たて琴リラは毎日弾いている人でも1年以上同じ弦を使っている人も多く、楽器のメンテナンスをあまり意識しない方もおられます。
でも、一番メンテナンスが必要なのは、弾いていない楽器リラです。
リラの弦は弾いた後にゆるめず、次に弾く時はチューニングをして弾くのが基本です。
でも、いろいろな事情もあり「今はちょっと大事に保管してます」という場合は、弾き始める前に工房での調整をお願いしています。
数年以上前のリラに出会い、美しい姿で響いてくれた時は「ありがとうございます」と思わずつぶやきます。
たて琴リラは毎日弾いている人でも1年以上同じ弦を使っている人も多く、楽器のメンテナンスをあまり意識しない方もおられます。
でも、一番メンテナンスが必要なのは、弾いていない楽器リラです。
リラの弦は弾いた後にゆるめず、次に弾く時はチューニングをして弾くのが基本です。
でも、いろいろな事情もあり「今はちょっと大事に保管してます」という場合は、弾き始める前に工房での調整をお願いしています。
数年以上前のリラに出会い、美しい姿で響いてくれた時は「ありがとうございます」と思わずつぶやきます。
個人的趣味で恐縮ですが、何度聴いてもその地を思うメロディー、その一番は「パリの空の下」です。
続いて「マルタ島の砂」「モスクワの夜はふけて」「ワシントン広場の夜はふけて」「ロシアより愛をこめて」、、などなど、
もちろん行ったことのない国ばかりです。
国内では民謡は別にして「大阪ラプソディー」「南国土佐を後にして」「網走番外地」「知床旅情」、、、などで、その土地を思い出させるメロディー、歌、がある街は幸せだと思います。
一度も行ったことがなくても親しみを感じ、一度は行ってみたいと思わせるからです。
製造業は良い製品を効率よく作ることが当たり前かもしれません。
私もリラ製作を始めたころは、月に何台作れるのか、もっと急ぐべきなのか、ノルマを決めるべきなのか手探りの状態でした。
そして今は製作と研究の同時進行が「楽器リラのクオリティー維持・向上」につながると思うようにしています。
お待たせするのも心苦しいのですが、「急がない仕事」でもあります。
これからも世界に一つだけのmyリラを手作りしますので、なにとぞよろしくお願い致します。
(写真は、お気に入りの一枚です)
昨年の秋から、これまで弾いてた25弦リラに加え28弦リラを主に弾いています。
その主な仕様はホームページに記載されていますが、実際に弾いた感じでは、弦の長さが長くなった分音色が多彩になりました。
指が弦にあたる位置、角度によって、音色が変わり、やさしい音も荒々しい音も出せます。
それによって25弦の方が音色的には安定していると感じます。
音程は25弦も28弦も毎日弾いているとだんだん安定するのですが、28弦の方が少し安定感が上かなと思います。
良いことはこれからの25弦・28弦両方の製作に取り入れていきたいと思っています。
早いもので来週は師走です。
私の楽しみの一つはリラ旅行ですが、今年は6月に行った大阪・兵庫への訪問だけでした。
昨年は28弦リラの完成までの準備作業もあり、今年はその製作を軌道にのせた年でもあり工房を離れることが出来ませんでした。
でも、オンラインレッスンも始まり、工房でのレッスンに来てくれる人も増えてさみしくはなかったです。が、やっぱりリラ旅行は格別です。
また、突然、飛び出すかもしれません。(笑) その際はどうぞよろしくお願い致します。
たて琴リラの本体は木材です。
一般的に木材の加工作業は直線的に切ることが多いのですが、リラには直線的な部分はほとんどありません。
なので削る作業が続きます。そのため木のホコリが山のように発生します。
今日はその日でパーカーを着てマスクをして作業をしました。
この作業も美しい弦の響きで奏でる夢の世界を思えば頑張れます。
自分で自分にご苦労様です。(笑)
NHKのドキュメント番組「小さな旅」はオーケストラが奏でるテーマ曲が好きでよく見ています。
今日は静岡熱海湯の町の訪問でした。
熱海温泉は高度成長期に毎夜団体客の宴会が途切れることなく続いた時代から、人口も旅館も激減した苦しい時代を乗り越えて今「おもてなし」の接客が喜ばれる街になっているようでした。
でも、かつて熱海温泉は尾崎紅葉の小説「金色夜叉」のイメージが重なり、お風呂と料理とドラマの雰囲気が醸し出す独特の魅力があったように思います。
私は温泉の癒しを楽しみつつ、今の時代にあった熱海文化に触れられる街だったら良いなと思います。
P/S ゴメンナサイ。私がリラで弾いた大野雄二作曲のテーマ曲「小さな旅」はイメージ不足で参考にはなりません。
リラ工房の一番良いところは、広くないので灯油ファンヒーターひとつですぐに温まることです。
雪国育ちなのに寒がりの私は体を冷やさないことが一番の健康法です。
お腹をすかすことも厳禁で、風邪気味の時は特によく食べます。
この方法で風邪もインフルエンザも軽く済ませてきました。
でも、過信はできません。もうすぐ、私もまたひとつ歳を重ねるからです。
お互い寒さに負けない体作りで、厳しい冬もリラの響きを楽しみましょうね。
(写真は、冬の小樽です)
今朝のNHK/FMで聴いたことのある美しい曲が流れました。
それはペギー葉山が歌うビゼー作曲の「美しいパースの娘」よりセレナード「小さな木の実」でした。
私は林恵里子さん編曲のリラ用楽譜で、その曲を弾いていたことに気づきました。
自宅に帰ってYouTubeで探してもなぜかペギーさんの歌唱はなく、でも、多くの方が歌っていることが分かりました。
ラジオ・テレビではない、別のところで長く愛され続ける歌がまだまだあるかもしれませんね。
私がリラで弾いたこの曲はイメージを壊すといけないので参考にしないでね。(笑)