hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
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史蹟・西代の蓮の池  2015.02.02

2015年02月04日 09時00分18秒 | 公園・名所・名勝


  所在地    西代の蓮の池     神戸市長田区蓮池町

 西代蓮池公園は、 旧西国街道に面するところ(長田中央幹線)古代(律令時代)には重要度などから大路・中路・小路とわかれ大路は、今も「大道通」として町名が残っています。西国街道は脇道の一つで整備され西国大名の参勤交代に使われました。

 今の公園は、「阪神淡路大震災」後、綺麗に整備され、入ったところの外周に全長300mのジョギングコースが、あります。その内部にストレッチングを補助するような器具(おもしろい運動補助道具)が、いくつか設置されています。いずれもステンレス製と木製の立派なものがあります。

 奈良時代(710-794)に周辺の田に農業用水を提供する溜池として作られたもので、僧行基が作ったという伝説があります。池が完成したとき「蓮の花が美しく咲いているという極楽浄土の池のように、この池にも蓮の花が咲き乱れ、この水で人々が豊かになるように」と願って行基は、一株の蓮の花を池に投げ入れたといわれます。

 江戸時代の旅行ガイドブックとも言うべき「摂津名所図絵」では、古来この付近は時代を左右する大きな戦役があったところです。かの平重衡や平忠度の「平家物語」のエピソードなどや「太平記」などにこの池が、登場します。それに関わった天皇及び公卿達もここを通過したのでしょう。この池の西に太山寺への太山寺道や高取山の参道につながる道が有ります。
 次回をお楽しみに では またね


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