今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

名店の栗きんとん?

2020年10月26日 | 「う」のひきだし
今年も栗が手に入りました。待ってました!!
昨年、山でいただいた栗きんとん、この栗きんとんとはおせちなどに作るぼたっとしたのではなく、お菓子ですが、
ほくほく、しかししっとり、ほど良い甘さで口の中でほろりとほどける、これは中津川あたりで売られている高価なお菓子ではありませんか。
こんなのが家で作れるの?と感動して作り方を聞いて、来年の栗の季節を楽しみにしていたのでした。


皮ごと30分ほどゆでます。グラグラ


二つに包丁で切って、丁寧に中身を取り出します。数が多いと少し大変ですが渋皮を入れないように丁寧に。

取り出した栗の実と好きな分量の砂糖を入れて、ネットで見ると和三盆を入れるなどと書いてあるのもありましたが、そこまでは・・・無いし。
教えていただいたのは、そこでなべに入れて火にかけて少し練るでしたが、いかんせん水分がありません、砂糖をもう少し入れたら溶けて水分が出たのかな。焦げ付きそうになり慌てて、レンジで適当に加熱しました。

温かいうちにラップで茶巾絞りにします。

いっぱいできました🙌
この状態で冷凍保存できるそうです。いつでも好きなときに食べられます。


丁寧に熱いお茶を入れて、ゆっくりいただきましょう。


以前はたくさん栗を頂くと、渋皮煮なんて作っていましたが、とてももうそんな気力がありません。
栗ご飯も美味しいですが、丁寧に皮をむいて大変なめをしたわりにあまり家族は喜んでくれず、やりがいを感じられませんでした。
これなら、ゆでて実を出すだけで比較的簡単。余ったら冷凍保存できるし。

今度の13夜(10月29日)栗名月にぴったりのお供えができました。


≪本日の暦≫
霜始降(しもはじめてふる)   七十二候

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秋の風を感じてぶらり,サイクリング

2020年10月17日 | 自転車のひきだし
季節も良くなってサイクリングにも最適となりました。
サイクリング部、2か月ほどお休みしていたのでここも久しぶりの参加です。
今回は三重県いなべ市大安町にある大安駅(だいあんえき)に集合です。三岐鉄道三岐線の駅で、ちょっと早く着いたので、見学をしました。
なんと建物の名称は図書館となっています。???駅では?
中に入ると、確かに駅構内でした。そして右手に図書館の入り口がありました。図書館というより図書室?
とにかく珍しい造りになっています。写真を撮り忘れましたが。
ここなら電車に乗り遅れても、少し早く来ても、十分時間をつぶせます。本に没頭しすぎてもう一本乗り損ねたりして・・・

さて本日のサイクリングは、どこに行くというわけでもなく、駅を起点にぶらぶらと。
いいですね、知らない土地や街並みを走るの好きです。


真正面に藤原岳だぁ。


藤原岳、真っ白い蕎麦の花、赤い彼岸花、いいなぁ 電線がちょっと邪魔しています。


と、ここで写真撮影の模様。みんなそれぞれ撮影タイム。


真っ白な蕎麦の花。

さて、右折して集落に入っていきます。

途中、「まんぼ」「まんぼ」と看板がありましたが、これのことかぁ。
この地区には昔から二つの水路がありましたが、新田開発が進むと用水は不足気味となり、第三の水路を作るべく、当時の庄屋さんが尽力をされてようやくできたのが、間風(ちょっと字が違うんですが出てきません)(まんぼ)地名から片樋間風といわれている。というような説明がありました。


石段を5、6段降りていくと水路があります。今は水は流れていません。

さて、サイクリング再会、北上して見慣れた風景を走り、到着したのは

西藤原駅。
山の集合場所でよく来る駅です、自転車で来たのは初めて。
休憩していると、自転車でご夫婦が来られました。よく見ると奥様は電動の自転車、スポーツタイプです。
EーBIKEというそうです。あっ!こういうのスイスで見ました。山岳地帯を走っていました。
お話を聞かせてもらって、出発。


大安に帰ってきて、春にも来たねじれ橋に寄りました。


今日もねじれてる。


おりよく電車が来ました。そういえば辺りにはカメラを持った人たちがたくさんいます。
線路沿いの彼岸花と黄色い電車を狙っているんですね。

大安駅に戻り、木陰でランチして、お昼からは両が池(道路を挟んで両側に池がある)あたりを走って解散しました。
走行距離約40km、最高の秋晴れの中サイクリングを楽しみました。感謝!!





《本日の暦》
菊花開(きくのはなひらく)     七十二候

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三鬼

2020年10月10日 | 「本」のひきだし

ブクログより


今や宮部さんのライフワークとなっている三島屋変調百物語シリーズです。第4話。
今回も様様な人たちが不思議な話をもって三島屋の看板娘、ちかのもとを訪れます。

今回の特徴的なものとして、語り手として少女が登場、初めてではないでしょうか。
それから肉体を抜けだして魂となって現れた人、これも初めてではないでしょうか。

それぞれ怖かったり、辛かったり、大変な体験をおちかに語ることで、心の平安を保とうとする人たちです。

そして三島屋の別の店に奉公にいっていた息子、ちかの従兄や貸本屋の登場など、今後も活躍しそうな人材が新に登場します。
最後にちかのひそかな思い人との別れ、これを乗り越えちかは
強くなっていくのでしょうか。


三鬼 / 宮部みゆき



《本日の暦》
鴻雁来(こうがんきたる)     七十二候
                 雁が来たから渡ってくるころ。初めに訪れる雁を初雁(はつかり)といいます。

