鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

どんど焼きで無病息災

2019年01月15日 | 議会活動

平成31年1月15日(火)

 

 この連休中、特に13日から14日にかけて、市内各地でどんど焼きの行事が行われました。正月の主な行事はこのどんど焼きでほぼ終え、実質的な新年の生活が始まります。

 

 どんど焼きは全国各地で行われており、正月飾りや取り替えたしめ縄、古くなったお札などを燃やして無病息災を願うお祭りで、書き初めで書いた文字をこのどんど焼きの火で燃やすときに、高く舞い上がると字が上手くなるという言い伝えに沿って、書き初めを持参する子どもたちの姿も見受けられます。

 また、米粉でつくった団子を木の枝の先に刺し、このどんど焼きで焼いて食べることも習慣となっています。ここまでは多くの皆さんが経験していることだと思います。

 

 毎年、時間が許す限り、地域のどんど焼き会場を数カ所回り、その様子を伺い、多くの皆さんと今年の抱負などについての意見交換の場とさせていただいています。

 会場で目につくのは、大きな火を扱うことから、消防団や自衛消防隊などの皆さんがもしもに備え、すぐ様行動できるように控えている姿で、13日は市の消防出初め式が早朝からあり、同日に開催されたどんど焼きでは、警備などで待機した消防団の皆さんは、一日仕事の忙しさをこなし大変だったと思います。

 

 さて、開催が重なったのは14日の夕刻あたりで、4カ所を訪れました。ほぼ同じ時刻から始まるので、最初に自分の町内から始まり、2~3時間のうちに回らないと全てが終わってしまうハードなスケジュールです。今回は、2カ所目以降がいつもより30分ほど遅れてスタートすることを知らず、早めの到着となってしまいました。

 このハプニングが、ある地域において、初めてのお祭りの姿を見ることになり、貴重な体験となりました。

 

 市内でも古い歴史のある地域の一つである鵜無ヶ淵では、どんど焼きを始める前に神事が行われます。近くの神社から種火を会場近くの道祖神を祀っている祠に運び、その場所で神事が行われます。初めての神事に参加し、暗闇に浮かび上がったのは、木製の男性・しめ縄の女性の性器を形取った奉納品でした。

 各地のどんど焼きでは見たことも、聞いたこともなかったので驚きましたが、無病息災に加えて、子孫繁栄を願うお祭りであることの説明を受けました。

 当番組の方による神事が終わると、そこから100mほど離れた会場に移動し、先ほどの奉納されていたものも、お飾りなどと同じように燃やされました。

(初めての神事に参加して驚きの場面を体験)


(燃えさかる火が種火になるのを待つ間、会話を楽しむ)


(枝の先につけた団子を焼くタイミングを待つ)


(書き初めが高く舞うようにと、関係者が手助け)


(熾火になったら一斉に団子を火のそばへ)

 

 大変貴重な場面を体験しましたが、毎年繰り返している割には知らないことが多く、改めて地域文化の奥の深さに驚かされました。

コメント
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