らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

お兄ちゃん先生、お姉ちゃん先生

2008-07-11 20:15:26 | Weblog
今は4人の教育実習生が幼稚園にきています。今日は年中クラスでお兄ちゃん先生が、お部屋の時間の活動をまかされていました。
彼が子供達としていたのは、「動物さんになって、お散歩する」という活動でした。正直なところ、保育計画としてはかなりおおざっぱなものですし、まだまだたくさん工夫しなくてはいけないし、準備するものももっともっとあっていいなぁと思いました。
けれど、子供達がとにかく楽しそうなのです。男性保育士ならではの、力強い動きで、体いっぱい使ってカエル、ぞう、など動きをします。それにつられて、子供達もぴょんぴょん跳び、走り、手を動かすのです。
話し方がうまいともいえず、なのですが、子供達は一生懸命彼の話を聞き、みんなで一緒に活動していました。
実習生を見ていて、よく思わされることがあります。保育はテクニックだけではない、と。テクニックがあり、自信がある実習生の方が、実はあまり子供達は楽しく活動できなかったりします。自信があるがゆえに、子供達を自分の思うように動かしたいと思ってしまうのです。でも思った通りにはいきません。
ところが、テクニックはなくても、体いっぱい使って子供達に向き合う先生の場合、子供達はその人の事を好きになり、結果お話も聞くのです。そして実習生の方もそれに応えようとテクニックも学んでいきます。これから学校に戻って保育の理論などを学んでもきっと身についていってくれることでしょう。
今回きている4人の実習生。みんな初めて幼稚園にきたときとは別人のようになってくれました。それは子供達にとってもいい経験となったのです。
コメント
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