逝きし世の面影

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茨城県南部牛久市の小児甲状腺がん検査で異常無し「A1」は半数以下

2015年01月31日 | 放射能と情報操作

『牛久市の公式ホームページによると、』

『牛久市では、東京電力福島第一原発事故を踏まえ、子どもたちの健康不安払拭の一助としていただくために、「甲状腺超音波検査」の一部助成を実施します。』
として『甲状腺超音波(エコー)検査 [実施期間] 平成25年11月1日から平成27年3月31日

茨城県牛久市による甲状腺超音波(エコー)検査の結果について、2013年(平成25年)11月1日から2014年(平成26年)12月31日の結果が発表されていて、ホームページで公開されている。
受診者数 89人
判定結果 判定内容 人数
A 判定 (A1) 異常は見られませんでした。 41 人
A判定(A2) 5.0mm以下の小さな結節(しこり)や 20.0mm以下の嚢胞(液体の入っている 袋のようなもの)を認めましたが、二次 検査の必要はありません。 40人
B 判定 5.1mm以上の結節や 20.1mm以上の嚢 胞が認められ二次検査をお勧めします。 8人

牛久市は茨城県南部にある千葉県に近い人口8万4千人程度の小さな市である。
受診者数の89人とは人口比で0・1%強ときわめて小さい。(保護者や子供達に牛久市による甲状腺検査を躊躇う、何らかの理由が存在すると考えられる)
NHKの報道によると福島県検討委の小児甲状腺がんの検査は甲状腺学会の定めた12項目のガイドラインから大事な血流検査など4項目を抜いた手抜き検査だったことが発覚して保護者や子供達の不信感が高まり、自治体主導のエコー検査をボイコットする動きが高まっていると言う。(福島県当局は『検査が一巡した』と主張しているが36万人中で検査終了は30万人で8割程度。2割近い6万人もの子供達の甲状腺の検査が済んでいない)
分母が小さいので正確ではないが正常(A1判定)が46%と半数以下。
要経過観察のA2判定(45%)と、精密検査(二次検査)が必要なB判定(9%)とあわせて過半数以上の54%もの子供達の甲状腺に、何らかの異常が認められたことは重大である。

『船が沈むときにはドブネズミが真っ先に逃げ出す』

百田尚樹氏、NHK経営委員退任へ

作家の百田尚樹氏(58)が、2015年2月末の任期満了をもってNHKの経営委員を退任することが分かった。政府サイドは再任を求めたが、百田氏が辞退したという。1月31日、毎日新聞が報じた。

政府は百田氏を含む4人の経営委員の人事案を来月上旬にも国会に提示、衆参両院で同意を得たい考えだ。(中略)百田氏をめぐっては市民団体のほか、与党内からも辞任を求める声が出ていた。
 
NHK経営委員:百田氏が退任へ - 毎日新聞より 2015/0131 09:29)

 
 

NHK経営委員は、NHKの事業計画や番組編集計画などを決めるメンバーで、12人の委員で構成される。国会の同意を得て任命され、任期は3年。放送法では経営委員の条件として「公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者」と定められている

百田氏は2013年11月、前任者の残り任期を引き継ぐ形で就任したが、2014年2月に行われた東京都知事選の際に、田母神俊雄氏の応援演説で他の候補を「人間のくず」と表現し、非難された。

この発言の直後、安倍首相は百田氏の任命について、特攻隊を描いた百田氏の作品『永遠の0』が国民的ベストセラーとなっていることなどをあげ、「世代を超え読者の共感を得ている」として適切な任命だったとの認識を示していた 2015年01月31日 ハフィトンポスト

『漫画の鼻血描写でも風評被害で政府やマスコミにバッシングされる日本で、』

安倍晋三のお友達の籾井会長とか人間のくずの極右の百田尚樹や長谷川三千子経営委員のNHK放送が去年末の流したフクシマや放射能関連のドキュメント番組が異様過ぎる出来上がりである。

漫画の鼻血でも駄目だとバッシングするなら、一ヶ月前の12月21日(日曜日)のNHKスペシャルやサイエンスZERO、それに続く26日放送のNHKスペシャルは核爆弾並みである。
最低でも『アンダーコントロール』との能天気な嘘八百の安倍晋三の首相辞職や解散総選挙は避けられない。最悪なら日本民族の大移動とか国家そのものが完全に崩壊していて未曾有の大混乱に陥っている。 

本来なら国賊の自民党に協力した籾井会長を筆頭に百田尚樹や長谷川三千子などは斬首の上で磔獄門なのである。それ程凄まじい内容だったが、何故か他のマスコミが全員無視して、当該のNHK放送が『無かった』ことにして現在に至っている。
何故日本人が死んだネズミのごとく大人しくて、誰も騒がないのか不思議であるが、今回そのドブネズミの百田尚樹がNHK経営委員を辞任すると言い出した。 沈没する旅客船セウォル号からこっそりと自分たちだけ逃げ出した船長とか機関長などを連想する禍々しい話である。


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