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「ジャズ大名」

2005年03月17日 | ★痛快!な映画
これほど笑った映画は初めてだ。

はっきりいってクレイジーです。狂っています。
そして素晴らしい!
めちゃめちゃ面白いわ~

物語はいたってシンプル。
南北戦争が終わって開放されたアメリカの黒人奴隷3人組が(最初は4人でした)
「オラたちのふるさとへ帰るべ~」(ほんとうにこんな言葉で吹き替え)と、
金を稼ぐためにバンドを組む。だまされて船に乗るも遭難。

半死半生で流れついたのが幕末の駿河、庵原藩。
処置に困った役人はとりあえず
牢に入れるが・・「黒いものどもをどういたしましょうか。」

大名の海郷亮勝(古谷一行)は好奇心旺盛。
「にゅうおりあんず(ニューオリンズ)から来たと申しておりまする・・」
側近財津一郎などが止めるのも聞かず面会し
彼らが奏でる音楽のとりこになる・・・イエ~イ!

藩をあげてのトランス状態の中を江戸に向かう薩摩の軍隊、
彼らと敵対する幕府の兵、ええじゃないかの団体・百姓一揆たちが駆けぬける。

荒唐無稽、抱腹絶倒などという四文字熟語もぶっ飛ぶ!
あははははははははは・・・

財津一郎、殿山泰司や、タモリなど
ナイスな面々が揃い、見ている、聞いているこちらも忘我の境地にいたりました。
こんな映画を見られて幸せだ。

原作は筒井康隆!
もはや岡本喜八監督のセンスに唸るしかない。

ナンセンスの影に反骨精神あり・・というようなことを
言うのも野暮なくらいに楽しい。ひたすら楽しい。

面白い作品残してくれてありがとう!感謝。

古谷一行、財津一郎、ミッキー・カーティス、本田博太郎、
唐十郎、山下洋輔、タモリなど

1986年 岡本喜八監督作品 脚本:岡本喜八 / 石堂淑朗
音楽: 筒井康隆 山下洋輔

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やっと『ジャズ大名』 (乙庵)
2005-03-19 09:32:20
「そやろ!ええやろ!」と思わず大阪弁になってしまいそうです。さすがにspok23さんは面白いポイントは外さないみたい。殿山泰司はミステリーのファンだったらしいことは知っていましたが、ジャズの熱心なファンでもあったようで語り部として適役だったのでしょう。。。

 
返信する
遅くなりました (spok23)
2005-03-19 16:54:15
乙庵さんのおかげで

楽しい思いをさせていただきました。

ありがとうございました。

最高!ですね。



殿山泰司はジャズ通だと聞いていましたが

一言喋るだけでも

可笑しかったですね。



またよろしかったら色々教えてください。
返信する

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