今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

死ぬほど読書

2021年01月26日 | 「本」のひきだし

ブクログより




「死ぬまで読書」と勘違いしていました。当然死ぬまで読むだろうなぁと思っていたら、死ぬほど・・・
いくら活字中毒の私でも、死ぬほど・・・読んだことはありません。
巷で話題なので読んでみましたが、
要するに読書は読み方が大事ですよ、ということなんですね。

ここが会社の社長であった著者と私の違いです。
私は読書中にメモを取ったり、赤線を引きたいとか思ったことはありません。
読んでいるその時に感動して、オモシロかったらそれでいいんです。
後には何も残らない。

そもそも人生の糧にしようとか、何かを得るために読書をしているんではないからなぁ。
せめてこれからはメモ用紙を挟んでおいて、心に残った言葉など書き留めていこうかな。
そしてだいぶん経ってからくちゃくちゃの紙きれに書かれたものを、首をかしげながらつぶやくのでしょう、はて?これは何や?


死ぬほど読書 / 丹羽宇一郎



《本日の暦》
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

昨日25日は、天神さん、このあたりでは京都の北野天満宮が有名です。
沿道にはたくさんのお店が出て賑わい、12月の終い天神とともに、1月のそれは初天神と呼ばれ、特に賑わいます。
古典落語の演目になっているほど。
その初天神が今年は中止となりました。新型コロナ感染拡大防止のため。
同じく、21日に行われる東寺の初弘法も同じ理由により中止となりました。何とも寂しいことです。

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我らがパラダイス

2021年01月15日 | 「本」のひきだし

ブクログより


新聞連載中にはチラチラ読んでいましたが、細切れがじれったくそのうちやめてしまいました。

年老いた親の介護、人ごととは言えないようになってきました。
家族で協力してやっていかないと、大変なことになりそうです。
でも協力する家族がいなかったら?
いても協力してもらえなかったら?

それぞれ介護の手がいる親を抱える女性、それぞれ様々な事情があり、にっちもさっちもいかなくなっています。
そんな彼女たちが偶然働くこととになった、高級老人介護施設、ここで繰り広げられる奇想天外な出来事・・・

おかしくて、身につまされてしんみり。
最後はめでたしと丸く収まるのですが、肝心のお年寄りの身の振り方が書いていません。
ちょっと心配だわ。


林真理子 / 我らがパラダイス


≪本日の暦≫
雉始雊(きじはじめてなく)       七十二候
きょう15日は小正月、あずき粥を頂いて、一年の邪気を払い健康に過ごしたいものです。
子供の頃は、前日の左義長の燃え残りの木片をもらってきて、それを焚きつけにしてあずき粥を炊いたと記憶しています。
おくどさんで煮炊きをしていたころの話です・・・・

そして今日15日は、女正月とも言います。
年末年始は女性は、何かと忙しく過ごすのでやっと落ち着いた今日、女だけでゆっくりという日です。
お昼は私一人なので、パスタでもと思っていましたが、娘がお昼前に帰ってきて、お弁当を買ってきてくれました。


ミンチカツのハッシュドビーフがけ


なんやろ? 牛もあるし、おでんの白滝もあるし、きんぴらサラダもあるし。
娘と二人、思いがけなく女正月ができました。




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ほんとにちょこっと高島トレイル・武奈ケ嶽

2021年01月11日 | 「山」のひきだし
高島トレイル、ちょこっとシリーズです。
今回のコースは石田川ダム湖からの周回です。


ダム事務所。ここに駐車させていただいて。


出発、お天気はちょっとあやしい。


林道わきから取りつくが、悪路、どこから行っても悪路です。


尾根に上がると


まだ紅葉も残っていて


キツイながらも癒されてます。


一つ目のピーク、赤岩山。ここまで来て思い出しました。
以前、ここを通り下山したことを。


武奈ケ嶽、


高島トレイルの道標。


お天気悪化、ガスガスです。


キノコを見つけると、食べられるのか食べられないのかの議論になる。


こ、これは・・・何とか命名したいブナの変木。




ワサ谷分岐。
このあたりでランチをし、予定ではその先の三重嶽(さんじょうがだけ)方面へ少し歩くつもりでしたが、お天気も悪いので
ここから下山です。






降りてきて、荒れ荒れの林道に出ました。






以前はここが登山口だったようです。今は通行禁止。
しばらく行くと、朝の林道に出て、無事下山です。

今回の山も素晴らしいブナ林で、お天気が良かったらもっとゆっくりしたいなぁというところです。
せっかく登ったのにトレイルの道はほんの少しで残念、残念。どこまでも歩いて行きたいなぁ。



