初風炉に更好棚のお点前の爪紅(つまべに)が映ゆ初夏の茶室に
父の日の力団子と花菖蒲と水輪の干菓子が季(とき)を告げくる
今日は仲間とのお茶の会でした。6月になり和服も単衣ものを装い、普通の炉は閉めて風炉(ふろ)でしました。そして更好棚(こうこうだな)を使う点前に挑戦しました。この棚は11世の玄々斎が好んだとされ、天板、中板、地板の3枚の板で組み立てられています。漆黒ですが板の側面だけが赤です。このことを爪紅(つまべに または つまくれない)と言いますが美しい言葉ですね。その赤が茶室に映えて綺麗でした。用意してくださっていた干菓子が父の日の力団子に水輪と花菖蒲と季節感たっぷりでした。