今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

9月のロールケーキ

2013年09月30日 | 「お菓子教室」のひきだし


9月のお菓子教室の記録を忘れておりました。
9月は、ロールケーキです。やっとお菓子教室らしく?なってきました。(今までのも十分おいしいお菓子でしたが、あくまで私の個人的な思いです。。)

配られたレシピを見ると、4・5行書いてあるだけでなんだかシンプル、簡単そうです、が・・・
絞り袋、口金って??  何に使うの??


答えはこれ!  生地はスポンジではなく、棒状に絞り出した生地をつなげるというもの。



隅から隅まで、きっちりと絞り出します。
絞り出す太さを考えないと、最後に生地が余ったり、足らなくなったり、実際足りない人が余った人にもらっていました。私は途中で調整しすぎて、太さがまちまち・・・
今まで時々練習していた絞りの技、こんなところで発揮されるとは・・・怠けていた報い。



焼き上がりです。先生作、少々の隙間は焼いた時にふくらむので埋まります、がやはり太さはそろっているときれいです。


生クリームの泡立て方、ツノの立ち方など丁寧にわかりやすく実演してくださいます。
やっぱりここはムービーで撮っとくべきですね。


鉄板側の平らなほうに塗っていきます。向こう側は(巻き終わり)少なめのほうがよかった、と後で思いました。


フルーツをのせていきます。今日はバナナ、オレンジ(丸のままを剥いて使用)キウイです。

巻きずしを巻く要領で、そろそろとこわごわ巻いていきます。


巻けました。先生のはきれいですね。私のはクリームがあちこちからはみ出して、ちょっとじじぐさい。



最後に、粉糖を振り掛けて仕上げ、定規で測って切り分けます。切り口はきれいなモザイク模様です。
春なら苺を入れると、赤がきれいでしょうね。

さて、生地を絞り出す理由を尋ねました。
巻いたときに生地が割れるのを防ぐためと、やはり見栄えだそうです。
ひと手間かける理由はあるのですね。
一本お持ち帰りなのですが、切り分けると11個もできました。「一応、本日中にお召し上がりください」と先生からのお言葉。隣りの方「うち、二人暮らしなんやけど・・・」先生笑っておられました。
まっ、自己責任ということで。









コメント (2)
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オーレン小屋から・・・硫黄岳

2013年09月27日 | 「山」のひきだし
う~ん、よく寝た。かな?
お風呂があって、食事もおいしくて、ゆったり寝られるオーレン小屋に不足があるとするならば、山あいにある小屋からはご来光が拝めないということでしょうか。
そんな訳で、同室の人はご来光を見るために硫黄岳にと、3時ごろ出かけて行かれました。
また別の人は、星を見に行くと夜中に出かけて行かれました。

朝食は5時半からです、夕ご飯も5時半でしたね。これは5時半から食事ができるのでお好きな時にどうぞ。
というのではなく、5時半にみなさん一斉に食べてください。という小屋の方針であるようです。
布団の中でぐずぐずしていたら、5時過ぎに小屋の方が起こしに来てくださいました。

ご飯を食べて、荷物の整理をして部屋を片付けて、今日も荷物を預けて、出発です。
外に出ると、ダウンを着るほどでもないけど寒いです。
何℃くらい?と聞くと23℃って、そんなわけないやろ・・・時計をポケットに入れておいたらしいです。
外のテーブルは霜で真っ白になっていました。


小屋の前のナナカマド

小屋の前の、キャンプ地の中の道を「峰の松目」を目指して行きます。
足元には苔、しらびそとダケカンバでしょうか、樹林帯を行きます。


峰の松目の分岐に出ましたが、今回はパスすることに(次回はいつ?)
深田久弥氏が八ヶ岳のなかの八峰の一つに選ばれているそうですが、展望がないそうなので。

標高があがるにつれて、いつの間にか樹木が変わってきました。しらびそはもうありません。


かすかに色づいています。


少し急登になったと思ったら、周りは這松とシャクナゲだらけ、咲いたらきれいだろうなぁ。


そして振り返ると、今日も天狗がきれいに見えました。


槍もかすかに。


登りきると急に目の前が開け、「赤岩の頭」に到着しました。ずーと右の端まで行くと・・・


阿弥陀岳。言葉も出ないくらいの迫力。


左に赤岳。稜線にはすでにたくさんの人が歩いています。

こんな素晴らしい場所ですが、ほとんどの人は素通りで硫黄を目指して行きます。モッタイナイ。
熱いコーヒーを飲みながら、ぼ~としていました。


さ~ 行きますか。


道標のケルン。いくつも出てきます。


到着!!  



