逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

米海兵隊のオスプレイ日本配備の謎 原発やらスペースシャトルやらセグウェイやら

2012年07月31日 | 軍事、外交

『何やら恥ずかしそうにセグウェイでエコ通勤するつくば市職員』 

去年の原発事故の7ヵ月後に通勤実験と銘打って行ったが、たったの300mの移動で税金の無駄使いの見本のような茨城県の愚行である。エコが目的なら自転車に乗るか歩け。チャリンコなら経費がセグウェイの50分の1以下で済む。
自分の二本の足で歩けば経費ゼロで時間も5分程度、しかも健康にも良いオマケまでつく一石二鳥の『良いこと尽くし』。

『安全が確認された。』と再稼働した危険な破砕帯の上にある大飯原発

米軍の間で未亡人製造機との悪い異名があるオスプレイの日本配備について、野田佳彦首相は『確実に安全が確認されるまでは配備しません』と断言するのですが、これでは日本の国民は少しも安心出来ない。
何しろ福島第一原発の事故原因が未だ解明されていないし、国会や政府等各種の事故調査委員会が『原発安全神話』に首までどっぷり浸かった日本の構造的な欠陥を指摘している。
この段階で、『安全神話』の推進役だった以前のままの官僚組織が、以前のままの安全基準を使い、以前のままの利益共同体(原子力ムラ)だけの手抜き検査で『安全性が確認された』と強弁して、関西電力の福井県大飯原発再稼働を許した野田佳彦の悪しき実績がある。
今回は森本敏防衛大臣は『オスプレイの安全性を国民に理解していただく』とまで主張しているから驚く。
悪いのは安全性が確認されていないものを無理やり日本に配備するアメリカ軍ではなく、素晴らしいオスプレイの安全性を理解出来ない日本の国民だとでも言うつもりだろうか。
日本の防衛省が守っているのは駐留アメリカ軍(軍産複合体)の利益なのか、それとも日本の一般国民の命なのか。
森本大臣は、どちらを向いて喋っているのだろうか。
この森本敏防衛相は拓殖大教授時代の2年半前、テレビ朝日でオスプレイは『未亡人製造器』といわれるほど危険性が極端に高いことを軍事評論家として説明している。
事実や信念で喋るのではなくて、周りの雰囲気や自分の立場、目先の利益で意見をころころ変える無責任極まるテレビ評論家を今でもしているつもりなのか。
橋下徹と同じ口から出まかせの三百代言、卑劣な変節漢である。
森本敏は日本配備に関する責任者になって、以前の自分の説明の『正反対』を日本国民に説明する羽目に陥るが、これは自己責任であり自業自得である。

『オスプレイ日本配備を隠し続けた、姑息な日本政府と自衛隊』

以前にオスプレイの危険性を説明していた森本敏は、今度は国民に『安全だ』と説明しなければいけない立場が変わったのだが、今回は自衛隊上がりの過去の経歴がマイナスに働いた。
そもそも危険な海兵隊のオスプレイの日本配備は、16年前の普天間返還合意の1996年時点にアメリカ側から通告されていた。
1999年には在沖縄海兵隊幹部がオスプレイ配備計画を明らかにしている。
ところが、日本政府は一貫して『聞いていない』と否定する。
2010年9月に米海兵隊の航空計画で普天間配備が明記された段階でも、防衛省は『あくまでも海兵隊の計画で米国政府全体のものではない』と隠し続けた。
それぐらいに、オスプレイの『危険性』は、自衛隊など日本側の関係者のあいだで熟知されていたのである。
ひた隠しに隠していた日本政府が、オスプレイ配備を地元の沖縄県に伝えたのは米国から通告されて15年も経った去年(2011年5月)のことだったが地元沖縄県のマスコミ以外にはニュースとはならず、今回のようなオスプレイに対する全国的反対運動は起きていない。
当たり前である。
去年の5月当時なら、目の前の爆発した原発の危険性で頭の中が一杯で、将来の事故が心配される米海兵隊のオスプレイの危険性を考える余裕など、地元の沖縄県民以外の日本人には全くなかったのである。

