２００７年最後の一日に思うこと

もうすぐ２００７年が終わります。やり残しの仕事が多い職員室の中で今年を振り返っています。この職員室が象徴するように、あわただしい一年でした。忙しいのは毎年の事なのですが、今年はなんといっても能登半島地震の影響が大きかったのです。いつもの年とは違う決断をしなくてはいけない一年でした。
まさかの震度６。園舎の内に被害はあまりなく、翌日から保育ができたものの、ちょっといつもとは違う子供達。その中でした決断は、教師を一人増やす事。
地震直後には思いもしなかった、牧師館の取り壊しの決断。同じ場所で建て直すのかどうかの決断。仮住まいをどこにするかの決断。
余震が続く中で、園舎の外壁のヒビが広がり、修復工事が早急に必要になり、工期をいつにするかの決断。その間の保育のためにエアコンを増設する決断。
他にも小丸山公園への遊歩道が使えなくなったり、駐車場が使えなかったり・・・・。
とにかく、どうやって「いつもと同じ幼稚園」でありつづけられるか、たくさんの事を考え、決めなくてはいけない状況でした。
私は考えをまとめる時、よくホールや園庭の真ん中に立ってみました。子供達の遊んでいる様子を見ながら、あれこれ考えました。そこが不思議と一番いろんなアイデアが浮かぶ場所でした。迷う時悩む時、子供達の笑顔が励みでありパワーの源でした。
感謝な事に、全国のキリスト教幼稚園そして教会の祈りの中で、幼稚園の工事がなされ、牧師館はほぼ同じ場所に完成します。
不思議な２００７年にもうすぐお別れ。来るべき年は、もうちょっとおだやかな一年であってほしいとねがっています。たくさんの皆様のお支えに心から感謝。

サンタさんのプレゼント、その後

幼稚園のクリスマス会の時に、サンタさんが幼稚園のみんなのために持ってきてくれた大きなプレゼントの袋。その中にはみんなの大好きな「ウルトラ兄弟カルタ」「ポケモンカルタ」「トランプ」そして小さな本がいろいろ・・・。
今年最後の保育となる本日、そのプレゼントを公開。
はたらく車の本をゴキゲンで見ているちびっこTくん。３才とは思えないほど、正確に車の名前を言います。「ポケモンだれかな？」を見ながら「ぼくみんな知ってるよ！」と年長の男の子達。年長女子はプリンセスのトランプ。
そして、大好きな「ウルトラ兄弟カルタ」でニコニコの年中男子達。
なぜにサンタさんは、こんなにみんなのご希望がわかっているのか・・・は謎のままにしておきましょう。
小丸山台の主婦教師２人の大活躍で、大掃除も無事終了。
ところで、新婚旅行中のI先生は今日帰国の予定です。出発前におみやげの話になり、ハワイということで、「マカデミアナッツチョコが食べたいなぁ」と言っておいたらんこ先生。その横で、「わたし、まだハワイの食べたことないんですぅ」とH先生。何度も聞いてみましたが、本当に食べたことがないらしい。それも不思議なH先生。ま、そこがH先生らしい初々しさなのであります。

山作りのバイト、そして今年を振り返り・・・

１２月末とは思えないよいお天気。「今日しかできない！」とらんこ先生は、砂山をととのえるお仕事を始めました。そして、今年まだしたことがなかった、「山作りバイト」を雇うことにしました。去年は何度もした「みんなでソリ滑りをするための山を作ろう」。一回ぐらいはやりたかったのですが、工事の関係で一度もできずにいたのです。去年のことを覚えてくれたのか、年長さんの男の子を中心にたくさんの子達が参加してくれました。朝は「バイト代」をいつもより多く１０００円。それを見ていたのか、午後はもっとたくさんの子が参加して、こちらは５００円。
さてまた今日は「今年あったことを振り返ろう！」ということで、運動会のビデオをみんなで見ました。ちょうどあるご家庭からいただいたDVDがあったので・・・。わずか２ヶ月半前なのにずいぶんかわったなぁという子もいますね。
明日は冬期保育最終日。お天気はどうなるかな？もし晴れたらまたバイトをしたい子がいるかなぁと思うので、ただいまあわてて５００円玉を作っているところです。

虹色のズボン

よく晴れた一日。おかげで、先生達は一気にクリスマスのあとかたづけ。欧米風にいけば今年いっぱい飾っておいてもいいのですが・・・。前に遅めにかたづけたらなんか「まだしないんですか！」とおしかりをうけたことがありまして。
しかし１２月後半というのに太陽がお顔を出し続けてくれたのは感謝！
こんな日にはステキなプレゼントが見られます。
午後玄関で小さな虹をふんで喜んでいる女の子達。おひさまの光が、玄関の水槽を通ってくると出る、小さな虹。
自分の洋服につけてとっても嬉しそうでした。

サンタさんの電話番号？

クリスマスの朝。どうやら昨日は楽しいクリスマスイブを過ごし、朝起きるとプレゼントが・・・という子供達が多かったようです。
そんなわけで、ちょっと今日は気分がハイ。ホールの時間が始まってもなんだか・・。そこで司会のＨ先生、「あれー、せっかくサンタさんが来てくれたのに、よい子じゃなくなっちゃたのかな？先生、サンタさんにお電話しちゃおうかなぁ？」。そのお話になぜか、背中がピンとのびる子供達。
サンタさんの電話番号？Ｈ先生知っているのか？それを疑問に思わない子供達なのでした。
その後、よい子の子供達はお空にむかって、「サンタさーんありがとう！」と絶叫したのでした。
メリークリスマス。

