今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

メダカを飼っています

2020年07月30日 | 「暮らし」のひきだし
何年か前にもいましたが、いつの間にか絶えてしまい、今年またメダカを飼うことにしました。


ちょうど睡蓮もきれいに咲いて、ちょっと通りがけにのぞています。





いろんな種類が混じっています。
本当は分けた方が混じらなくていいのですが、お店でごちゃまぜで売っているのですって。ひとすくい、いくらというように。


中でも背中が青白く光っているのは、出始めの頃は一匹何十万円もしたとか、ほんとかな。




タマゴもいっぱい産みました。
こちらは孵化した赤ちゃん用のビオトープ。
針子(裁縫をする娘さんのことではなくて、孵化したばかりの赤ちゃん)から稚魚までいます。


なかなかうまく撮れませんが、うじゃうじゃいます。



いくらでも卵は産むので、そんなにたくさん孵化させても困るし、後はほっておきます。
もう大丈夫かなというくらい大きくなったら、ガラスの瓶で簡単なビオトープを作って、知り合いや友達にあげたりします。

あと、畑の水桶や庭のつくばいなどに、ボウフラ退治にメダカを入れておくと、おいしく食べてくれます。

今、オタマジャクシがいっぱい中にいるのですがそれは食べませんね。
退治しないとカエルだらけになってしまうのかな。

毎日眺めては癒されています。



《本日の暦》
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 七十二候

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土の記 上・下

2020年07月25日 | 「本」のひきだし

ブクログより


わ~何?この言葉の羅列。
主人公が老人の男性であり、(伊佐夫という名前)その伊佐夫の独り言というか胸のうちでつぶやく言葉が延々と続くわけです。
あ~とっつきにくい、興味のあること何も出てこないし、全然進まへん。
もう断念しようかな。
いやしかしここで負けるわけにはいかない(?何に?)
ここは気を取り直して、集中するべく夜寝る前に読むのはやめて、昼間わざわざ時間を設けて読むことにする。
すると不思議、この羅列文にも慣れて、伊佐夫のつぶやきによって、舞台が奈良の山間の集落であること、代々続いた養子の家系で伊佐夫で4代目であること、交通事故によって植物状態になった妻を年明け早々なくしたこと、何より、偏った情熱で農業に取り組んでいること等などが分かってくる。
よし! 下巻も頑張って読んでみるか。



同じく


というわけで下巻です。
変わらず伊佐夫はお天気を気にしながら農業にいそしんでいる。昔からのやり方にこだわらず、試行錯誤で新しいやり方も取り入れ、妻の妹に言わせるとさながら理科の実験のような農業。近隣の人たちも冷やかし半分で見守っている。

その間にも、村では訳アリの出戻りが双子を生んだり、伊佐夫の実家の兄や、妻の妹の連れ合いが死んだり、にわか思い付きで自分と妻の墓石を作ったり、いつの間にかトイプードルとナマズの花子という新しい家族も増えている。
伊佐夫には一人娘がいて(またしても女でしかも家を出て行き後継者にはならない)離婚の果て一人娘(またしても・・・)とともにニューヨークに暮らす。
その孫娘と過ごす2週間や、娘が再婚相手を伴い帰郷した際の村をあげての歓迎会など、こうしてみると結構変化に富んだ日常を送っている。
またその背景で東日本大震災がおこり、何百キロも離れた地に思いをはせ、心ざわつかせる。

天気を気にかけ、茶畑を見回り、稲作に試行錯誤し、だんだん老いていきその生涯を終えるのかと思うと、最後は台風により未曽有の被害がでて、伊佐夫の村にも被害者が出た、と話が終わる。
つまるところ、東日本大震災であれ(原発事故は別として)台風であれ、大自然の前では人間は何とも致し方がない、ということか。大自然と向き合うことの厳しさを思い知らされる。


土の記 上・下 / 髙村薫

2017/1


≪本日の暦≫
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)  七十二候
     桐の花が結実し実がなるころ。
     桐は神聖な木とされ、日本国政府の紋章にも使われています。

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あきない世傳金と銀 源流編

2020年07月20日 | 「本」のひきだし

ブクログより


高田郁の新しいシリーズ、もう2作も出ているんですね。 
澪つくしシリーズが終わって寂しく思っていたら、うれしいことです。

今回のテーマは商い、女衆として商家に奉公に上がった少女、
学者の家に生まれ育ち、畑違いの商いの世界で必死に生きていく。
そんな少女の才能に気づき目をかける人もいて、
今後の展開が楽しみです。



 あきない世傳金と銀 源流編 / 高田郁  



《本日の暦》

鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)  七十二候

昨日19日は土用の入りで、明日21日は土用の丑です。そして新月。
土用らしく昨日から急激に気温も上がり当地では本日も最高気温は34℃の予想。(聞いただけでくらくらします)
おまけに梅雨が明けていないので、じめじめ湿気が加わり、本日体調絶不調であります。
別にエアコンが嫌いというわけではありませんが、上半身がいい塩梅だと足元が寒く、特に今のようにじっと椅子に座って作業をしていると、足が冷たく思わずひざ掛けを取りに行ったりします。
最近までずっとお天気が悪く、気温も低めだったので喜んでいましたが、もうすぐ梅雨も明けて、毎日お日様に照らされるのかと思うと、もう今からぐったりしてしまいます。