とにかく広い頂上です。三角点は左の隅っこにありました。


硫黄岳の見物のひとつ、北面の爆裂火口跡。火口底(本沢温泉付近)から山頂まで600m以上。馬蹄型になっていてスケールの大きさに驚かされます。


その火口跡の上をず~と端まで歩いていくと・・・・見えた! 富士山。


横岳、赤岳方面。う~んちょっと軽い気持ちで行ってみるか、とはいかない山々です。
また次(だからいつやねん)にしましょう。せめてちょっと気分を味わうために、青い屋根の硫黄岳山荘まで行ってみることにします。
火山ということで、とにかく岩が多くて、それが全部動くので歩きづらいです。疲れます。下ったらまた登るんやなぁ~ ←この時点でちょっと後悔しています。


トイレを借りました。木の香りがしそうなすっごくきれいなトイレです。もちろん水洗で山小屋のトイレとは思えません。
このあたりは、コマクサの葉っぱもあったし、背の低いキバナシャクナゲもいっぱい。やっぱり花の季節に来てみたいですねぇ。

今日もいいお天気で、硫黄岳頂上は、じっとしていてもジリジリと暑いです。もう9月も半ば過ぎなのになぁ。
きりがないので、そろそろ下山します。夏沢峠のほうへ降りていきます。
オーレン小屋を基点に周回するなら時計の逆回りが良い、とガイドブックにあったのでその通りにしたのですが、下り始めてその理由がわかったような気がします。

とにかく、ガレガレの岩が歩きにくい上、結構な傾斜で、気を遣って疲れが倍増しそうです。登ってくる人が、一様に辛そうな顔をしていると思うのは気のせい?
下りも足元に注意は当然ですが、それ以上に目の前に広がる展望を見ながらの歩きは、疲れを忘れさせてくれます。


夏沢峠の山びこ荘に着きました。隣りのヒュッテ夏沢はすでに今期の営業終了です。


ここから気持ちの良い樹林帯に入ります。


ナナカマドの実がきれい。



いつしか、昨日通った道と並行して歩いていて、オーレン小屋に戻ってきました。
小屋でお昼のカレーを食べて、帰り支度です。

今回、満を持しての山行きでしたが数日前にいただいた風邪が悪化してきて、前日まで悩みに悩み、とにかく朝起きて熱がなかったら行こう!と決めて、いろいろな薬をいっぱい持って、なんとか行ってきました。

風邪もひどくならず、体調もまずまずで思い切って行ってよかった。
あれやこれや段取りしての2日間はあっという間、小屋から小屋に泊まりながらもう帰りたい・・・というまで山にいたいなぁ。
いつかできたらいいな。とだらだらと車まで戻ったのでした。



また来るよ~


9月22日(日)晴れ時々曇り

オーレン小屋(6:40)~赤岩の頭2656m(8:00)~硫黄岳2760m(9:00)~硫黄岳山荘
硫黄岳~夏沢峠~オーレン小屋(11:30)



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オーレン小屋から・・・天狗岳

2013年09月24日 | 「山」のひきだし
山へ行ってきました。
夏の喧噪を避けて、静かな山へ・・・というカッコいいものではなく、仕事や天候や地域の行事や体調や、諸々の条件がやっとそろったというわけです。ふ~

八ヶ岳へ行ってきました。
かわいい名前の山小屋がいっぱいあって、池や湿地が点在していて、苔むすしらびその樹林帯。行ってみたいなぁ~と思っていました。
けれども、一歩足を踏み入れればそこは2500m前後の山々がそびえ立つ連峰、ゆめゆめ油断はなりませぬ。