『アントニオ猪木の闘魂ビンタより確実に痛いオスプレイ低空飛行訓練』

安全が確認されていないオスプレイの日本国内配備のおまけ(往復ビンタ)として、危険な低空飛行が日本の全土で行われ、訓練コースもすでに決定していることが発覚して、全国規模での反対運動が盛り上がっている。
何しろオスプレイが作り出す下降気流の威力は凄まじく地面の立木をなぎ倒す位に激しい。
オスプレイの代替機である大型ヘリCH46チヌークはベトナム戦争当時の半世紀前の1962年に配備されている。
CH47チヌークは155mm榴弾砲を前線に配備するために開発されたので12トン近い吊り下げ能力があるが、高速のオスプレイは機外吊り下げ最大容量は6,804kgで半分程度の能力である。
現在武装は両方共機関砲程度であるが、純粋な輸送機仕様のCH47チヌークとは違い積載能力で劣るオスプレイには今後攻撃機としての機能(巡航ミサイル等の重武装の装備)が求められるであろう。
攻撃機だから、日本国内でわざわざ迷惑極まる低空飛行の訓練が必要となる。
オスプレイはカタログ的には優秀な軍用機であり、今回原発の安全性と同じ視点で墜落にたいする安全云々が問題とされているが、兵器が安全で優秀であるとは、別の見方をすれば沢山の人を確実に殺せるということですよ。
人殺しの道具の『性能が良い』とは、殺される側にとってこれ以上に悪い話は無い。

『スペースシャトルと同じ種類の失敗』

ヘリと飛行機のキメラであるオスプレイですが、存在自体がアメリカの宇宙開発を数十年遅らしたと言われている超高額なスペースシャトルと同じ種類の問題点(アイデア倒れのアホ企画であるばかりか、とんでもなく危険)がありそうです。
事故が発生した時に不時着出来る機能が備わっていない可能性が高いのです。
この事実は森本敏防衛大臣も認めているが、それでも『安全だ』と言い張る苦しすぎる矛盾。
これはロケットと飛行機のキメラであるスペースシャトルが持っていた『危険性』とまったく同じ欠陥である。
飛行機にもロケットにも、もしもの緊急時に乗員を守る脱出装置が設置されているが、夢の最先端技術を結集したはずのスペースシャトルには民間旅客機と同じで墜落時には乗員を守るものが何も無かったのである。
それでNASAは100万回に1回の事故率で旅客機より安全と宣伝したが、実は20回に1回は事故が必ず起きることがチャレンジャー号の爆発した後に発覚している。
スペースシャトルもオスプレイもアイデアとしては素晴らしいのですが、根本的な弱点をカバー出来ない欠陥品である。
ところが開発に何十年もかけ天文学的な莫大な経費をかけたので、いまさら正直に『失敗でした』とか『間違えました』とは言いたくても絶対にいえない。
そもそもスペースシャトルに飛行機のような(地球帰還時の5分間だけ必要な)翼がある原因とは米軍の要求だからで、第三次世界大戦が勃発した時にソ連の軍事衛星を破壊したり捕獲した後、敵からの攻撃をすり抜けて無事基地に帰ってくるために、自由に軌道を変えれる飛行機の翼が、『安全性を無視』してでも是非とも必要であったのである。
そもそもスペースシャトルとは、狂気の人類滅亡の世界最終戦争(ハルマゲドン)の時の兵器として優秀だったからで、存在自体が核戦争の為で全くの無駄だった。
ロケットでは重量の8割は燃料で、しかも1回ごとの完全な使い捨てである。
スペースシャトルでは巨大な機体を無駄に宇宙空間まで持ち上げて、また再利用する為に全重量の7割を持ち帰っていた。
しかも安全性が最優先される乗員輸送と、経済性を重視すべき貨物輸送をスペースシャトルの打ち上げでは同時に行ったので、経費がロケットの10倍以上にも膨れ上がる大失敗を犯す。
スペースシャトルは良いところが一つもない失敗作で、まったくの無駄だったのである。
ところがアメリカの軍産複合体には日本の諫早湾埋め立て等の公共事業(無駄に大きい箱モノ造り)と同じ性格が有り、いくら計画段階の失敗が明らかでも撤退は許されない厳しい宿命がある。
今後、オスプレイはスペースシャトルと同じで重大事故を起こさないようにして色々と工夫しながら『成功だった』と人々(アメリカの納税者とか有権者)に思わせる必要から、運用実績を何とか出してアメリカ議会に示したいのです。
海兵隊のMV22オスプレイは、米本土などに約145機が配備されているが、約40機が所在不明と米市民団体が指摘している。(欠陥隠しか事故隠し疑惑)

