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私の修行空間

今日は天候のせいか身体が重く感じます。隣に大ホールが完成したので今日は一日掃除をしました。
新しい建物は気持ちいいもので畳の匂いもなんともいえない良さがあります。ほんの数か月前は何もなく空き地だった所にこれだけの空間を備えた建物が完成するなんてなんだか不思議な気持ちになります。

お釈迦さまは僧侶が修行する場所を精舎とよび、国の王様や大きな財力をもった商人によってその場所を布施という形で提供されました。僧侶たちはその場所を与えられたかぎりは責任をもって覚者になる義務があります。現代の日本仏教のお寺社会は一番基本の底のこの部分に大きなズレが生じてしまっています。

つまり皆が心よく布施をするようなお寺、僧侶のありかたが重要ですがそこの気持ちのつながりがないまま菩提寺、檀家の関係が成り立ってしまっているのです。ほとんど話したこともないお坊さんにお経をあげてもらう有難さ。
私も言える立場ではありませんが、少なからず信頼関係なくしてお布施は存在しないと思います。

このホールは私が建てたものでもなく、私の所有物でもありません。しかし、この場所を提供されて活躍の場を与えられているということに関してはお釈迦さまの精舎やお寺、お堂となんら変わりはないのです。

がらーんとしたはお寺の大きなお堂の伽藍からきています。つまり大きな空間ということです。
まさしくこの大ホールはがらーんとした体育館のような空間です。
これからが楽しみです。
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