、思っている、映画の解説では、ドイツ銀行のトレーダーの発案とウキペディアには書かれている、
*当時の財務省長官のポールソンはGSの会長兼CEOから引き抜かれた人グリーンスパンFRB議長、ブッシュ大統領はNYテロ事件の主役の1人であるように、ポールソンとグリーンバーグのお2人は、リーマン恐慌の主役たちである、
*グリーンスパンFRB議長
ニューヨーク市でユダヤ系の家庭に生まれた。父ハーバート・グリーンスパンと母ローズ・ゴールドスミスはアランが生まれてすぐ離婚したため、母とその家族に育てられた[1]。幼い頃の彼は数字や野球、モールス信号、そして音楽に興味を持っていた[2]。ジョージ・ワシントン高校を卒業すると1943年から1944年までジュリアード音楽院でクラリネットを学び、才能あるサクソフォーン奏者として知られていた。しかし数字が好きだったことから経営と金融に関心を抱くようになり、ニューヨーク大学商業会計金融学部に入学する。1948年に同大学の経済学士、1950年に経済学修士を取得した。さらに進んだ経済学を学ぶためにコロンビア大学へ入り、後にFRB議長を務めるアーサー・バーンズに師事したが、経済的な理由等で中退した。ジェラルド・フォード政権下で1974年から1977年まで大統領経済諮問委員会の議長を務めた。1980年代にはアルコア社やABCの取締役に就いていた。当時を知る著名なファンドマネージャーであるマイケル・スタインハート(英語版)は自叙伝の中で、「彼から得る情報は普通すぎて、彼が将来、世界金融を支配するなど夢にも思っていなかった。」と語っている1987年8月11日、グリーンスパンはロナルド・レーガン大統領の指名で連邦準備制度理事及び議長になることが上院に承認された。就任して2ヶ月後に彼は最初の危機、ブラックマンデーに直面した。1日でダウ工業株平均が約20%下落した翌朝、FRBは流動性を提供する準備ができているという短い声明を発表し、株式相場は約4%反発した。短い声明は、市場の崩壊を防ぐために効果を発揮したとされ、ウォール・ストリート・ジャーナルはブラックマンデーの5週間後に新しい議長は試験に合格したと評価、アラン・ブラインダーはここで見せたグリーンスパンの手腕を「マネタリー・ケインジアン」と評して賞賛した、
10/9/7日(ブルームバーグ):米住宅市場の危機を予想したことで知られる元ヘッジファンド運用担当者、マイケル・バーリー氏は、農地や小さなテクノロジー企業、金に投資している。独自の投資先を探し、ドルの一段安に備えている。39歳の同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「農業用水が近くにある生産性の高い農地が将来、非常に貴重になると考えている。相当額の資金をこれにつぎ込んでいる」と話す。インタビューはニューヨーク時間7日午前に放映される。
サイイオン・キャピタルを率いていたバーリー氏は2005年初め、ウォール街の金融機関に対しリスク高い住宅ローンを裏付けとする証券NBSの相場下落を見越したクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を組成するよう促した。マイケル・ルイス氏の著書「世紀の空売り」(原題:ザ・ビッグ・ショート)によれば、借り手のデフォルト(債務不履行)に伴い、この戦略は的中し、同氏の顧客だった投資家は2000-08年に資金を5倍以上に増やしたという。同氏自身の利益総額は、映画「Bigshort」によれば、23億6千万$?
*CDSはMBSの暴落や支払い不能の場合の補償をする債券、その債券の発行者、補償社がAIGであった、MBSの暴落の補償でAIGは倒産の危機に瀕した、そこでAIGは自社の株式担保で政府から2年間の緊急借り入れ9000億$を行って,CDSの購入者のGS社以下に補償分を支払った、
*CDSを「売る」という行為は、保証料をもらって連帯保証人になること。逆に「買う」という行為は、保証料を払って企業が破綻した際、損失をカバーしてもらうこと。「倒産保険」の一種と考えてもいい。
このCDSの怖さを表すのが、世界一の保険会社であるAIGの惨状である。08年10~12月期決算の純損失が616億5900万ドル(約6兆円)。08年通期では992億8900万ドル(約9兆6000億円)にもなる。機能不全。潰したほうがいいが、「Too Big to Fail」――大き過ぎて潰せない。
* その大き過ぎる負債の原因が、AIGが世界を相手に売りまくったCDSである。そのうちAIGが投資に関与した想定元本は4400億ドルといわれているが、詳細は不明、CDS総体の想定元本は62兆ドル。CDSは、1社の社債といったシンプルなものから、何十、何百といった企業の信用リスクを束ねた商品、あるいはCDSを債務担保証券のCDOに組み込んだ複雑なものまで、種々雑多。しかも相対取引で統計数字のようなものはなく、誰にも全体像はつかめない。
バーリー氏は08年にファンドを閉鎖。今は自己資金を運用しているが、多くの取引や資産クラスが絡み合い、独自の投資対象を見つけるのは難しいと語る。「市場と共に単純に上がったり下がったりするだけでない投資対象を見つけることに興味がある」と言う。バーリー氏は、世界各国・地域の中央銀行が債務を増やし、自国通貨の価値を低下させている中で、金は好ましい投資先だとも説明。各国政府は金融危機の原因に適切に対処しておらず、借金をすることで将来の問題の種をまいている恐れがあると指摘する。
同氏はまた、米議会が連邦準備制度とバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の権限拡大が認めたことで、議員らが危機再来を阻止する方法を理解していないことが露呈したと指摘。「バーナンキ議長は今や史上最も強力なFRB議長となった。それが適切な対応かどうかは分からないが、議員らが正しく理解していないことを告げているように思える」と語った。
原題:Burry, Predictor of Mortgage Collapse, Bets on Farmland, Gold (抜粋) {NXTW NSN L8CZ6J07SXKX}