2020年11月7日(土)曇り

高島 赤岩岳・740m~武奈ケ嶽・865m






《本日の暦》
水泉動(しみずあたたかをふくむ)   七十二候
氷が解けて水が動き出すころ・・・   まだまだ先です、今朝も雪がちらついています。

今日は鏡開きです。
鏡開きとは・・・お正月に年神さまが滞在していた「依代=居場所」である鏡餅を食べることによって、霊力を分けてもらい一年の良運を願う行事、だそうです。
鏡餅は、割ったり、切ったりは縁起が悪いので、末広がりで縁起の良い「開く」と言うそうです。

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陸王

2021年01月09日 | 「本」のひきだし
ブクログより



池井戸さんの作品は、ドラマを見て読んだ気になっているだけでちゃんと読んだことはない気がする。
なぜなら図書館の池井戸さんのコーナーには、よっぽど古い本が2・3冊スカスカの棚にあるだけだから。
今回珍しく新しそうなのが返却コーナーにあったので早速借りてきた。
相変わらず長い前置き・・・

今回の話は、足袋製造会社がランニングシューズの分野にに挑戦する、というもの。
実際地下足袋みたいな指先の割れたスニーカー見たことある。長距離の選手が履いているというのは聞いたことがないけど。

例によって、発案から資金繰り、品質向上、その中でのいろんな人との出会い、またライバル社とのつばぜり合い、幾度かの挫折、それらを乗り越えて未来の陸上界を背負う選手がそのスニーカーを履いて、大会に出場する、みんなの夢と希望を背負って・・・・

ワンパターンといえばワンパターンだけど、やっぱり苦労して一つのことを成し遂げるという姿勢には胸を熱くさせるものがあるし、結末はわかっているのに、感動するものもある。

先日書店に行ったら、陸王の本の帯にドラマ化決定!とあった。役所広司の写真があったが、足袋やの社長にしては年齢が?と思った。
私は読みながら・・・あっ、度忘れした、あの男優さんをずっと思い受べながら読んだ。



陸王 / 池井戸潤

2017/8読了

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マチネの終わりに

2021年01月07日 | 「本」のひきだし

ブクログより



新聞に連載されていて、まず平野啓一郎が新聞連載することに驚いた。
平野啓一郎は純文学者だと思っていたし、はたして大衆向けするのか?と。(私は一度も平野作品をしっかり読んだことがないのであくまで推測)

しかし回を追うごとに読者は反応しはじめ、その声は終盤に連れてエスカレートしていった。
終了すると「マチネロス」なる人たちが続出したそうな。
これは読まねばと思いつつ今回機会を得て読んでみた次第。
なんて長い前置き・・・

感想は、えっ? 平野啓一郎ってこういう作家さんだったの?である。
クラシックにおける造詣の深さや、世界を取り巻く社会情勢についてや、それぞれの人物の描写などの言い回しなど、それらは私の思う平野啓一郎だろうなと思わせるが、ストーリーを簡単に言ってしまうなら今まで散々使い古された恋愛もの、ではないの?
しかしそんな使い古されたストーリーでさえも人々をこんなにも惹きつけたのは、やはり平野啓一郎の根底に基づく文学なんだろう。
はからずも私も引き込まれてしまった。


マチネの終わりに / 平野啓一郎




《本日の暦》
芹乃栄(せりすなわちさかう)   七十二候
芹といえば、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろと続く春の七草です。
たぶん近くのあぜ道を探せば、2・3種類は見つけられると思うのですが、スーパーに行けばセットにしてきれいなのがたくさん並んでいます。
今朝も七草粥をいただいて、1年間の無病息災をお願いしました。




食べるのもったいない。

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