『調べれば調べるほど謎が増える不思議なオスプレイ』

7月24日に産経新聞がオスプレイの事故率は低い(安全である)との国辱的な米軍のヨイショ記事を書いているのですが、その中でもオスプレイの事故率は、今までのタンデムローターの大型ヘリCH46チヌークの2倍もある。
産経紙が米軍で事故率が一番高いとしているのが海兵隊の垂直離着陸機のハリヤー戦闘機ですが、これは沖縄どころか日本には配備する動きはまったく有りません。
危険すぎるのでしょうか。
ところが7月26日のNHKニュースで、産経新聞が強調していた低い事故率とは死亡などの重大事故限定の数字であり、やはりオスプレイの事故率が米軍の全航空機の中では最多で、一番危険であることを暴露している。
産經紙の『オスプレイは安全』は真っ赤な嘘(プロパガンダ)だったのである。
ただし、このNHKニュースは『国際ニュース一覧』にさり気無く、目立たない様にあるだけ。誰もが簡単には検索が出来ないように工夫されている。
オスプレイの最大の事故率に対して海兵隊の報道部は、『程度の軽い事故の割合は確かに高いが、この2年で起きた事故の72%は操縦など人為的なミスが原因で、オスプレイに設計上の問題はなく、安全性の高い航空機だと確信している』と言い訳しているのですが、少しも、釈明にも言い訳になっていない。
これは駄目でしょう。
『7割以上が人為ミス』との説明では逆に、アメリカ海兵隊自身がオスプレイの操縦性の困難さや不安定さを認めている事になるのですよ。
今問題になっている低空飛行訓練ですが、これまでも日本全土でアメリカ軍戦闘機が訓練を行って数々の事故や問題を引き起こしていたが、オスプレイの代替機である大型輸送ヘリCH-47チヌークでは行ってはいない。しかもこれまで実施されていた戦闘機の半分以下の地上から60mの信じられなり低さです。
致命的な不安定性や操縦の困難さが指摘されているオスプレイの日本での超低空での運用は、何とも理解に苦しむ不思議な話なのです。

『既存の自転車やバイクに負けるセグウェイの大失敗』

オスプレイですが機能的には横型電動二輪車のセグウェイにそっくりですよ。
セグウェイですが21世紀の初年(2001年)に世界を変える大発明との大法螺のお馬鹿キャッチフレーズでアップルのスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツ何かが宣伝していたが、安全性とか経済性とかでは既存の二輪車に明らかに負ける代物。
誰が見ても失敗作で、横型電動二輪車のセグウェイには一つも良いところが無いと言っても差し支えないでしょう。
セグウェイに、ママチャリのようなサドルや買い物籠があった方が使い勝手がよく優れていると思いませんか。
そもそも車輪を横列にするメリットよりもデメリットが大きすぎるのです。
これはヘリでも同じで、既存のタンデムローターの大型ヘリ(ローターが縦置き型)は昔から存在するが、オスプレイのような『横置き型』の例は一つも無い。
理由は極簡単で機能的に『危ないから』なのですよ。
セグウェイ社オーナーの英国人富豪が一昨年に自分の乗っていたセグウェイもろとも川に転落して死んでいるが、そもそもブレーキが装備されていないので、このような事故が起きて当然だったのです。
オスプレイは死亡など重大事故限定でも代替機である旧式の大型輸送ヘリCH-47チヌークの2倍もある。
事故全体では一番事故率が高いが、これは機能的に当然だった。
普通の二輪車ですが自動的に前後の車輪の回転数は同調するが、横型では同調しない。この場合にはコンピュータ制御が不可欠ですが、少しでも誤作動すれば必ず事故を起こす。
この致命的な欠陥が実はオスプレイにもあり、通常の縦型タンデムローターでは自動的に必ず同調するのです。というか、ローター軸の間隔よりも回転翼の径の方が大きいので完全同調しないと必ず回転翼どうしがぶつかるのですね。
オスプレイは左右のエンジンの距離よりもプロペラの方が小さいので絶対にぶつからないが、同調させないと必ず墜落する。それで左右のプロペラの回転数は同調するようには一応はなっている