欠席者０のクリスマス会

週間天気予報の時には崩れるという予報だった空。けれど今日は朝から曇ってはいても一滴の雨も降らずにすみました。
何より嬉しかったのは、幼稚園のお友達がみんな出席できた事。冬の行事であるクリスマス会は、どうしても風邪などが流行って欠席するお友達が例年多いのです。ある年は水ぼうそう、ある年はおたふく・・・。ページェントも誰かが誰かの代役というのがよくあるものでした。
けれど今年は欠席者０。全員出席。これは本当に嬉しいことでした。
そのせいか、会の進行もスムーズで、予定より早く終了となりました。
今年のサンタさんはとっても元気な方でしたね。兼六園にトナカイをおいてきたと言ったのにはちょいとビックリ。兼六園からはどうやってきたの？と小学生ならツッコミをいれるところでしょう。サンタさんが幼稚園に持ってきてくれたプレゼントをご紹介したら、こどもたちの目が本当に真剣でした。
たくさんの皆様、ご協力ありがとうございました。
子供達からお家の方にさしあげるプレゼント。お家に帰ってちゃんとおあげしたでしょうか？会の中で作品を紹介したのですが、遠くて見えなかった方の為に、これが噂のクレーンブーツです。写真だとちょっとわかりにくいのですが、下の黒いところがタイヤですよ。

クリスマスのぬりえ

お金ごっこのお遊びの中で、最近は「ぬりえ　いちまい２０えん」で、ぬりえを売っています。今日はクリスマス会前日ということで、いちまい１０えんに値下げしてみました。小さいお友達も少し買いやすいかなと思ったのです。案の定、年少さんがたくさん買いにきました。でも一番小さいお友達は・・・。
すると、「これほしいの？」と年中さんのＭくん。小さな女の子がぬりえを一枚お選びすると、自分のお財布をごそごそして、１０円を一枚出して、らんこ先生に差し出したのでした。なかなか優しいお兄ちゃん！
さて、明日はいよいよクリスマス会。あんまり寒くならないといいですね。
そしてお休みする子がなく、みんながクリスマス会にくることができますように！

あわてるヨセフ

今日のホールの時間には、年長さんと年中さんのページェントを小さいお友達の前ではじめてしました。
ほとんどのお友達が出番を間違えることもなく、お歌も大きな声が出ていて、なかなかいいぞ！と思ったらんこせんせいでした。
うちの園のページェントの特色を一つあげるなら、それぞれが自分のお場所から登場して、自分の番が終わるとその場所に戻ること。演じる者と見る者を一体化する劇のパターンをとっています。見ているだけの小さなお友達も含めて、みんなで作り上げるページェントであってほしいと願っています。
そして最後は、ページェントの出演者はみな退場。最後に退場するのは、マリアとヨセフです。マリアは赤ちゃんイエス様をつれていきます。そしてヨセフは博士からもらった宝物を持っていくのです。一番最後ですから、遅れてはいけないと慌てて荷物をもつヨセフくん。その必死さがなんだかおかしかった、今日のページェントでした。
ただ、聖書をきちんとよめば、イエス誕生の後のマリアとヨセフは、ヘロデ王の虐殺から逃げるために慌ててエジプトに逃げていくのです。だから、本当のヨセフもきっとあわてて宝物を持って出て行ったはず。
なんて、深く考えても楽しいページェントなのでした。

元気になあれ、桜の木。

今日園庭では、桜の木を元気にするための作業が行われました。
幼稚園のお庭のシンボルである桜の木。けれど最近は枯れてしまった枝もあったりして、ちょっと元気がなかったのです。どこかで一度きちんとしないといけないなぁと思っていたのですが、なかなか思い切ってすることができず・・。
今回、工事ということで、このときに一緒にやるのが一番いいだろうと思いました。
専門の方に見てもらって、なんとかサクラの木が長生きできるようにとねがっています。あのサクラの木がないお庭なんて考えられません。
そしてもう一つ。お庭の隅には小さなアーチがおいてあります。
「あの、どこでもドアみたいのはなに？」と夢のある質問をしてくれた子がいました。うーん、確かにそう見えるかな？
これも我が園の伝統の、お庭の隅のツタのアーチ。少し場所を変えてよみがえらせようと思っています。

並べてみると・・・

ただいま新しいお家に据え付けの棚などが届き始めている、らんこ先生。ところが実際に並べてみると、思っていたのとは違って大きかったり、バランスが悪かったり・・・。現場であわせてみないとうまくいかないものだなぁと思う日々です。
さて、棚などと比べるのも申し訳ないのですが・・・。
今日は一番小さいクラスのお友達が、いつもはお部屋でしている合奏を、ホールの広いところでやってみていました。いつもと同じように並んで・・・といいたいところなのですが、並んでみるとなんかバランスが悪い。結局あれこれ考えて、みんなのお顔が見えるように並びなおしとなりました。
並ぶだけでとってもながーい時間がかかってしまいました。そしてだいたい並んだかなぁと思うと、誰かが飛び出したり・・・。自分のお場所に並ぶというだけでもちびっこ達には大変なものです。
ちびっこ達の合奏は、短い曲なので、合奏そのものはほんの短い間です。合奏している時間より並ぶのにかかる時間の方が長い！
「じゃあ、このお場所にまた並びましょうねぇ」とＤ先生は言うけれど、きっと毎日違う場所に並ぶであろうちびっこ達。小さい子にとっては「並ぶ」というのも一つの演技？と思って下さって、会の当日も楽しんでいただけたらと思います。自分はどこだったかなぁって、チョコチョコ迷いながら動く姿、かわいいですよ。