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やっぱり山はいいなぁ。金草岳

2020年10月05日 | 「山」のひきだし
暑さ寒さも彼岸まで。朝夕めっきり過ごしやすくなってきて、ちょっぴり山が恋しくなってきました。
とは言え3か月以上も歩いていません。全くです。
水泳や、思い付きで筋トレとかはしていますが、使う筋肉が違いますしまぁ無理はしないでおこうと、
お天気を見計らい出かけたのは、岐阜の徳山ダムの奥、岐阜と福井の県境にある冠山です。展望がいい山を選びました。
まぁちょっと物足りないかもしれませんが、久しぶりですから。
と車を走らせていると、seikitiさんが、反対側でもいいで、と。反対側とは冠山の西側にある、金草岳です。冠山峠からどちらにでも行けます。
物足りなさそうな顔をしていたのでしょうか。でも私に異存のあるはずがありません。


峠の駐車場についたらすごい車の数! びっしり。
岐阜県側は止めるところがなかったので、越境して福井県側に停めさせてもらいました。
9時半過ぎなのに皆さんゆっくりと登山開始。真新しいウエアに身を包んだ山ガールが大勢目につきます。
山デビューには冠山はぴったりかもしれません。ほとんど冠山に向かわれました。


登山口にある記念碑。あの~私たちはそんなにゆっくりしていられないんですけど。
冠山のつもりでゆっくり出てきたし、食べ物も足りるかな?という装備。地図は両方とも持ってきました。


お地蔵さまの横から歩きます。間違えてトイレの方へ行ったら道がありませんでした。このとき10時。


ツルリンドウ。


アキノキリンソウ。花があってよかった。
しかし・・・下る下る、最初から下ってばかり、すごい下ってます。ということは・・・帰りは最後に登りがあるということ?


やっと尾根に出た。冠山が遠くになりました。






1046mのピーク。




あ~こんな道ばっかりだといいのに。


ちらっと見えるのは金草? 遠い。




目の前に出てきました。


こんな道ばっかりだったら・・・




ホツツジでしたか?


ちょっと覗きましたがすごい急な下り、パス!




つつじ系が少し色付いています。




シャクナゲ。


檜尾峠。福井県側から来る道と合流します。
ここ998m、登山口より低いんです。いままで頑張って歩いてきたのに。


花に慰めてもらおう。




冠が小さい。




リンドウ、これはこれできれいです。







横道のガレ場にカライトソウ。


登ってきた道を振り返る。




このあたり急登になってきてとてもしんどい。お腹もすいてきたし。
おんなじ花でも撮って休憩せねば。


あ~気持ちがいい。こんな道ばっかりだったらな。


おっと、足元に割れた標識が、白倉岳1200m、ピークというより通過点でした。


もう少し、頑張れ。




到着~


記念ということで。
12時半について、30分でランチを済まし、1時に下山開始、ほぼ予定通りです。


白山がうっすらと見えていました。




小さい秋・・・


この穴は何?


これからシーズンです。


1046のピークまで降りてきました。


無事下山。
登山者の車はだいぶん少なくなっていましたが、ドライブの途中で立ち寄る人たちがたくさんおられました。

心配した通り、下山の最後の登りはきつかったです。こんなに下ってきたっけ?と登りが続きました。
でもなんとか3時半過ぎには下山でき、やれやれ、良くやった!です。

金草岳、始めて登りましたが、標識も必要最低限だけ、あっさり、さっぱりしたもんです。
そんな武骨な金草岳、好きかもしれません。



2020年9月21日(月)晴れ
金草岳・1227、1m




ジオグラフィカが作動しておらず軌跡が取れていません。久しぶりだからなぁ。





≪本日の暦≫
水初涸(みずはじめてかるる)      七十二候
                    田の水を落として、稲穂の刈り入れを始めるころ

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90歳。何がめでたい

2020年10月01日 | 「本」のひきだし

ブクログより


私たち若輩者がこんなことを言おうものなら非難のつぶてがびゅんびゅん飛んできますが、93歳の愛子センセイ自らがおっしゃっているので問題はないんですね。

67年間の執筆生活に一区切りをつけられたのが88歳の時、生活に張り合いや目的の無くなったのんびりな毎日で、老人性うつ病一歩手前、そんなときにきたエッセー連載のお話をまとめたものが本書だそうです。

「晩鐘」を執筆し終え、いったん幕を下ろされましたが、再び幕が開き数々のエッセーを執筆されています。
自身の体の故障に嘆き、世の中の進歩、便利さに怒り、黙っていられないのでしょうね。
でもその語り口には、そこはかとない温かみも感じられ、読む者をしんみりさせるのです。

 愛子センセイ、決して休まず、これからも世の中に苦言を呈してくださいませ。


佐藤愛子 / 90歳。何がめでたい




和菓子教室で御饅頭を作ってきました。


うさぎの焼き印のミルク饅頭。


菊と(恐れ多くも宮内庁の印に見えました)すすきの焼き印を押した利休饅頭。
お月見のお供え用の秋らしいお菓子でした。


≪本日の暦≫

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)     七十二候
虫たちが冬ごもりの支度を始めるころ。来年の啓蟄までお別れです。

そして今日は中秋の名月、10月1日となっていますが、満月に一番近いのは2日の午前6時ごろらしいです。
別名「芋名月」とも呼ばれいろいろ飾ってお祝いします。
一五夜をお祝いしたら、必ず 一三夜もお祝いします。「後の名月」あるいは「栗名月」とも呼ばれ、今年は10月29日です。
そしてそして、今月は満月が2回あります。
10月31日で、ブルームーンまたはマイクロムーンと呼ばれます。スーパームーンに対して小さいんだそうです。

古来親しみ崇められてきたお月さま、幸いお天気にも恵まれそうでひと時夜空を眺めてみましょう。
    

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