『もしもの緊急時に不時着出来ない、空飛ぶ棺桶』

オスプレイでは電子制御の誤作動は致命的な結果に直ぐさま直結するが、それ以外にも操縦性には大きな問題がある。
普通の飛行機とは大きく違い、そもそも回転翼のヘリコブターには機体の下に大きな下降気流が必ず生まれるので、急降下しすぎてヘリの機体が下降気流に入れば揚力を失う渦輪状態(ボルテックス・リング・ステートとかパワーセットリング)で墜落する。
アフガンなどの飛行訓練中のオスプレイの墜落は、急降下中に急旋回したことで発生した渦輪状態(ボルテックス・リング・ステート)が原因していた。
ヘリと飛行機のキメラであるオスプレイですが、両方の長所よりも、飛行機とヘリの双方の欠点を合わせ持っている複合欠陥機である。
ハリヤー戦闘機はヘリと同じ垂直離着陸が出来るだけでなく、通常の飛行機として滑走路への離着陸も可能で燃料を節約できるが、オスプレイでは絶対に無理なのである。
オスプレイは飛行機としての離着陸がしたくても出来ない致命的欠点があり、ヘリモード限定での離着陸だけなのです、
ヘリの回転翼としては径が小さすぎるのですが、飛行機のプロペラとしては大きすぎるので滑空モードでの不時着時には機体の接地よりも先にプロペラが地面に触れるので、上手にプロペラを小さく畳まないと必ず着陸に失敗する。
それにも増してオスプレイは、ヘリのようにエンジンが停止してもメインローターがオートローテーション(自由回転飛行)で 安全に降下を続けることが出来ない欠陥がある。
ヘリモードで不時着が出来ないばかりか、飛行機のように滑空して不時着することも困難なのですから、これ以上に危ない話はない。
いくらなんでも無理筋であり、無茶苦茶にも程がある。
オスプレイには、宿命的に重大事故が必ず起きるスペースシャトルや原発やセグウェイと似た、『致命的な欠点』があったのである。

『歴史的使命を終えた海兵隊の、破れかぶれの生き残り戦術か』

なんでアメリカの海兵隊が欠陥が明らかなオスプレイに未だに固守するのかが良く分からない不思議すぎる代物。
オスプレイと海兵隊の関係を合理的に判断することは難しい。
一説によると、アメリカの財政難により米軍の4,870億ドルもの経費削減で、今後は組織の縮小は避けられないが、この場合に4軍の中では最も小さい組織である海兵隊が一番の削減対象なのである。
以前ならば徴兵制の陸海空三軍とは違い、海兵隊は創設時から全員志願制(雇兵)の少数精鋭部隊として差別化が図られていたが、現在は徴兵制は廃止され全軍が志願制で海兵隊との違いが無くなっている。
現在の志願制の米軍兵士は、奨学金やグリーンカード目当ての貧困層や外国人が大多数を占めているのです。
このために実は『違いがない』どころか、紛争地に真っ先に派遣される危険性が高い海兵隊の志願者数の激減で、集まる兵員の質が極端に低下してしまう。
朝鮮戦争での仁川強襲上陸の成功以来半世紀以上も経ち、もはや敵前上陸の海兵隊の歴史的使命は終わっているのだが、陸海空軍よりも小さく特殊部隊よりも大きいミドルクラスの組織として生き残る(陸海空3軍との差別化で、吸収合併を防ぐ)ためのアイテムとして、何処にも類似したものがないオスプレイ(飛行機とヘリのキメラ)が一番有効なのでしょうが、なんとも迷惑な話である。