今回はオーレン小屋を拠点に、1日目は北を向いて2日目は南を向いて歩いてきました。

家を朝5時に出て、桜平の駐車場に9時半頃着きました。駐車場はすでにというかまだというかとにかく満杯で、林道のかなり下がったところに止めました。
思い思いの場所に苦心して止めた車を見ながら歩いていくと本当の駐車場に着いて、さあここから本格的に歩くんだ!と思って歩き出すと、やっぱり林道で、小屋の車が普通に走っているのでした。


駐車場の案内図。

やっと林道が終わったと思ったら、ひとつめの小屋、夏沢鉱泉に着きました。駐車場から30分ほどです。鉱泉というぐらいでかすかに硫黄のにおいがあたりに漂い、お風呂に入れます。


夏沢鉱泉。お客さんは車で来てもいいのかしら?



わ~槍が見えます。夏沢鉱泉前から。

夏沢鉱泉を過ぎると、やっと山道らしくなってきました。しかしとても体が重い・・・林道も結構傾斜があったし、朝だしな~

ずっと渓流沿いに歩いていきます。道の両側やっぱり苔が多い。というか苔だらけ。
花は・・・あんまり無いです。なんか見たような葉っぱがありますが、名前はわかりません。


唯一の花。


苔の中の赤がきれい。


めずらしい白い実。



ふかふか~


きのこも。



  
そんな中を歩いているうちに到着です。オーレン小屋

受付を済ませて、途中で買ってきた笹の葉のお寿司でお昼にし、荷物は小屋に預かってもらい身軽に出発です。小屋の裏側に登り口があります。


わ~ここはお花畑なんですね。立ち入りを許されている彼らにも会ってみたいものです。


しらびその樹林帯の中を歩きます。


これが縞枯れ、ですか?


分岐に出た、と思ったら箕冠山(みかむりやま)でした。一つ目のピーク。


箕冠山を過ぎると急に目の前が開けて、根石山荘、根石岳、天狗がどーん。
俄然元気が出てきて、足取りも軽くなります。


たらたらっと下って、登り返すと岩場になり根石岳山頂です。

本当は今日の予定はここまでだったのです。
無理はしない、欲張らない、が今回の山歩きの合い言葉。
しかし、しかし・・・天狗が、天狗が近いぃ・・手を伸ばせば届く・・・
時間的には余裕はあるし、体力も大丈夫?  という前に足を踏み出している私。
いいのか、こんな簡単に予定変更して、、、いいやん。


おいで、と手招く天狗岳。


白いざらざらの砂地から岩場になり、傾斜も出てきました。


頂上は思ったより狭くて、皆さん立ったまま写真を撮ったり、360度の展望を楽しんでいます。いつまで見ていても見飽きず、立ち去りがたいのは皆さんも同じと見えて、誰も動こうとしません。


西天狗。


根石方面と硫黄岳。

立ち去りがたい気持ちを振り切り、さすがに西天狗には向かわず、来た道を戻ります。
途中、根石山荘に立ち寄り、コーヒーと甘酒で休憩しました。コーヒーはドリップで甘酒は糀の甘酒でとってもおいしかった。この山荘はこぢんまりしていて、切り盛りしている若い人たちも感じよかったです。
ストーブが焚かれているのはびっくりしました。
宿泊客もぼちぼち到着してこられ、私たちもあわてて帰ることにしました。

オーレン小屋に到着すると、ちょうど4時。夕食は5時半から、いい時間に帰ってこられました。その前に・・・お風呂に入りま~す。
そうです、この小屋にはお風呂があるのです。1日山を歩いて夕方、汗を流せる、なんて幸せなんでしょう。(ただしシャンプー、石けん類は使用できません)


4、5人は入れる檜風呂。


夕食は、名物の桜鍋。ちょっと濃いめの味付けでした。この他に天ぷら、小鉢が二皿、そば、水まんじゅうのデザート等。満腹になりました。

この小屋は予約が原則で、予約順に個室にも泊まれますが大部屋でも、ひとり畳一畳は確保してもらえるので、詰め込まれるということはありません。
この日はほぼ満室のようでしたが、ゆったり布団で寝ることができました。
まだ消灯9時前ですが、早く寝たもの勝ち、お休みなさい。



