hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
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以命亭  2014.09.22

2014年09月28日 09時18分47秒 | 歴史・遺跡・伝説


  所在地   以命亭    兵庫県美方郡新温泉町浜坂1208

 「あじはら小径」のそばには、「先人記念館・以命亭」があります。森家二代目当主・興右衛門が長子に家督を譲り、屋敷の裏、東側に隠居所を建て、その隠居所を「以命亭」と命名しました。

 「以命亭」の「以命」とは、中国の古書『礼記』の「君子は易に居りて以て命を俟つ」から採ったものです。 「以命の語源はその意味するところが深く、森家を継ぐ当主たちは、それぞれが身に付けた学問分野で「以命」を解釈し、その真髄に迫る生活をしました。

 前庭(日本庭園)あります。縁側に座って眺める庭は、心が落ち着き時間を忘れます。

 旧森家住宅(浜坂先人記念館)には、乾蔵・北ノ蔵・酒蔵があります。

 新温泉町浜坂の浜坂先人記念館・以命亭(旧七釜家森家)は、構造調査と文献資料の検討の結果、1853(嘉永6)年から1919(大正8)年に順次建てられた建造物であることがわかりました。

 、以命亭の主屋は、間口が十間、奥行きが七間の木造二階建て平入りの建物で、連子格子窓、切り妻屋根を持ち、この地方の商家の面影を良く残していると指摘されています。

 すべての建造物が江戸末期もしくは明治初期から大正期にかけて建造されたことが判明。石垣についても1735(享保20)年以前から三期にわたって建造されていたことが分かりました。

 約300年の間、優れた人材を輩出した森家・七釜屋屋敷を改修し、森家が代々使用した品々が展示しています。

 江戸時代あたりから盛んになった廻船業・北前船の寄港地として賑わい、往時を偲ばせる家並みが僅かに残されていました。
 次回をお楽しみに  では またね