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11 コメント

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失敗しても安全 (くまごろう)
2012-07-31 01:52:38
セグウェイは「高価な玩具」で実用的ではないことが、十人並の想像力があればわかると思うので、茶番に付き合わされて恥ずかしくなったのでしょうか。
本来なら実験機で「実用化するには困難な点が多々ある」ことがわかったことで、開発を続けるか断念するかの判断材料。
本田のアシモのように、開発会社の技術宣伝と客寄せパンダ的な貸し出しに使うのが妥当な程度の物を、現場に導入する。
その意図は、やはり「宣伝」なのでしょう。
権威や利権をまもる為の宣伝の為に他人の命を危険に晒すことは、まともな人間ならやりませんが、権威や利権を手に入れて「まとも」であり続けられる人間は例外的な存在だということを、原発事故でうんざりするほど見せつけられました。
返信する
ジョブズやゲイツは何故、セグウェイを見誤ったのか (宗純)
2012-08-01 08:33:59
くまごろうさん、コメント有り難うございます。

そうなんですよ。
十人並の想像力があれば、誰でもアイデア倒れの失敗作であることがわかると思うのですが、・・・・・ところがアップルのスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツは騙された。
正しくは、このIT産業で濡れ手に粟の大成功した大金持連中は、セグウェイでも世界の人々を上手く騙そうとして大失敗したのですから、ある意味愉快ですね。
世界の普通の人々は、連中が考えていた程、それ程馬鹿では無かったのですよ。
普通の中学生以上の知識や経験があれば、世の中を変える世紀の大発明とのセグウェイが、既存の自転車や電動バイクに負ける、少しも良いところがない大失敗であることぐらいは一目で分かります。
それにしても原発報道で人々は心底思い知らされた腹立たしい真実ですが、
2001年の発売当時のマスコミ報道は、セグウェイのヨイショ記事ばかりで普通の庶民の正しい発想である『自転車に乗るか、歩け。』との、まともの意見が全く無いのですね。
去年の3月11日までの原発安全神話報道と同じマスコミの態度なのですか、油断も隙もない何とも困った忌々しい話です。

記事上のつくば市職員の可哀想なお馬鹿写真を眺めている内に、セグウェイの良い使い道を思いつきました。
セグウェイに一般職員を乗せたからお間抜けな大失敗に見えるのですよ。これは市長自身が乗るべきだったのです。
それなら市長がセグウェイに乗って市内全域を廻り多くの市民と対話すれば、今よりも良い政治が出来ると思いませんか。
あるいは大会社の社長がセグウェイに乗って社内をくまなく巡って社員と対話すれば色々良いことが起きるでしょう。
今の日本の選挙運動のように宣伝カーに乗るのではなくて、目線の高さが歩行者に近いセグウェイの方が対話も生まれる可能性がある。
セグウェイの自転車に勝てる唯一の取り柄(特徴)とは、走行中と停止中の姿勢に変化がないjこと程度で、他には何もない典型的なお馬鹿発明の見本。
セグウェイに乗っていれば目立つし、
何よりも、周りの人々の「笑い」は間違いなく取れます。
返信する
Unknown (mars)
2012-08-04 08:34:06
原発は人の手に負えないので反対だからそれに対してだけは同意ではありますが(ついでに言えば全く改良が成されない、安全を啓蒙するだけで解決の道筋を全く考えていない)、他に対しては言いすぎでは?
少し気になるのは「革新的」な発明に対して悉く侮辱的な態度は正直いただけない。テレビパソコンX1とかX68000とかポケコンとか10年早かったものが馬鹿にされているようでかなり腹が立つ。あと誰が見ても失敗作のバーチャルボーイとか。
コンコルドやスペースシャトルも蓋を開ければ失敗作でしたが、派生技術は沢山得られました似たような失敗呼ばわりのXB-80やB1に替わって出てきたのはもっとイロモノのB2。このジャンルは文句付けたらアポロとジャンボで進化が終わってしまいます。
オスプレイは投入に際して前倒しされすぎていることが問題であって解決の見込み自体は在ります、コストパフォーマンスについては可変メカ故に解決できないが。
後だしジャンケンで人の努力を嗤いものにするなら最初から中型飛行艇等の対案を出せばいいのに。

洗濯槽と脱水槽を一つにした全自動洗濯機も出た頃は散々水の無駄と馬鹿にされてたし、オーブンレンジもオーブンの後にレンジが使えないので馬鹿にされてたけど今や主力になっている。
どうせスマフォブームが終わったらしたり顔で嗤いものにするんでしょ?

