*アラブ世界の分裂は、エジプト軍事独裁政権の成立で、いまや修復は不可能、イスラエルの背後の安泰化が、イスラエルの右翼化を加速、
*アメリカはウクライナで対ソ閉じ込め戦略遂行中、イスラエルの軍事行動の拡大、パレスチナ国民の虐殺による恐怖作戦には反対?
イスラエルのガザ学校空爆、「恥ずべき砲撃」、米政府が非難
[ワシントン 30日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のミーハン報道官は30日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザに対する軍事作戦で、避難所になっていた国連が運営する学校を砲撃したことを非難した。
ガザの当局者によると、この攻撃で避難していたパレスチナ人少なくとも15人が死亡。ミーハン報道官は、「パレスチナの数多くの避難民に対する安全が国連が提供した避難所でも確保されていないことを非常に懸念している」と述べた。
そのうえで、ガザの国連関連施設に武器が隠されていたことの責任も追及すると述べた。
【エルサレム時事】イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが交戦するパレスチナ自治区ガザの大部分で、イスラエルが表明した人道目的の7時間の停戦が4日午前10時(日本時間同日午後4時)に発効した。ただ、停戦直後にイスラエル軍によるガザ空爆が行われたと伝えられ、どこまで停戦が維持されるかは予断を許さない。
イスラエル軍は地上部隊の大半をガザから撤収させたが、ハマスからの攻撃があれば応戦する構えを崩していない。4日の停戦の行方は、全面撤退できるかどうかの試金石になるとみられる。
イスラエルは4日未明、ガザ南部ラファの戦闘地域を除き、一時停戦に入ることを発表。しかし、ハマスの報道担当者は「イスラエルの目的は虐殺行為から注意をそらすことにある」と反発、イスラエルの呼び掛けを拒否した。ラファでは3日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校のすぐ脇をイスラエル軍が空爆し、パレスチナ人10人が死亡したばかりで、反イスラエル感情の高まりを考えれば簡単に停戦には応じられない。
AFP通信によると、4日の停戦入り直後、ガザ市内のシャティ難民キャンプがイスラエル軍による空爆を受けた。8歳の少女が死亡し約30人が負傷したもようだ。(2014/08/04-20:20)