わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

外来種の月見草?

2022-06-20 22:00:04 | Weblog

 

  外来種の月見草かも真昼間の吉備の道辺に揺るる黄の花

 ツキミソウは夕方から月の下で徐々に花を開くところからこの名がつきました。なんともロマンチックな花です。といっても私は月の下でそのような風情を楽しんだことはないので、庭に育てて一度味わってみたいものです。ところでアスファルトの裂け目に逞しく咲いている写真の花を見た時、一瞬ツキミソウと思いました。でも昼間に咲いているし、花は似ていますが花の蕊や付き方が違っていました。80年間生きて来たけれどこんな花を見るのは初めてです。調べてみたけど分からないのでひょっとして外来種のツキミソウかもしれないと思っています。

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かぼちゃの蕾

2022-06-19 21:31:14 | Weblog

 

  かぼちゃ食べその種蒔けば蔓伸ばし支柱を上り蕾付けたり

 かぼちゃは私の知っている範囲では広い平地を這うように広がります。でも我が家にはそんな広い土地はないので支柱を立てて上らせてみることにしました。すると支柱にちゃんと巻きひげをからませてずんずん上へと伸びてゆき、今では塀を越えて先端に蕾が付きました。このかぼちゃは買って食べたかぼちゃがとてもおいしかったのでその種取っておいてを蒔いたものです。これなら綺麗な花が咲いて、上手くいけばあの美味しいかぼちゃの実が採れるかもしれません。今から楽しみです。

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姉の帰岡

2022-06-18 21:29:47 | Weblog

 

     静岡の息子の家より帰岡する姉待つホームに夕闇せまる

     初に見るパン専用の羊羹を姉は吾にくれ津山へ帰る

 津山の姉が静岡県熱海に住む息子の家に旅立って2か月ほどになりますが、帰ってくるというので昨日出迎えにいきました。新幹線岡山着が20時16分、津山線発が21時5分だというので40分間ほどの時間があるので、会いたくなって夕暮れにわが家を出発しました。会えた時は夜になっていましたが津山線のホームでしばし語り合いました。思ったより姉が元気そうだったのでほっとしました。別れ際に何もないけどといって土産をもらいました。羊羹でしたがパン専用と書いてありました。さっそく今朝パンにのせてトーストしてみました。さわやかな甘みで初めて味わう羊羹パンでした。

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山法師の花

2022-06-15 20:57:24 | Weblog

  

    入梅の厚き雨雲押し上げて咲く山法師の白の清しき

    山法師の葉のさ緑に花びらの白冴えわたる六月の景

 津山に在住の友が「ヤマボウシの花を山の中で見たら凄く綺麗よ。」と言っていましたが、そうだろうなと思います。実はこの写真は近所の方の庭木なのですがそれでもほんとうに綺麗です。無数の花びら(本当は花びらではなく葉が変化したものですが)の白と葉の緑とのコントラストがいかにも爽やかです。梅雨に入り今日は一日中厚い雨雲が垂れこめて鬱陶しい一日でしたが、この花の前にいる時だけは清々しい気持ちでした。

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入梅

2022-06-14 22:05:09 | Weblog

 

        庭先に茂るふき採り入梅の雨音聞きつつ作る佃煮

 中国地方は去年より一か月遅れで今日入梅しました。おかげでゆったりと一日かけて蕗の佃煮を作りました。実は昨日、庭先に茂っている蕗を全部を採っていたので早く始末しなければと思っていたところでした。塩で揉んで小さく切ってあく抜きをする下処理から始まり、1時間ほどの下茹で、その後調味料(砂糖、醤油 酒、酢)だけで煮込こむ、というように手間暇のかることなので結構大変です。でも静かな雨音を聞きながらゆったり楽しく作ることが出来ました。私好みの薄味にしたのですが、こんなに食べられないので誰か貰い手を探さなくては(笑)

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蝶のランデブー

2022-06-13 21:40:38 | Weblog

 

       探してもどこにも無きにわが家には十三輪の人参が咲く

       珍しき人参の花に珍しき蝶の舞ひきてランデブーする

 あまりに綺麗な人参の花が次々咲き継ぐので、よその畑はどうだろうと近くの農家の畑を見て回りましたが、どこにも咲いていませんでした。それなのに我が家の庭には数えてみると蕾も含めて13輪の花があります。なんて・・・威張ってるけど食べられないのに花になるまで育てる人なんて居ないのが当たり前です。ところで今日はその珍しい花に珍しい蝶が来ているではありませんか?それも仲良く二匹連れ添って・・・あわててカメラを望遠にしてパチリ! どうにか上手く撮れました!ヤッホー!ヤッホー!

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緑のハート

2022-06-12 21:58:52 | Weblog

       

     むかごの葉のハート可愛やそこここに伸ぶる新芽を挿して楽しむ

零余子と書いてむかごと読むのはおそらく成熟した実は触れるだけでぱらぱらと零れ落ちるからだろうと思っているのですが、それはさておき、そのこぼれ落ちた零余子が、庭のあちこちに毎日次々に芽を出します。だからまるで草を引くように抜いては捨てていたのですが、せっかく芽吹いたのだから花瓶に挿して卓上や浴室に飾ってみました。とても強くて水だけで元気に育っています。零余子の葉はきれいなハート型で、ハートに沿った葉脈もとてもきれいです。食事中や入浴中に毎日眺めながら可愛い緑にハートに癒されています。

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竹林

2022-06-11 22:03:54 | Weblog

       

       徳寿寺に行けば懐かし古里と見紛ふ如き竹林のあり

       竹林の中よりふひに出て来さう母が額に汗光らせて

 そろそろ睡蓮が咲くころではないかと思い近くの徳寿寺へ行ってみました。あちこちに蕾が見えましたが開いた花はありませんでした。ふと近くの竹林が目に入り懐かしくてしばらく眺めました。実は生家の裏山は写真そっくりの広い竹林なので、何だか生家に帰って居るような気持ちになりまし。私が子どものころ、筍の出る時期には母が売るために沢山掘っていたことも思い出され、ひょっこりと竹林の中から母が出てきそうな気がしました。

  

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人参の花

2022-06-10 21:21:49 | Weblog

 

    幾千の小花が白く球成して庭に初めて人参が咲く

 花が見たくて発根した人参を土に埋めておよそ70日ほど。一本の茎から次々脇芽が出て7個の花が付きました。その中の一つがとうとう満開に咲きました。生まれて初めて見る人参の花です。色は白で大きさも形もあじさいに似ていて、小花が集まった球形です。でもすごいのは、球形に集まっている小花の一つ一つがこれまた極小の花の集まりでもあるということです。いったい一つの花の中に極小の花はいくつあるのだろう?ものすごい数です。これがみな種になるのでしょうか?どんな種になるのかそれもまた楽しみです。

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日本の幸

2022-06-09 22:35:34 | Weblog

 

   花菖蒲の干菓子を食みて抹茶飲むひと時のさち日本の幸

 茶会では濃茶の時は主菓子(おもがし 生菓子)を、薄茶の時は干菓子(ひがし)や落雁(らくがん)などが一般的です。今日は備前焼の地味な菓子器の中に盛られた季節感あふれる干菓子の中から6月の花である花菖蒲をいただき、友の点ててくれた薄茶を頂きました。和服を着てなぜあんな面倒な作法をしてお茶を点てたり飲んだりするのかと思われがちですが、やってみるとあの静かな雰囲気と、相手を思いやるすべての動作に日本人としての血が騒ぎます。美味しいお菓子を食べお茶を飲む時は至福のときであり、日本人でよかったと思います。

 

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