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エルピーダメモリーの倒産 (宗純)
2012-08-04 17:23:32
marsさん、はじめまして。
当ブログではコメントの管理や良好な環境の維持を目的にタイトルや名前の無いコメントは不掲載とするローカルルールがあり、ご面倒でしょうが次回の投稿時には忘れずタイトルの御記入をお願い致します。

今回のコメントですが、あれもこれもと欲張った為に御自分が何が大事であるか、何が主張したいのかの焦点が不鮮明です。
ブログのコメント欄なのですから、内容を大事なものだけに絞ったほうが、より説得力が生まれるでしょう。
現状では何が主張したいのかが不鮮明です。
この記事の、『米海兵隊のオスプレイ』『原発やらスペースシャトル』『セグウェイ』の共通点は、他よりも段違いに危険性が高いことですよ。
しかも他よりも段違いにコストパフォーマンスが悪いのですよ。
普通の商業的な観点から判断すれば誰が見ても『アイデア倒れのアホ企画』以外の何者でもありません。
事実商業的に発売しようとしたセグウェイでは予定に反して全く売れなかったのです。
これは考えるまでも無く当たり前で、既存の二輪車の方が安全面でも価格面でも優れているので、商売として成り立たないのです。
商業ではコストパフォーマンスの優劣は決定的で日本のエルピーダのメモリーは競合する韓国製に性能面では勝てるのですが価格面で3割ほど高い。
品物は間違いなく良いのだがエルピーダは倒産する。
セグウェイとは大きく違い、オスプレイも原発もスペースシャトルも、商業的な観点から生まれたののではなくて、軍事的な側面が大きいのですね。
日本が原発を導入した本当の動機とは商業的な発電ではなく機微技術の確保だったのです。
商業的には原発は絶対にそろばんが合わないのです。
福島第一原発事故の損害額はいくらか、幻の半世紀前の政府試算
2011年07月12日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/7b4e313790b249e9575ec6f853d29e7c
NHK「核を求めた日本」原子力発電は核機微技術の確保目的
2011年08月24日 | 軍事、外交
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/4f32e98b43cc676f89d1b2562c1bde3e
軍事的な面が優先された場合にコスト面や安全面が疎かになるのは当然な話なのですよ。何の不思議もなかったのである。
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チヌーク (えまのん)
2012-08-09 11:49:48
現在使用されているチヌークが、とっくに生産も終了し、保守部品も新規生産されていないような老朽機ということはご存知でしょうか?
一般的な工業製品の品質を表す「バスタブ曲線」でも明らかなように今後もチヌークを使い続ければ、事故率は撥ねあがることでしょう。
一方のオスプレイは構造問題の事故からの改修も済んでおり、今後の事故発生率は(引退間近になるまで)低くなることが、(工業製品的には)予想されます。