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オールド・テロリスト

2020年07月13日 | 「本」のひきだし

ブクログより



いや~久しぶりの村上龍さんです。
コインロッカーベイビーズ以来か?そんなわけないか。

なんか久々に骨太の小説を読んだ、という感じです。
そうか世のお年寄りは怒っているのね。
いい加減なメディアに、ルールを守らない自転車乗りに、その他いろいろ・・・

まあお年寄りじゃなくても、ルール違反は困りますけれど、それらを罰していくという少々過激なお年寄りと、そのお年寄りに指名された三流週刊誌の記者(廃刊により失業、妻子に逃げられホームレス寸前)のバトルというか、テロリスト集団の核心に迫っていくというお話です。
ちょっと残虐で、ちょっと考えさせられる一冊でした。

この頃は、コメンテーターとか、何かの司会とか、おとなしめの印象でしたが、久々に過激で熱い龍さんを感じられて良かったです。


オールド・テロリスト  村上 / 龍
☆☆☆☆


2016/12



《本日の暦》

蓮始開(はすはじめてひらく)   七十二候

蓮と睡蓮って似てますよね? どっちがどうでしたっけ?  調べてみました。
睡蓮・・・水面に浮かんでいるように花が咲く。葉っぱも水面に浮かんでいる。
蓮・・・・花にも葉っぱにも茎があり水面よりずっと高いところで咲く。
これが見た目も一番わかりやすいですね。

あと、睡蓮は花が咲いた後、閉じて水の中に沈むのに対して、蓮の花は花びらが散って、あとに果托(かたく)ができる、お盆とかにお供えする蓮の実です。
もっといろいろ違いはありますが、こんなところで。

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里山を歩く・玉緒山(布施山)

2020年07月06日 | 「山」のひきだし
まだ4月の記録です。
学校が休みの時、下の孫を公園に連れて行った時のこと、遊園地もありますが、大きなため池があったり、水鳥を観察する高台があったり、散策がてら歩いていたら、偶然登山口を見つけました。
私は玉緒山と認識していましたが、布施山というらしい。
いつも車で走っていて、眺めていた山です。
その後行きましたが、上は山城の跡で、よく整備されていますが登るのに30分もかかりません。
ちょっと物足りないので、南東の方(蒲生方面)へ歩くことにしました。下から見るとぽこぽこぽこと山が連なっています。
願成寺というお寺に降りたいと思ったので、近くまで行ったら連絡して、seikitiさんに迎えに来てもらうことにしました。


登山口にいる兵。


枯れかけのフジバカマ




太郎坊が見えています。




よく整備されています.


あい、わかった。


布施の溜




頂上です。


城跡の説明の看板が


あちこちに










では縦走開始。seikitiさんはここで帰ります。


ちゃんと道があるではありませんか。




つつじもきれいで


ルンルンと歩きます。


道はだんだん細くなりますが


なんとか。


とここで道が無くなりました💦


アッ出てきたぁ。


しばし癒されて。


大きな石の遺跡?中は結構広いです。
これは大きな目印。
ここから道を間違えたのか、ぱったり道が無くなりました。


一旦下って、やっぱり違うと思ってまた登り返して、スマホのGPSが無かったらとんでもないほうへ行くところでした。


あの山へ行きたい・・・


無理やり目指して、やっと道を見つけた。


お寺の屋根も見えてきたし、もうこの道を下るだけ、とseikitiさんに連絡する。




獣除けの柵が見えてきた。これを出たらすぐそこだ、入口はどこだ・・・
行けども行けども柵の入り口がありません。え~ どこまで行くの、お寺が遠ざかる。
seikitiさんに、お寺の住職に聞いてもらったら、うちの山に勝手に入ってもろたら困るって怒ってはるで~って。
え~~、特に看板もないし、知らなかったということで何とか出していただけませぬか。

もういつまでもこんなことしてても出られないので、柵を乗り越えることにしました(ごめんなさい)。
ぐらんぐらんなのですが、支柱のところがかろうじてしっかりしているので,支柱を頼りに何とか乗り越えました。


もうちょっと行ったらお墓があるので、そこで出なさい、と教えてくださったらしいのですが、どこをどう見ても柵の入り口は見つけられませんでした。

えらい目にのりましたが、いつも見ていた山を歩けて大満足でした。(少し反省もしています)
今度は反対側の西を向いて歩いてみたいと思います。


2020年4月10日(金)晴れ
布施公園~玉緒山(布施山)~願成寺  滋賀県東近江市








≪明日の暦≫

小暑(しょうしょ) 二十四節気    本格的に暑くなるころ、時候の挨拶も、暑中お見舞いとなります。
温風至(あつかぜいたる) 七十二候  雲の間から注ぐ陽がだんだん強くなり、風が熱気を運んでくるころ。


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