鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2008.3月「三島宿~沼津」取材旅行 その6

2008-03-28 06:37:44 | Weblog
 緒明菊三郎と緒明圭造がどういう関係にあるのか。緒明家に入ってきた西郷隆盛の子孫という女性は誰か。その女性は緒明家の誰と結婚したのか。といったことを調べるには緒明(おあき)家の系図があれば一番便利なのですが、その系図というものの所在(あるかどうかということも)を私はまだ知りません。となるとよく知られている西郷隆盛ないし西郷家の系図から見ていくしかありません。西郷隆盛の妻というと、2人の女性を思い浮かべます。1人は、西郷が大島に流された時に結婚した島の女性アイガナ。もう1人は、西郷が赦免された後結婚した薩摩藩士の娘糸子。この2人の女性との間に子どもが生まれていて、その子孫がいることは私も知っていました。その子孫の1人(女性)がどういう経緯があってか緒明家に入っているということになります。ということで、帰宅して調べたのは、まず『西郷隆盛』田中惣五郎(吉川弘文館)でした。 . . . 本文を読む