今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

読書の秋に読みたい現代の日本人作家ランキング - gooランキング

2011年09月30日 | 「本」のひきだし
読書の秋に読みたい現代の日本人作家ランキング - gooランキング


秋といえば読書の秋ですよね~。
読書に関しては、私は年がら年中秋、ですが。
上記のような記事を見つけました。本離れといっても読んでる人は読んでるんですよね。折しも某読書コミュニティーも本日閉鎖になるのですが、お別れを惜しむ皆さんの熱い書き込みに、うるっときています。

ところで私の読書の傾向としまして、気に入った作者の本はすべて読むというもので、気に入らなければというより、知らない作家さんは全く読んでいない、というわけで、今回のデータの1位の東野圭吾さんも読んだことがありません。

その他、6位の井坂幸太郎、よしもとばなな、有川浩、恩田陸(敬称略)等々もです。誰に聞いても、どこででも必ず出てくる方達ばかりですが、なんでかなぁ~ きっとあまのじゃくなんです。○○万部重刷!とか新聞の広告欄に出ていたり、すぐドラマ化されたりするようなのに、あえてそっぽを向くというような。
きっと私これですごく損していると思います。すごく面白い本を見逃していると思います。
もうこれから残された時間で、何冊読めるかわからないのに、いつでも読めるや、と高を括っていたらいつか後悔するぞ←自分。


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ソロ 山野井泰史

2011年09月29日 | 「本」のひきだし
                
                 たなぞうより


人は何故山に登るのか?
そんなこと決まってるじゃない・・・・が、この山野井泰史に関しては当てはまらない。

私も彼に問いかけたい。
どうしてそんな苦しいつらい思いをしてまで、垂直の壁に向かうのか、と。
ましてや戦う相手は、壁だけではなく孤独との戦いも壮絶である。
壁にとりついているときはもちろん、天候の回復をひたすら待っているベースキャンプでもひとり、登頂を果たし頂上で喜び合うパートナーも、キャンプに戻っても祝福してくれる人もいない。
何をそこまで彼を駆り立てるのだろう。 

ルポルタージュとも言える本書は、とにかくリアルすぎて、忠実すぎて、良いことも悪いことも一切の装飾のない言葉で、語られるので読んでいてとても疲れた。
山野井泰史。やはり「天国に一番近い男」である。

ソロ 単独登攀者 山野井泰史 / 丸山 直樹 著
★★★☆☆
コメント (2)
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シブミはシブイ・続

2011年09月26日 | 「本」のひきだし
             
           たなぞうより

やっぱり気になって読んでみた。最新版を。
やはり取っかかりは、入りにくいのだが、読んでいくうちにぐいぐい引き込まれていった。

この巻では、ニコライの子供時代から、岸川との由来、囲碁との関わり方、そして岸川を手にかけた経緯など、すでにニコライを知っているので「ふむふむ、ふ~む」「なるほど、そういうことか」等々さとりで「??」の部分が霧が晴れるがごとく、もやもやがきっぱり消え去った感じ。

下巻では、洞窟探検というあまり馴染みのないスポーツがニコライの趣味のひとつとして、しばしば出てくる。
それらは大きな意味を持っていた、と最後にわかるのだけれど、馴染みがないだけにすごく綿密な描写にもかかわらず、想像しきれないと言うのが残念だった。

シブミを読んで初めて、サトリは本当にうまく、要所要所をとりあげて、続編に仕立ててあるなと思う反面、深みがないな、上っ面だけだな、と改めて思った。それほどトレヴェニアンはすべての(たぶん)事柄を掘り下げて、調べて丁寧に描いている。
桜の木の下での岸川と、ニコライのやりとりなど、日本人以上の心情が描かれているのではないだろうか。

最後に興味深かったこと。
サトリでもニコライの拳法というか技が今ひとつ腑に落ちなかったが、トレヴェニアンはわざわざ文中で断りを入れている。
以前の作品の中で、登攀の技術や、絵画の窃盗について記したところ、実際に同じ手口で事件が起こってしまった。そのため今回、ニコライの技については詳しくは書かないと。きっとその方面でも詳しく研究したうえでの事だと思う。

あ~読んでよかった~。おもしろかった~。

シブミ上・下 / トレヴェニアン 著
★★★★★


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コンロでさんま

2011年09月24日 | 「う」のひきだし
涼しくなってくると、ごそごそと物置から「コンロ」を出してきます。

勝手口で炭をおこして今日は、さんまを焼きました。
この頃は、炭の着火の道具がいいのがあって助かります。
熾火になるまでは、お湯を沸かしたり、味噌汁を作ったり、炭火って結構強いんですよ。案外早く沸きます。

炭が真っ赤になって、炎が出なくなったらさあ焼きますよ~

              
                
                油が落ちてすごい煙です。 うちの中ではとても・・・


このコンロは、石川県珠洲で作られる珪藻土の切り出しコンロです。
ずいぶん前に、鶏肉やさんのサイトで買いました。焼き鳥をするためだったと思いますが、いまではもっぱら、さんま専用です。練ったコンロより丈夫で長持ちするらしいのですが、私はこの長方形の形が気に入っています。
まさにさんまを焼くのにぴったりのサイズでしょう?

今夜は、お茶のお湯も味噌汁もコンロですませたので、IHは出番無し。
だいこんおろしを添えたさんまと、味噌汁とおつけ物、つつましい夕食ではありますが、なんとなくゆったりとした、贅沢な時間でした。

               
               こちらも大人気。
               大きな火は炭坪に入れて、残った炭の中に入れておくと、ちょうど食後のデザートです。
              

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食事会は持ち寄りで。

2011年09月21日 | 「う」のひきだし
先日の連休初日、仲良くしてもらっているご家族と食事会をしました。
食事会と言っても、どこかにご馳走を食べに行くわけでもなく、各々総菜を2~3品、当番さんの家に持ち寄り
レシピを教えあったり、お味の感想を述べたりしながら、時間を気にせずゆっくり食事をするというものです。

特に酒豪もいず、ビールや缶チューハイや、ノンアルコールのビールなど家にあった物や、自分の飲みたいものを買ってきて、乾杯をした後は、ほとんど飲むより、食べるに重きを置いて、次から次から出るとりとめもない話に盛り上がり、楽しいひとときを過ごしました。



今夜の当番さん、いへいさん家のご馳走。
左、チキンのソテー。
一度蒸してから焼いてあるそうで、塩こしょうであっさり美味しかったです。
右、ぎょうざ。
中身はミンチとキムチ、ジューシーでした。
その後、キノコの炊き込みご飯も用意して下さいました。




 
そうべいさん家のご馳走。
タマネギと、豚肉のカツ。あえて串カツにしなかったとのこと。
カボチャと茄子とベーコンのグラタン風。カボチャがほくほくであま~い。
野菜サラダ。






そうして我が家のご馳走。
レンコン入りとりつくね甘酢がけ。シャキシャキのレンコンが好評でした。
アボガドとモッツァレラのサラダ。
デザート用に先日燕岳帰りに飯田で買ってきたりんご。


う~ん人が作った物はどうしてこんなにおいしいのでしょうか・・・
同じメニューでもその家その家のやり方味があっておもしろいし。

デザートにりんご、梨、ロールケーキにコーヒー、はてはアイスクリームまで出していただいて、「もうお腹いっぱい!もう食べられへん。」と言いながら次々おさめていく私たち・・・

話もあっちへ飛びこっちへ飛び、尽きることはなく初秋の夜は静かに、もといにぎやかに更けていくのでありました。

   



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