9月21日(土)晴れ
自宅(AM5時)~桜平(9:30)~オーレン小屋(11:30)昼食
オーレン小屋(12:40)~箕冠山2580m~根石岳2603m~東天狗岳2640m~オーレン小屋(4:00)  



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ウオッチメイカー

2013年09月20日 | 「本」のひきだし

ブクログより


最初から犯人が分かっているのである。
序盤から犯人と思われる二人組の最初の殺人現場から始まるのである。

主犯は、ウオッチメーカーと名乗る、緻密で冷酷な時計師。
リンチと見紛うほどの残忍な手口で殺人を犯し、その現場には不気味に笑うムーンフェーズの時計が置かれていて、時を刻んでいる。

今回は、リンカーン・ライムとアメリア・サックスに加えて、キネシクス専門家、キャサリン・ダンスが活躍する。
キネシクスとは、証人や容疑者のボディランゲージや言葉遣いを観察し、分析する化学、いわば人間嘘発見器とでもいうようなもの。

そして事件を追っていくうちに、アメリアの元恋人の現職時代の汚職事件や、同じく父親の現職時代の不名誉な事件などが浮き彫りになり、アメリアは、事件が解決したら警察を辞める決心をする。
父親の事件は、その後の調べで、名誉は回復するが、アメリアの決意を覆そうと心を砕くライム。

と今回は、事件より、アメリアの心情に重きを置いた感で、事件のストーリーはどうだろう?
まあ小さいどんでん返しはあったけど、あっと驚愕するようなものでもなかったな。
おまけに犯人は逃げてしまい、解決していないし・・・
ちょっと物足りなかった。 



本編はシリーズ7作目。順番に読もうと思っていたのになぜだか飛んでしまいました。
リンカーンとアメリアは恋人同士なのですが、私個人としてはそういう関係になってほしくないのです。
あくまで元刑事の師匠と弟子の現職刑事 であってほしいのですが・・・
そもそもディヴァーに恋愛ものを求めません、のです。


ウオッチメーカー / ジェフリー・ディヴァー
★★★★☆

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かぼちゃのグラタン

2013年09月14日 | 「う」のひきだし



夏の間食卓をにぎわせてくれた、夏野菜たち。
今ではどの子たちもすっかり疲れ果てて、お役目ご苦労さんとばかりに、畑では片づけられています。

そんな中でもかぼちゃは保存がきくので、煮たり焼いたりつぶしたり、と今や引っ張りだこです。
今年のうちのかぼちゃ、どういうわけか小さいのです。手のひらサイズのがころころころ・・・

ぼっちゃんかぼちゃというのでしょうか。
未熟というわけではなく、皮はしっかり硬くて、中身もけっこうおいしいのです。
何をするのも使い切れるし、結構重宝しています。


これらはまだ大きいほうです。


昨日思いついて、丸ごとグラタンを作ってみました。

☆ かぼちゃ丸ごとレンジにかけます。平均800wで1分10秒、上下ひっくり返してまた1分10秒。
 (この時点で、食べられるくらい柔らかくしておかないと、焼き上げの時点ではなかなか柔らかくなりません)

☆ 上を切り、そ~と種をかき出します。切り取った部分のかぼちゃはこそげて、グラタンの中に入れます。

☆ フライパンで、ホワイトソースのグラタンを作ります。
  中身は自由に。この日は玉ねぎとベーコンとこそげたかぼちゃ

☆ かぼちゃの中に、グラタンを詰めて上にチーズをちらして、グリルで焼いて出来上がり!

食べるときは、周りのかぼちゃをくずして、グラタンと混ぜながら食べるとおいしいです。
一人に一つずつ、ど~んと食卓に乗せると、存在感があります。お~という感じ。

人数分一つずつ焼いても、結構冷めにくいし、なにより洗い物が減ってうれしいです。
かぼちゃも置いておくとだんだん、味が落ちてくるので今シーズンあと2・3回作ってみようかな。 





こちらは、観賞用のかぼちゃ。

 

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