いつぶっ壊れるかも判らないオンボロをとっとと引退させたい…というのが米軍の偽らざる本音でしょう。
返信する
えまのんさん、はじめまして (宗純)
2012-08-10 09:09:45
あまりお馬鹿な産経新聞の記事や2ちゃんねるんでの話を丸々信用しない方が良いでしょう。
それでは他人から知性の程度を疑われたり御自身が馬鹿にされる危険性がありますよ。
対米従属命のそのお馬鹿産経新聞でも、『現在使用されているCH46チヌークは老朽機である』とは言っているが、
『とっくに生産も終了し、保守部品も新規生産されていない』とは一回も言っていない。
もしも生産中止で保守部品も無い状態なら、オスプレイの配備の宣伝を行っている産経新聞が知らないなどいう話がある筈がないのですよ。
あるいは知っているのだが『隠している』などは、もっとない。
CH46チヌークよりも格段に性能が良いとのオスプレイですが、実は積載能力が半分程度しかないし売り物の速度も回転翼モードでは大型ヘリチヌークの半分程度の能力しかない。
限定的な条件下で限定的な使用方法の時だけ、最新式のオスプレイは旧式のチヌークに勝てるのですが、総合的な能力では劣るのでチヌークの代替機としては能力不足。
その為に、CH46を導入している国は沢山あるがオスプレイを導入している国は一つも無い。計画する国もないのが現状です。
ヘリと飛行機のキメラであるオスプレイですが、回転翼モードの時はヘリに負け、固定翼モードの時は飛行機に負けるのです。
森本敏大臣がオスプレイに試乗して『快適だった』と語っているが、これはペリに比べて固定翼モードでの飛行が騒音や揺れが少ないことを言っているが、こんなことなら試乗するまでもなく分かっているのですよ。
回転翼のヘリは必ず固定翼の飛行機よりも揺れるし喧しい程度は常識です。
オスプレイの固定翼モードでは本物の固定翼の飛行機と比べれば格段に性能が落ちてしまう。なんでも器用にできるとは、逆に見れば、一流のトップになかなか成れないのは全てに通用する大原則なのですよ。
面白いことにこのオスプレイの欠陥は矢張りヘリと同じ垂直離着陸ができるハリヤー戦闘機でも同じ問題点を抱えている。
性能的に他の戦闘機よりも劣るのです。
それで開発したイギリスは撤退したが未だにアメリカ海兵隊だけは実戦配備して使い続けている。
このハリアーですがダントツで死亡事故が多発しているのですが、原因はハリアーの操縦には戦闘機とヘリの両方の操作が必要でパイロットの能力の限界を超えてしまうらしいのですよ。
この根本的な欠陥はオスプレイのもそのまま当てはまる。
いくら性能が良くても扱う人間の能力を超えてしまっては運用は無理ですね。
米軍ですがオスプレイの開発を優先したためにチヌークの後続機の開発を行っていません。
ほとんどスペースシャトルの大失敗と同じ構図です。現在みなさんがよく知っているようにシャトルが退役したあとはロシアのソユーズが穴埋めに使われていて、NASAはロシア製のソユーズのロケットエンジンを大量購入して宇宙開発を行うまでに落ちぶれている。
航空機産業はアメリカの最も競争力のある分野なのですが、このままでは早晩スペースシャトルに固守して凋落した宇宙開発の二の舞になる危険性があるでしょう。
半世紀運用されたチヌークですが、仰られるように現在は時代遅れになるつつあるのですね。
タンデムローターでは回転翼を同調させる必要から今のような3枚ブレードなのですが、今の最新式のヘリではブレードの数を増やして性能の向上や騒音の軽減を図っているがチヌークでは構造的に無理で改良できないのです。
本日付の朝日新聞や毎日新聞では、『オスプレイ、軽度事故も多発 米海兵隊の全機種平均超す』との、
米海兵隊は8日、沖縄への配備が予定される米軍の新型輸送機オスプレイMV22が、2001年から今年7月までに計40件の事故を起こしたと明らかにした。
重大事故に分類されない事故の発生率は、海兵隊が運用する全機種の平均よりも高くなっている。
返信する
Unknown (mi)
2012-09-01 07:36:51
もはや敵前上陸の海兵隊の歴史的使命は終わっているのだが

米海兵隊は湾岸戦争にもイラク戦争にも参加しています
また海兵隊は米国だけじゃなく英国にも韓国にも、その他の軍にも存在しています
「歴史的使命」はまだ終えてません

>ハリヤー戦闘機はヘリと同じ垂直離着陸が出来るだけでなく、通常の飛行機として滑走路への離着陸も可能で燃料を節約できるが、オスプレイでは絶対に無理なのである。

ハリアーなんて、事故が多くて有名な戦闘機ですよ
事故率はオスプレイよりハリアーの方が大きい
そもそも、住宅地の真ん中の普天間に基地がある限り、オスプレイだろうがヘリだろうが民間機だろうが危険です
その危険を減らすための辺野古移転
辺野古の滑走路の方向は住宅地を避け、海になってますので、仮に事故があっても住宅地の被害の確率はずっと減ります
返信する
miさん、はじめまして (宗純)
2012-09-01 09:09:24
当ブログではコメント管理と、良好な環境維持を目的としてタイトルも名前もないコメントは不掲載とするローカルルールがあり、次回投稿時にはご面倒でしょうが忘れずタイトルの記入してください。
お願いいたします。

