鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2013.4月取材旅行「新田木崎~尾島~前小屋」 その1

2013-04-30 05:20:01 | Weblog
前回は阿左美(あざみ)岩宿から新田(にった)木崎(きざき)までを歩きました。といっても崋山が歩いた道筋をその通りに歩いたわけではなく、実際よりも西側を利根川に向かって南下していったわけで、崋山が立ち寄らなかった新田市野井(いちのい)の生品(いくしな)神社などに立ち寄りました。県道に桐生新田木崎線(県道332号線)というのがありますが、藪塚からはこの現在の桐生新田木崎線に重なる道を崋山は南下していったのではないかと思われました。木崎で日光例幣使街道に出た崋山は、おそらく反町薬師を右手に見て南下し、尾島を経由して利根川の「前小屋の渡し」に出て、そこから渡し船で前小屋に至ったものと推測されますが、今月の取材旅行は新田木崎から尾島を経由して、前小屋に至る道筋を歩いてみました。世良田(せらだ)の歴史公園にも興味をひかれたので世良田へも足を向け、もちろん渡し船はないので、利根川を新上武大橋で渡って前小屋へと向かいました。以下、その報告です。 . . . 本文を読む