脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

残業

2021年07月31日 | 経営以外の話
サラリーマン時代、残業が多い(長い)会社に属していました。
忙しい? いや、帰られないだけです。
正確には、上司が帰らないので「帰れない」のです。

上司は忙しかったのか?
これは当人で無ければ分かりませんが、少なくとも社員からは忙しいと見えませんでした。
余計な事にこだわり過ぎていて、自分「だけが」すべき事が進まなくなっているのです。
これ、社員を信用していない、いや「無能だと思っている」証拠だと思います。

昔、三国時代の蜀の宰相である諸葛孔明は、鞭打ち二十以上の刑罰まで自分で執り行ったそうです。
以前の「働き蟻」と言われた時代の日本なら鏡となるべき取り組みかもしれませんが、リーダーとしては、褒められる事ではありません。
「これを任せる」と、信じられる部下がいなかった、育てなかったとも言えるのです。
結果、本来の仕事にも影響が出たと思います。

諸葛孔明が傑物だった事は否定できませんが、部下に対する姿勢、考え方は、少し問題があったように感じます。

こうなると、信用されない部下は成長しません。
が、働いている「フリ」はしますから、それなりに禄を食むのです。
労働に対する生産には見合わず、また上司が「オレがしっかりしなければ」と思い込み、自分だけが忙しくなってしまう。
「オレは頑張っている!」となってしまうのですね。

残業が多いのに生産力が上がらない、結果が出ない組織は、上司が無能だからかもしれません。
部下にハッパを掛け、もっともらしい指導(説教)をして、根性論で動かす。
これは結果が出なくて当然ですよ。

で、私が上司になった途端、残業は激減しましたが、会社からは「もっと働け」と言われました(笑)
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頑張っている

2021年07月31日 | 経営以外の話
自分で「オレは頑張っている」と思っている、言いまわっている人は、おそらく他人の目で見ると頑張っているように映りません。
「まだ頑張りが足りない」「もっと努力しないと」という姿勢の人は「あんなに頑張っているのに、まだやるのか」と見えます。
実力、能力、結果が同じでも、見え方に大きな差を感じます。

簡単な話ですが、前者は「これが限界(最大の結果)」と言いふらしてるようなものです。
後者は「まだまだ伸びる」と可能性を感じるのです。

今、国の首脳陣は前者なのか、後者なのか。
これ、とても重要な感覚で、権力者や経営者は「結果」で判断するしかありませんが、どこか「特権階級」という思い込みがあるので、自身が「まだ頑張りが足りない」と思えなくなっている、麻痺している事も多いように感じます。
で、権力者は部下、配下に対しては「まだ頑張りが足りない」と思うのです。
自分の結果(経営)に不満だと「部下が悪い」と考えてしまうのです。

おそらく、今の国家首脳陣は「オレ達の思う通りに民衆が動いていれば、こんな結果にはなっていない」と思っているでしょうね。
これは、とても危険な考えです。
過去の歴史、他者、他国の結果から学ばないのですからね。

「オレ達の思う通り」であれば、潰れる会社なんてありません。
負ける戦もありません。
思う通りにならないから、どうやって思う通りにするかで悩むのです。

権力者、会社なら経営者は「結果」で評価されます。
部下、社員は、結果が出なくても、プロセスだけである程度の評価を受けます。
「試合では打てないけど、練習に取り組む姿勢は良い見本だから」と、現役で活躍できなかった選手がコーチとして仕事を与えられる事があります。
これが、プロセスの評価。
で、コーチになったら、教え子が活躍する「結果」が評価の対象になります。
一生懸命教えたけど、全く成長しなかったとなれば「間違った指導」という結果です。
「オレの教えたとおりにやらなかった」は、ただの言い訳になってしまうのです。

今の国は、結果が出ていません。
だから評価が悪いのです。
首相の会見を見ると「オレは頑張っている」がにじみ出ていて、とても不快です。

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弁舌、演説

2021年07月31日 | 経営以外の話
総理大臣を見ると、いかに弁舌、演説の能力が重要かを知りますね。
コロナ対策として、法律内で行う限界がありますから、誰が総理大臣になったところで対策に大きな差は無いと考えると「どれだけ心に届くのか?」が重要になります。
緊急事態宣言の会見を見ると、尾身先生のほうが伝わってきます。
同じ事、内容であっても、尾身先生のほうが悲壮感、緊張感があって「必死になっている」と映るのです。

昔、アメリカのケネディは、大統領選挙でメディア(TV)の力をフル活用し、見事、当選しました。
悪名も高い独裁者ヒットラーは、演説が巧みで驚くほど高い支持率を誇りました。
民衆の心を掴む、動かすというところでは、学ぶべきところがあるのではないか、と思います。
並べて書く事では無いかもしれませんが、詐欺師のそれも同じです。

私、サラリーマン時代に講演活動のセミナーを受けた事があります。
言葉遣い、強弱、体まで使って演説する事を学べます。
私の場合、社員教育に必要だと考えての受講でした。
一緒に学んでいたのは、会社経営者、ホテルの支配人、教員と様々でした。

学ぶことも必要ですよ。
いや、学んだうえであれなのか?
だとしたら・・・・・

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新規取引 ③

2021年07月29日 | 経営
「なぜか増えている新規取引」と書きましたが、「なぜか」には、私なりの理由があります。
それは「ウッドショック」です。
業界関係者なら知っていて当然だと思いますが、残念ながら無知な人もいます。
何も考えず「いつも通り」と契約をして、「いつものタイミング」で発注をしたら「材料が間に合わない」「いつもの予算ではできない」となったのではないか、という事です。

本来、契約前に確認すべき事項ですが、業者によって、下請けに確認しないことも多いです。
新築メーカーに多いような気がします。
当店の場合、8割がた先に確認がありますが、以前は半分以上、事前確認はありませんでした。
そういう現場を断ったり、取引自体を打ち切る事で8割まで引き上げたのです。

問題なのは「いつものタイミング」です。
これ、当店も未だにあるのですが、納品から「勝手に逆算して」発注してくるのですね。
早く言えばいいだけ、契約段階で伝えればいいだけなのに、いきなり「採寸できるぞ」と連絡があって、納期まで日にちが無いのです。
何度言っても改まりません。
取引を切りたいところですが、会社単位ではなく担当単位なので、我慢を強いられています。
結局、現場やお客様に負担を掛けているのですけどね。

こういう相手と取引したら、自分が困るのが明白です。
目先の利益(そもそも利益が出るかも分かりませんが)を見て、かえって苦しむ結果になる事が予想できるのです。

今、ヒマだと嘆いていても、手を出すべきではない相手とは取引しません。
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新規取引 ②

2021年07月29日 | 経営
なぜか増えている新規取引の申し込みですが、ほぼお断りという結果になっています。
理由は「すでに着工(または契約)している物件の見積依頼」だからです。

当該物件を担当する職人さんが事故にあったとか、何かしらの事情が無い限りは、着工してから職人を探すなどはあり得ません。
そうすると「喧嘩別れした」「安い業者を探している」など、あまり良い状態とは言えない話だと予想できるのです。

そもそも、取引契約(約束)をする前に、見積依頼をしてくる事自体が礼を欠く行為だと思います。
一般消費者なら構いませんが、対企業では良いとは思えません。
これが「下請け」という相手に対する態度なんです。
「仕事をくれてやる!有り難いだろ?」ですよ。

理想としては、自社の紹介をしてから「新規取引をしているか?」を確認すべきです。
「取引するだろ?」は大きな誤り。
「断ればいいだけだろ」も誤りです。

続きます。
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