『イラク戦争に投入された』とか『韓国軍にもある』が、何故『「歴史的使命」はまだ終えてません』に繋がるのでしょうか。
それでは、『論理の飛躍』どころか、『論理』そのものがまったく無い。
知識が無さすぎで,お粗末すぎます。
イラク戦争ですが、米軍としては兵員の絶対数が足り無い。
それで背に腹は代えられず苦し紛れに、日本帝国の倍の1200万人もの大量動員をした第二次世界大戦時と同じで、イラク戦争では民間人からなるパートタイマーの軍隊で普通は災害救助に使う州兵まで大量動員しているくらいですよ。
正規の連邦軍である海兵隊がイラクに派兵されるのは当然でしょう。
何の不思議もありません。
海兵隊に、無駄飯を食わせる訳にはいかないのですよ。
イラク開戦当時、日系米人で米陸軍総参謀長のシンセキ(新関)は55万の兵力と10年以上の長期駐留が必要だと大統領に進言して首になる。
この55万人とは陸軍の全兵力なのですが後に参謀総長の判断の方が正しいことが証明され、オバマ政権では退役軍人の管轄大臣に大抜擢されています。
韓国軍はそもそも米軍が指揮権握っているのですよ。
ですから米軍にあれば当然韓国軍にもあって何の不思議もありません。
無い方が不思議である。
ハリヤーの事故の多さは断トツで、飛び抜けている。
しかも値段が高い。
しかも普通の戦闘機に性能面で劣る。
それで開発したイギリスが撤退するが米海兵隊だけは頑固に今でも使い続けている、不思議。
この不思議はオスプレイの不思議と同一なのですよ。
オスプレイですが、大部分は海兵隊ですが20機だけは空軍も持っているが、これはハリヤーや海兵隊のオスプレイ以上のとんでもない事故率の高さなのですよ。
海兵隊よりも事故率が一桁違っている。
不思議だと思いませんか。
普通に考えれる理由ですが、海兵隊と空軍ではオスプレイの運用方法が違っているためであろうと思われる。
第一番目としては、
空軍は他の機種と同じ扱いをしたら、オスプレイの事故が続発した。
二番目に考えれる理由ですが、オスプレイ潰して海兵隊自身を潰すために空軍はわざと過酷に扱って事故が続発した。
陸海空三軍からしたら、規模が小さい海兵隊は自分の傘下に組み入れたい絶好の獲物なのですね。
ぎゃくに海兵隊としては何とかして吸収合併を防ぎたいが、そのためには三軍とは違う差別化が必須条件なのですよ。
そのためには例え事故が多発しても。陸海空軍が持たない垂直離着陸機の維持開発がなんとしても大事なのです。
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もしも (村石太キッド&パイロットロボ)
2012-09-11 15:21:55
オスプレイ 未亡人製造機 で プログ検索中です。
オスプレイは 危険な乗り物なのかなぁ。
先ほど 少し ウェブで 学習していました。
ヘリコプターとは だいぶ違うのかなぁ。
左右 真ん中 プロペラがないと 危険かナァ。
事故が多いのかなぁ そんな機体が 住んでいる街の空を飛ぶというのは恐ろしいですね。
政治研究会(名前検討中~ オスプレイを語る会
ハワイでは 住民の反対で 飛行できないと 違うページで 読みました。
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バイオハザード (宗純)
2012-09-12 17:23:11
村石太キッド&パイロットロボさん、はじめまして。

SFホラー映画のバイオハザードの最新作では、何とオスプレイが悪の組織の兵器として大活躍していましたよ。
普通、兵器というのは昔の日本軍の戦艦大和でもナチスドイツのティーガー戦車でも不思議な美しさがあるものなのですが、オスプレイだけは別ですね。機能美どころが見苦しい限りです。
オスプレイだけは何とも形容し難いほど、飛ぶ姿が禍々しいのですよ。
最新の工業製品では優れた性能だけで無く例外なく独特の機能美を兼ね備えているのですが、この記事にあるオスプレイやら原発やらスペースシャトルやらセグウェイやら・・・少しも美しくない。性能的に危険で有るばかりか視覚的にも不吉で醜い姿をしている。
映画バイオハザードの監督ですが、感覚的にその点を良く理解していたのでしょう。
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